夏の花インテリア☆お家で楽しむおススメ7つの花々

夏は植物が生い茂り、きらきらと輝く太陽の下で生命力が輝いて見える季節です。一方でガーデニングでは、強い日差しの影響で水分の蒸発が多くなるため、水やりや手入れには気を遣う季節でもあります。

夏の花には様々な種類のものがありますが、夏の日を浴びて比較的くっきりした鮮やかな花が多い印象があります。

インテリアとして夏の花を楽しむのであれば、鉢花か切り花ということになるでしょう。夏の花は春や秋に比べるとやや花の種類は少なめになり、水が腐りやすいこともあって、花持ちさせるには工夫が必要です。

切り花は購入後に切り口を切り戻したり、水揚げの処理をすると花持ちがよくなります。水をこまめに換えるようにすると、夏の花でも長持ちさせることができます。

これからご紹介するのは、インテリアとしてお家で楽しむ夏の花です。室内に夏の花を飾る時は、見た目も涼やかになるような爽やかなアレンジメントがおススメです。花とグリーンを上手に使って、夏のお部屋をセンスアップしましょう。

 

夏の花インテリア☆
お家で楽しむおススメ7つの花々

 

クレマチスをシックに飾ろう

初夏の鉢花として日本人に好まれてきたのがクレマチスです。キンポウゲ科クレマティス属で、茎が細く華奢で繊細な美しさを持つ夏の花です。日本では「テッセン」と呼ばれて生け花に使われてきましたが、最近は洋風の八重咲きやベル型のクレマチスも人気があります。

母の日などに鉢花として贈られることもあるクレマチスですが、切り花としてガラスや陶器にさりげなく挿すだけで、可憐で涼しげな雰囲気になります。ボリューム感のある八重咲きは華やかなアレンジにも向いています。

 

アジサイで梅雨時を爽やかに飾ろう

じめじめとした梅雨時にひときわ美しく咲くのがアジサイです。雨に濡れて咲くアジサイは、日本の初夏の風物詩とも言えるでしょう。アジサイはユキノシタ科アジサイ属の植物で、日本をはじめ東アジアが原産です。ヨーロッパで品種改良されたものも多く出回っています。

鉢花として楽しむ場合、夏の間は戸外の半日陰で風通しよく育てます。切り花として飾る場合は、こんもりした球状のかわいらしさを活かしてアレンジするのもおススメです。バラやチューリップなどの丸みのある花材を組み合わせるとフェミニンな印象になります。

 

ユリで室内を華やかにしよう

ゴージャスな印象の夏の花といえばユリです。端正な花姿のユリは種類がたいへん豊富で、100種類以上もの品種があります。ユリは飾るだけで甘い香りが広がり、凛としたたたずまいは清楚なアレンジにもぴったりです。

ユリの花はそれだけでも十分な存在感がありますので、主役として使います。白ユリは葉の尖ったグリーンと組み合わせてすっきりまとめると、夏らしいアレンジになります。ぴんと尖ったつぼみの形を活かして、高さのあるアレンジをしてもきれいです。

 

ヒマワリの存在感を活かそう

夏の花の代名詞と言えるのはヒマワリの花です。キク科ヒマワリ属のヒマワリは英名を「サンフラワー」と言います。夏らしい太陽を思わせる、パワフルな花です。花弁が黄色いオーソドックスなヒマワリだけでなく、最近ではオレンジや赤、褐色などの品種も出回るようになりました。

インパクトのある花ですので、お部屋に飾る時にはグリーンや実ものと組み合わせてすっきりさせるのがおススメです。ガラスの花瓶で涼しげに見せてもいいですし、籠に飾っても相性よく仕上がります。

 

キキョウで和のアレンジを楽しもう

キキョウは秋の七草の一つですが、夏頃にはフラワーショップに出回る花です。キキョウ科キキョウ属の花で、星の形に似た花姿が古くから親しまれてきました。風船のように膨らんだつぼみの先端が分かれ、一枚の花弁から星型が形作られています。

紫や白など見た目にも清楚な色のキキョウの花は、キキョウだけを束ねて飾っても涼しげです。和風の花器に生けるのも風情がありますが、意外にも洋風のアレンジに使うこともできます。特徴的な花姿が映えるアレンジを心がけるとよいでしょう。

 

アガパンサスを涼しげに飾ろう

アガパンサスは和名を「ムラサキクンシラン」とも言い、涼しげな雰囲気の夏の花です。すっと伸びた茎の先端に房状に小さなユリのような花をたくさんつけます。一房に30~50もの小花をつけると言われています。

アガパンサスは紫や薄いブルーの花で、お部屋に飾るだけで涼感を運んできてくれます。ひじょうに丈夫で育てやすいとされていますが、切り花にすると腐りやすいのでこまめに水替えをしましょう。洋風にも和風にもアレンジできる花材です。高さを活かして涼やかにアレンジするのがおススメです。

 

姫スイレンでビオトープを作ろう

水の中から美しい花を咲かせるスイレンの花に憧れる方も多いのではないでしょうか。姫スイレンという種類の小さなスイレンは、室内の金魚鉢やお茶碗などでも育てることができます。日当たりのよい窓辺や縁側でスイレンの花が咲いていたら素敵ですね。

姫スイレンはすり鉢状の鉢に専用土とビオトープ用の固形肥料を入れて、水を張って育てるのがおススメです。浮き草を一緒に入れたり、鉢の中でメダカを買うこともできます。ビオトープは見た目も涼しげで、インテリアとしてもおしゃれです。

 

インテリアとしてお家で楽しむことのできる夏の花の数々はいかがでしたか。暑い夏でもお部屋の中に美しい花があると癒され、元気をもらえそうな気がします。梅雨時や夏バテ気味で元気がない時にも、爽やかな花やグリーンを眺めるとなぐさめられ、力が湧くようです。

夏の花にもヒマワリのようなパワフルなイメージの花もあれば、キキョウやクレマチスのように繊細な印象のものもあります。気分や好みに合わせて取り入れ、様々なアレンジをして夏の花を楽しむことができます。

ガラスの器を使い、グリーンなど涼しげな素材と組み合わせると季節感のある爽やかなアレンジメントになります。また白やブルー、紫など寒色系の花を上手に使っても、清楚で涼感のある仕上がりになります。

夏の花を生活の中に取り入れて、季節感を楽しんでください。あなたらしい感性で室内を美しく飾りましょう。

 

まとめ

インテリアとして夏の花を楽しむには

・日本の初夏の定番、クレマチスでシックなイメージ
・初夏ならアジサイ!こんもりとした可愛さを残して
・凛とした存在感を出したいなら、ユリがおススメ
・インパクトのあるヒマワリで、元気を演出!
・和のワビサビを楽しむならば、キキョウが適役
・暑いなつに涼しい風を送るなら、アガパンサス
・水に浮かべる花、姫スイレンのビオトープに挑戦!


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