【ハーブ種類】お肉に合わせておいしい7つのスパイス☆

最近、近所のスーパーに行くと、スパイスコーナーにはスパイスやハーブが所せましと並んでいます。デパ地下に行けば、今まで聞いたこともないスパイスや、見たこともないハーブが並んでいて、手に取っているだけで料理上手になれそうです。

スパイスやハーブには、食欲をそそるおいしそうな香りをつけたり、魚や肉など、素材の臭みを抑えてくれる効果があります。ハーブを上手に利用することで料理のおいしさがグンとアップします。ただ、どのハーブを選べばいいかちょっと迷う時がありますよね。

ハーブ種類選びのポイントは、なんといってもハーブと食材との相性です。相性の良い組み合わせを覚えておくとハーブを利用するときの応用が利き、料理の幅が広がります。

今日は、特にお肉と合わせておいしいハーブの種類を紹介していきたいと思います。

 

【ハーブ種類】
お肉に合わせておいしい7つのスパイス☆

 

ソーセージなどの詰め物には「セージ」を添えて

セージの歴史は長く、世界中で不老長寿のハーブとして高く評価されてきました。イギリスでは「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」という格言があるほど、セージの治癒力に人々は一目を置いていたようです。

セージには防腐作用があるため、防腐や香りづけによく利用されていました。

今は、実際に家庭でソーセージやハムを作ることはなくなりました。また添加物の開発によって、セージを市販のソーセージに混ぜることも減りました。

しかし、不老長寿のハーブとも呼ばれている頼もしいハーブです。ぜひ、ソーセージを食べるときに添えてみてはいかがでしょうか。

 

フランス料理の定番「ソレル」はいかが

フランスでは、古くから利用されている香辛料の一つです。水分が豊富でツンとした特徴である香りと酸味がある「ソレル」は、いろいろな料理に利用できます。

残念ながら乾燥させると香りがなくなるので、生葉をそのままサラダに混ぜでいただきます。

また、サラダ以外にも、肉料理のつけ合わせとして利用したり、ピューレにしてお肉のソースに使うとさっぱりとした風味が加わります。

ほんのり苦みの効いた大人のハーブ。脂っこい肉料理の付け合わせとして利用してみませんか。

 

肉料理にも「タイム」を試してみましょう

「タイム」は小さな葉のハーブで、気品のある清々しい香りとほろ苦い味が特徴です。

すっきりした香りのため、他のハーブと束ねてブーケガルニとして使われることも多いようです。

「魚のハーブ」と呼ばれるほど、魚介類と合わせたレシピが多いハーブですが、実は、防腐剤や保存剤として抜群の効果があるため、いろいろな加熱調理に向いています。

肉の煮込み料理や香草焼きとして利用することもできる便利なハーブです。

古代エジプトから効果が認められている「タイム」を魚料理だけに使うのはもったいない。ぜひお肉の煮込み料理のときにも試してみることをお勧めします。

 

アサツキのように「チャイブ」は使えます

すらりと細長く伸びたチャイブの葉は、料理の見栄えを引き立てます。

小口切りにして、オムレツやポテトサラダに混ぜたり、スープに浮かせると、彩りを添えきれいです。また、バター、チーズ、マヨネーズやヨーグルトなどに混ぜて楽しむこともできます。

アサツキによく似ているので、日本でもなじみが深く、和食にもよく合います。

風味がいいのは生の状態です。生か生に近い状態で食べるようにすると、よりチャイブの良さを実感できます。チャイブを練りこんだバターとニンニクで、お肉を焼くとさっぱりとして食べやすいでしょう。

 

「マジョラム」で消化を助けましょう 

マジョラムはオレガノの仲間で、香りも繊細で、おだやかに甘いのが特徴です。

生で食べてもおいしいのですが、乾燥しても香りがそのまま残るので、肉料理をはじめ、魚料理やチーズにも使うことができる万能ハーブです。

特に、トマトとニンニクと相性がいいため、トマトソースにそのまま入れることもできます。また、塩こしょうをすり込んだ骨付きのチキンにマジョラムとニンニクを挟んで、フライパンやオーブンで焼き上げると、マジョラムのほろ苦さが鶏肉に移り、香ばしい香りを楽しめるでしょう。

「マジョラム」には消化や、整腸の効果があります。肉料理を食べるときに添えてみてはいかがでしょうか。

 

癖になる香り「ローズマリー」にチャレンジ

ローズマリーはラム肉や豚肉などちょっと匂いに癖のある素材の臭み消しに利用されたり、また、鶏肉やジャガイモなど、淡白な素材の香りづけにすることもできます。

加熱しても香りが失われないので、グリル料理にも合います。

知名度が高く、独特の香りがするため知っている人も多いローズマリー。

手に入りやすく、料理のグレードが簡単にアップさせることができるおすすめのハーブです。

ローズマリーにも消化を助ける作用があり、肉料理にも向いています。

また、抗酸化があるので「若返りのハーブ」とも言われています。量を加減しながら使ってみてくださいね。

 

ひき肉料理には定番の「ナツメグ」です

「ナツメグ」は刺激のある甘い香りが特徴的で、加熱すると刺激だけが弱まって、甘さが引き立ちます。スパイシーな香りはアロマやハーブティーとしても人気があります。

「ナツメグ」といえば、ハンバーグというほど、ひき肉料理には欠かせません。

ロールキャベツを作るとき、ひき肉にナツメグを少し加えてこねておくと、出来上がった時に、ナツメグの何とも言えない甘い香りが立ちのぼり、ひき肉の旨味と絡んでとってもおいしく仕上がります。

ナツメグを入れるだけでいつものハンバーグが一気に本格化ハンバーグに変身します。一度試してみませんか。

 

いかがでしたでしょうか。

ハーブを使う量は料理によっても異なりますが、最初は足りないかなという程度から始めると失敗は少ないでしょう。

ハーブは苦手という方は、もしかするとハーブの使いすぎなのかもしれません。

料理のレシピに書かれている量をそのまま入れると、慣れないうちは多いと感じることがあるかもしれません。

ごく少量から初めて、慣れてきたら少しずつ量を増やしていくことをお勧めします。

ハーブには抗酸化作用など様々な効能があります。

日常的な料理にスパイスとして使うことで、そのメリットを簡単に得ることができます。

ハーブと素材の相性を少しずつ覚えて、ぜひ、スパイスを日頃に料理に加えてみてください。

あなたの創造と工夫とちょっとした冒険で、いつもの食卓が香り高い華やかなものになるでしょう。

 

まとめ

【ハーブ種類】お肉に合わせておいしい7つのスパイス☆

・ソーセージなどの詰め物には「セージ」を添えて
・フランス料理の定番「ソレル」はいかが
・肉料理にも「タイム」を試してみましょう
・アサツキのように「チャイブ」は使えます
・「マジョラム」で消化を助けましょう
・癖になる香り「ローズマリー」にチャレンジ
・ひき肉料理には定番の「ナツメグ」です


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