ナスの育て方☆プランターで美味しく収穫!7つの手順


ナスの育て方のポイントさえ押えれば、初心者のプランター栽培でも収穫できます。そうだと分かれば、食卓に便利なナスだけに、挑戦したくなりますよね。実はベランダや玄関先など、ちょっとしたスペースでも作れるのです。

野菜作りは多くの方に人気の趣味ですが、広い畑で土づくりから、というと大変な作業なので、初めてではちょっとしり込みしてしまうもの。その点、ベランダでプランター栽培ができるなら、気軽に趣味の一環として楽しめます。

確かに初心者であれば、収穫が早い二十日大根や、育てやすい葉野菜など、家庭菜園で栽培されるおすすめ野菜は他にもたくさん!けれども、実のなる野菜は育てがいもあれば、料理のしがいもありますよね。

そこで今回は、そんな実のなる野菜のなかでも、調理の主役にもなって料理が楽しめる、人気のナスの育て方を、詳しくお伝えします。必要な道具やナスの育て方のポイントや注意点を参考に、プランターで挑戦してください。

 

ナスの育て方☆
プランターで美味しく収穫!7つの手順

 

必要な道具をそろえる

プランターでのナスの育て方に必要な道具は、コチラです。

【 ナスの育て方:必要な道具 】

・ 植え付けに必要な移植ごて(小さなシャベル)
・ 適した大きさのプランター
・ プランターの底に敷くネット(水はけを良くするためのもの)
・ ジョウロ

…などなど。

プランターにもいろいろな素材のものがありますが、日当たりによって移動させることなども考えると、軽いプラスティック製のものが扱いやすく、おすすめ!

他にお気に入りのガーデングローブなどもあると、お手入れも楽しくなりそうです。

苗を購入する

良い苗の購入でナスの育て方の大半は成功と言っていいほど。そのくらい苗の選び方は大事!気候が暖かくなると、たくさんの苗が販売され始めます。

【 ナスの育て方:苗選び 】

★ 多くの苗から、本葉が6~7枚付き双葉も残っているものを選びます。

・ その中でも株がしっかりとしていて、茎や葉の色も濃くイキイキしているのが良い苗!

茎が細く、茎の節と節の間隔が間延びしているもの、葉が変色したり虫がついているものは選ばないようにしてください。

 

植え付ける

水分を多く必要とするナスには、深さは30cmほどのプランターが最適!根を深く張れるほうがよく育つので、大き目の容量のものを選ぶのがナスの育て方のポイントなのです。

土は野菜用の培養土など、あらかじめ肥料なども配合されているものが、初心者でも扱いやすく、手軽で使いやすくおすすめ!

【 ナスの育て方:植え付け 】

① プランターの底にネットを敷き、土を入れていきます。

② この土に苗がすっぽり入るような穴を掘って、ポットから外した苗を植えます。

このとき、苗に付いている土を崩さないように、外してそのまま入れるようにすることも、初心者が意識したいポイント!プランターの長さは70cmあれば、株と株の間隔を30cmほど取って、2株植え付けることが可能です。

③ ナスの育て方では、苗の植え付け後に支柱も立てておき、支柱と苗はひもなどで軽く結んでおきます。

これは実がなった時に、その重さが掛かる茎を支えるものなのです。

 

水やりはたっぷりと

ナスは暑い地域が原産の野菜なので、暖かくて日当たりが良いところにプランターを置くのも、ナスの育て方のポイント。

【 ナスの育て方:水やり 】

★ 水やりは、土の表面が乾いたらプランターの底から水が出てくるほど、たっぷりあげます。

特に植え付けてからしっかり根付くまでの1~2週間と、生育し始めてからも暑い日などは注意!すぐに乾いてしまうので、土の様子をよく見て水が不足しないようにしなければなりません。

 

脇芽を摘んで実を大きく

ナスの花が咲いたころに脇芽を摘みますが、これは、ナスの育て方では茎を太く実を大きくするための大事なポイント!

【 ナスの育て方:脇芽摘み 】

★ 初めて咲いた花のすぐ下にあるふたつの脇芽を残して、それ以外を摘んでしまいます。

・ このときカッターなどを使うと刃から病気を媒介してしまうことがあるので、手作業で丁寧に摘み取ることが大切です。

脇芽をそのままにしておくと、枝葉が増えて風通しが悪くなり、病気の原因にも!しかも、養分が主枝に十分行かなくなってしまう点でも良くありません。早いうちに摘んでしまうのが、ナスの育て方のコツなのです。

 

肥料は十分に

植え付けたあと2週間経ったら追肥をしますが、養分が足りているかどうかは、ナスの育て方では、「花の状態」を見ることが秘訣!この見分け方を知っているか知らないかで、おいしいナスに育つかどうかが別れます。

【 ナスの育て方:肥料のあげ時 】

★ ナスの花は紫色なのですが…

・ 花が白っぽい色になっている時。
・ 中心のめしべよりも周囲のおしべが長い時。

…これたの状態が発見できたら、それは生育状態が悪いということ!つまり、肥料が足りていないというサインなのです。このサインを見つけたら、すぐに追肥をしてOKです。

 

ナスの収穫をする

【 ナスの育て方:収穫 】

★ 苗を植え付けてから約1か月で実が付き始め、その後約10日で収穫が可能!実の長さは10cmほどが収穫のタイミングです。

収穫期を過ぎても実を採らずにいると、栄養分が他の部分に行きわたらなくなってしまうので、適した大きさになったら、収穫しておいしくいただくことも、最後のナスの育て方での大切なポイントです。

 

いかがでしたでしょうか、プランターで出来るナスの育て方、手順やコツについてお伝えしました。ひとつの株からは、初心者でも上手に育てると、10~15個の収穫も可能なナス!ぜひ収穫して食卓を彩りたいものです。

ちなみに、ナスの育て方で脇芽を取るのは、実を大きくして収穫量を増やすための方法ですが、多少小さめのサイズで収穫していくのも、採った後に次々実が生っていくので、収穫量が結果的に多くなるもうひとつのコツでもあります。

小さめのナスは、薄切りし軽く塩モミして浅漬け風にして食べても、アクが少なく美味しくいただけますし、自分で作った野菜ですから生食でも安心して食べられるのが魅力!

野菜をいつもと違う食べ方で楽しめるのも、プランター栽培の楽しみです。本記事をきっかけに、おいしいナスをぜひ育てて味わってみましょう!

まとめ

初心者が、プランターでナスを育てるポイント

・シャベル、プランター、ネット、ジョウロを揃える
・苗は、本葉が6~7枚付き双葉を選ぶ
・植え付けは深めのプランターを選ぶ
・苗の植え付け後に支柱も立てる
・水は、土の表面が乾いたらたっぷり与える
・ナスの脇芽を早めに摘めば、実が大きくなる
・花が白っぽい、おしべが長ければ肥料を与える
・実の長さが10cmほどになったら、収穫のタイミング


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