花の名前は、昔も今も親が名付けたい名前の上位に複数入っています。女の子なら、花の名前を使うことで、聞いた人が受けるイメージもいいですし、○○の花のように可愛く、美しく育って欲しいという願いも込められます。
しかし、花の名前を娘に付ける時には、事前にその花の知識が必要です。花の名前の響きやイントネーションだけで決めてしまうと、後からその花が持つ花言葉の意味が不吉だったり、自分たちがイメージしていた意味と全く異なる場合があるからです。
一つ一つの花が持つ花言葉には、様々な意味があります。美しさを意味する花もあれば、愛情や清潔さ、謙虚さなど女の子にとって、理想の意味も多いのも確かです。
ただ、嫉妬や復讐などちょっと怖い意味の花言葉を持つものも、多々あります。そこで本記事では、花の名前を女の子に付けたいご両親へ、おすすめの花の名前を花言葉の意味とともにお伝えします。
和風なイメージで芯の強さを感じさせる花の名前
★ 花の名前で最近人気がある「葵」
女優・宮崎あおいさんの可愛らしいイメージが強いですし、名前の響きも和風な印象というのが人気の理由でしょう。男性に付けているケースも見受けられますが、多くの場合は女性が多いです。
音読みで説く「あおい」の名前占いでは、優しい性格や誰とも平等に接する性格、そして、責任感が強く頼られる名前と解説されています。
【「葵」の花の花言葉】
・ 大望、大志、野心という将来大物になりそうな花言葉。
・ 気高い美しさや高貴という意味合いが含まれています。
そのため、容姿端麗で社会的にも成功する人間になってほしいと言う願いを込めるなら、最適な名前と言えるでしょう。純和風な花の名前である「葵」には、しなやかな芯の強さを持つ女性のイメージも持たれます。
清い心と親切という意味の「かすみ」
★ かすみ草の花の名前の一部をとった「かすみ」
様々な漢字のバリエーションで書き表すことができるので、画数を気にする場合にも、苗字と併せていい画数の漢字が見つかりやすいでしょう。
【かすみ草の花言葉】
・清い心や親切、幸福、無邪気です。
天真爛漫で無邪気、純粋な女の子になってほしいという願いを込めるなら「かすみ」がおすすめです。
精錬な和の女性の代表とも言える花の名前
★ 日本ならではの花の名前「さくら」や「桜」
花の名前と言えばこの「さくら」や「桜」を思い起こす人々は多いです。日本の名作映画シリーズ、「男はつらいよ」の妹の名前「さくら」としても、日本人には大変馴染みのある花の名前ではないでしょうか。
このように日本国内では精錬、清楚なイメージがあり親しみ深い名前ですが、実は日本人だけではなく桜は日本の国花、世界にも通用する名前です。
【「さくら」の花言葉】
精神の美や優美な女性です。花自体に女性という意味が含まれていて、しかも内面も外見も美しい女性になってほしいという思いを込めることが出来るでしょう。
この「さくら」ですが音読みの占いでは、積極的で活発なイメージが強い、そして何よりも「おしゃれ」な女性が浮かび上がってきます。
小さな幸せを愛でる、おしとやかな「すみれ」
★ 花の名前で、昔から根強い人気がある「すみれ」
「すみれちゃん」という名前の響きは可愛らしく、しかも上品な印象を受けるでしょう。音の響きから読み取る占いでも、信頼のある誠実な女性となっています。
芸能界で「すみれ」と言えば、石田純一と松原千秋の娘である、すみれさんがいますね。美しい方で、明るいキャラクターながらも誠実そうな人柄に定評があります。
【「すみれ」の花言葉】
・小さな幸せ、小さな愛、誠実という意味です。
将来、大物や立派にならなくてもいい、本人が幸せだと感じてくれる人生を送って欲しいそんな願いを込めたい人にオススメです。
可愛らしい印象と、社会的な活躍を備えた花の名前
★ 「桃」という花の名前を含んだ名付けも、人気があります。
「桃」「桃子」「桃香」などいくつかありますが、いずれもそのピンクの花が想像できるので、可愛らしいイメージがあります。ニックネームは「ももちゃん」になる可能性が高く、親しみやすいのも利点でしょう。
可愛いイメージが先行していますが、そもそも「桃」は昔から栄養満点で力が付く、元気になる食べ物と言われ、「桃太郎」の昔話がそれを彷彿とさせています。
【「桃」の花の花言葉】
・愛嬌
・天下無敵
愛想が良く、コミュニケーションが高い女性になってほしい、社会で活躍して欲しいという願いを込めることが出来ます。
純愛、純潔、無垢、威厳という意味の「ゆり」
★ 昔も今も「ゆり」を使った女の子の名前はお嬢様っぽい名前の代名詞です。
「百合子」「百合恵」などの名前を聞くと、ゆりの花の名前が入っているだけで、お嬢様っぽいイメージを描く人が多いはずです。
【「ゆり」の花言葉】
・ 純愛、純潔、無垢、威厳。
愛情深く、汚れがない、しかも威厳のある女性に成長して欲しいという願いを込めるにはぴったりといえます。自分の子供をお嬢様のように育てたい人にはおすすめの花です。
花の名前を使った女の子の名前は、時代の流行りや廃れにとらわれることなく普遍の意味を持ち続けることができます。
昔から普遍の花の名前は、長い将来へ向けて見ても、子どもにも周囲の人々にも受け入れやすい魅力があります。それは、将来的に両親から子どもが巣立った時、周囲の人々から、より抵抗なく愛されやすい。そう考える両親も少なくありません。海外でも「マーガレット」など、花のイメージから取った女性の名前は多いです。
このような理由から、いつまでも子供に気に入ってもらえる名前として、花の名前はまさにおすすめです。今回ご提案した花の花言葉には、美しさや純潔さ、また将来成功するというような意味が込められています。そのため、子供が将来的に自分の名前に誇りを持つことが出来るのです。
女の子に名前をつけるときには、社会に出て大きな野望を叶えて欲しいという願いや、純粋無垢でいて欲しいという願い、また、美しく育って欲しいという願いなど、親によって考え方は様々です。
自分たちが臨む子供の将来像をイメージして、花言葉から逆引きしていくつか花の名前の候補を出して決めていく方法もおすすめです。
まとめ
女の子の名前へおすすめ!花の名前に含まれる花言葉の意味とは
・和風な印象で人気の「葵」の花言葉は大志や高貴
・華やかな響きの「かすみ」の花言葉は清い心と親切
・日本ならではの名前「さくら」の花言葉は清潔、美人、優美
・昔も今も根強い人気の「すみれ」の花言葉は小さな幸せや愛、誠実
・可愛らしいイメージの「桃」の花言葉は愛嬌と天下無敵
・お嬢様っぽい印象の「ゆり」の花言葉は純愛、純潔、無垢、威厳