園芸店でお花や樹木のかわいらしい苗木が並んでいるのを見ると、ワクワクします。これからガーデニングを始めようと考えている人にとって、お花や緑に囲まれた暮らしを思い描くのは楽しいものです。しかし、実際には何から始めたらよいか悩んでしまうこともあります。
ガーデニング初心者は苗木を衝動買いしてしまう前に、まず道具をそろえるところから始めましょう。
ガーデニングの道具には、これだけはそろておきたい道具と、あると便利な道具とがあります。最初に必ずそろえておきたい基本的な道具を入手し、徐々にあると便利なものを買いそろえていくことをおすすめします。
初心者の方が道具を選ぶ際には、デザイン性よりも使いやすくて耐久性のあるものを選んでください。
今回ご紹介するのは、ガーデニング初心者におすすめの道具の数々です。基本的な道具から、作業をするのにあると便利な道具まで、その種類と選び方をご紹介していきます。
使っていくうちに自分にとってより必要な道具がわかってくることでしょう。あなたのガーデニングライフを快適にしてくれる道具を見つけてくださいね。
ガーデニング初心者必見!
とっても便利な7つの道具
土いじりには欠かせないシャベルを用意しよう
ガーデニング用のシャベルは、移植ゴテとも呼ばれています。土いじりには欠かすことのできない、ガーデニングの必需品です。先の細いものは鉢植えの植え替えをする時に役立ちますし、先が幅広のものは土を掘り返す時や苗の植え付けの時に便利です。
シャベルは素材や形も様々あり、価格もそれぞれですが、しっかりした造りで握りやすいものを選ぶようにしましょう。
最初は重すぎず握りやすいものを一本用意して、必要に応じて買い足していくことをおすすめします。
水やりに欠かせないジョウロ・霧吹きを用意しよう
ジョウロもまた、ガーデニングで必ずそろえておかなければならない道具です。やはり形や素材がたくさんあり、園芸店で迷ってしまうかもしれません。
初心者におすすめのジョウロは、蓮口の取りはずしが可能なタイプです。広い範囲にまんべんなく水やりしたい時には蓮口を付け、鉢や植物の根元に集中して水やりしたい時には取りはずして、ピンポイントで水をかけることができるからです。
また種まきの後の水やりなど、デリケートな水やりが必要な時には霧吹きが適しています。葉水をやる時にも使います。
多目的に活躍してくれるハサミを用意しよう
ガーデニング用のハサミは「園芸バサミ」と呼ばれ、植物を間引いたり、枯れた花殻を摘んだり、収穫したりと多目的に活躍します。刃はステンレス製のものが錆びにくく手入れもしやすいのでおすすめです。
持ち手は握りやすい形で、ラバーコーティングやビニールコーティングされているものが使いやすいです。
初心者はまず、1~2千円くらいの園芸バサミを1本そろえておき、必要が生じてきた時に剪定バサミや剪定ノコギリなどを買い足していくと良いでしょう。
あると便利な園芸グローブを用意しよう
ガーデニング用の園芸グローブは、あると便利なものの一つです。軍手や市販のゴム手袋でも代用できますが、園芸店で専用のグローブを買い求めても良いでしょう。
園芸店には実用性だけでなく、デザイン的にもかわいい園芸グローブが販売されています。
ガーデニングの作業は土をいじるだけでなく、植物のトゲや尖った枝先や葉に触れることもあるので、グローブをつけて手荒れを防ぎましょう。
目的に合わせて軍手やゴム製の手袋、革手袋などと増やしていくと何かと便利です。
ガーデニングにふさわしいウエアを用意しよう
ガーデニングをする時のウエアに決まりごとはありませんが、服が汚れることが多いのでガーデニング用のエプロンを用意しておくと便利です。
ポケットが多く、表面をビニールコーティングしてあるものが使いやすくおすすめです。屋外での作業になるので、紫外線を防ぐための帽子は必需品です。
また、ガーデニングシューズや長靴などもあると便利です。防水加工されている靴なら汚れにくく、作業がしやすくなります。動きやすくて機能的なウエアを選ぶようにしてください。
土のリサイクルに便利なふるいを用意しよう
ガーデニングで使う園芸用のふるいは、土のリサイクルをする時にそろえておきたい道具です。
手を使ってもある程度は古い根っこやゴミを除去することはできますが、細かい根はどうしても残ってしまうことが多いものです。古い土をふるいにかけることを「みじん抜き」と言いますが、みじん抜きをすることで根詰まりや通気性の悪さを防ぐことができます。
ふるいには粗目・中目・細目とセットになっているものがあり、使い分けることで良い土づくりをすることができます。
土や肥料の配合に便利な土入れを用意しよう
土入れとはプラスチック製やステンレス製のカップ状の道具で、土をすくうのに使われます。
植えつけの際などに土や肥料を配合するのに、あるとたいへん便利です。微妙な土の量を調整することができるので、作業がしやすくなります。
大きさには大・中・小とあり、鉢のサイズや土の量に合わせて使い分けます。粒の大きな鉢底石などもすくうことができます。背の部分が網状になっている土入れは、土をすくいながらみじん抜きをすることができ、目の細かい土だけを残すのに便利です。
ガーデニングでそろえておきたい道具をご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
ガーデニングは植物の剪定や水やりといった作業のイメージが強いかもしれませんが、それだけではありません。
地味な土づくりの作業こそガーデニングの基本であり、植物を元気に育てる秘訣なのです。シャベルやジョウロなど基本の道具を一通りそろえたら、ふるいや土入れといった土づくりの道具を増やしていくと作業が便利になります。
使いやすい道具がそろっていると作業効率がアップして、ガーデニングの楽しさも増します。初心者でも使いやすくて手に馴染む道具を選んで、あなたのガーデニングライフを充実させましょう。
まとめ
ガーデニング初心者必見!とっても便利な7つの道具
・土いじりには欠かせないシャベルを用意しよう
・水やりに欠かせないジョウロ・霧吹きを用意しよう
・多目的に活躍してくれるハサミを用意しよう
・あると便利な園芸グローブを用意しよう
・ガーデニングにふさわしいウエアを用意しよう
・土のリサイクルに便利なふるいを用意しよう
・土や肥料の配合に便利な土入れを用意しよう