お肌のトラブルを解決するハーブの種類と使い方

お肌のトラブルを解決するハーブの種類と使い方
アロマに使われているハーブの種類や効能を調べていると、お肌のトラブルを改善してくれるものもたくさん見つかりますよね。

例えば、カモミールはアトピー性皮膚炎の改善や、アンチエイジング効果が期待できますが、ハーブを配合した化粧品は種類が多く、どの商品を買えばいいのか迷ったことがある、気になるハーブはあるけど、使い方が分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、敏感肌や乾燥肌でお悩みの方も安心して使える、スキンケア効果が高く肌のトラブルを解消してくれるハーブの種類についてお伝えします。

また、これらのハーブを使ったオリジナルの無添加化粧品の作り方も解説していきますので、ご自宅で作ってみてください。

ゼラニウムを使った美容オイル

アンチエイジングや保湿、ニキビに効果のあるハーブにはいくつか種類がありますが、特にゼラニウムは乾燥肌の方でも脂性肌の方でも副作用のようなものがないので安心してお使い頂けます。
このゼラニウムを使った美容オイルは、シミやシワを改善することができます。

よく洗ったオイル容器にキャリアオイル30ml、ゼラニウムの精油を3滴入れてかき混ぜます。手のひらの上でオイルを伸ばし、シワやシミが気になるところに優しく塗るだけで構いません。

 

ゼラニウムの美白パック

二つ目のゼラニウムを使ったスキンケアは、肌をワントーン明るく見せる美白パックです。

まずは小皿1枚、精製水、クレイ(粘土)、ゼラニウムの精油を用意し、小皿に精製水とクレイを大匙1ずつ入れ、ペースト状になるまで混ぜ合わせます。

ペースト状になったら、ゼラニウムの精油を1滴入れ、さらに混ぜ合わせ、肌に塗ったら、乾ききる前に洗い流しましょう。

ゼラニウムを使った2つの化粧品は、どちらも簡単に作れるので、ぜひゼラニウムのアンチエイジング効果を実感してみてください。

 

肌のタイプや用途に合わせた手作り化粧水

肌のタイプに合わせた2種類の化粧水と解消したいトラブル別にブレンドした精油を使います。

例えば、肌の乾燥の気になる方はしっとりタイプの化粧水を作って、ローズ2滴、カモミールローマン3滴を入れて化粧水を作ってみましょう。

用意するものは精製水45ml(さっぱりタイプの場合は精製水40ml+無水エタノール5ml)、キャリアオイル5ml、精油5滴、保存用の容器を用意し、キャリアオイルと精油を容器に入れて混ぜます。精製水を加えて混ぜたら軽く振って、肌に塗るだけという、手軽な化粧水です。

 

チンキを浮かべたお風呂に入る

お肌に効果のあるハーブとして、カモミールやエキナセアが有名ですが、いくつもの種類を試すのなら、チンキを作ってお風呂に浮かべるのはいかがでしょうか。

チンキとは、ドライハーブをウオッカなどのアルコール濃度の高いお酒につけたもので、お好みのハーブで作ることができ、長期間保存することもできます。

また、これを使った化粧水やクリームもあり、材料をそろえれば、自宅でオリジナルのスキンケア用品を作ることもできますので、試してみましょう。

 

ローズマリーチンキを使った化粧水

アンチエイジングに効果のあるハーブにはいくつか種類があると述べてきましたが、特にローズマリーに含まれるウルソール酸は、表皮のシワだけではなく、真皮のシワにも効果のある、とても珍しい成分です。

そのローズマリーチンキを使った化粧水の作り方は、ウルソール酸を抽出するための無水エタノール(注意:服用禁止)100ml、乾燥ローズマリー20g(生の場合は40g)を、煮沸消毒したガラス瓶に入れ、軽く振って馴染ませ、1ヶ月ほど保管すれば出来上がりという簡単なものですので、ぜひ手作りしてみましょう。

 

カモミールの手作り化粧水

ここまで、お肌に効果のあるハーブを数種類挙げてきましたが、やはり抗炎症作用や保湿効果など、カモミールのスキンケア効果は、どのハーブよりも優れているのではないでしょうか。

そんなカモミールを使った化粧水の作り方は、清潔なガラス瓶にグリセリン小さじ1、精製水50ml、カモミールの精油1滴を入れ、ガラス棒で混ぜるだけなのです。

使う前にパッチテストを行い、1週間から10日で使い切ることを心がけ、肌に合わない場合はすぐに中止してください。

 

肌荒れを改善するカレンヂュラオイル

スキンケアに効果のあるハーブは何種類もありますが、傷や粘膜の修復効果のあるハーブは少なく、中でもカレンヂュラから抽出したオイルは肌荒れを改善し、常温で日の当たらない場所に置いておけば、一年間保存することができるので、とても便利です。

作り方は、ドライカレンヂュラ20gをガラス製のジャーの八分目まで入れ、キャリアオイル200から300ccを注ぎ、蓋をして窓際に3日から一週間放置します。

抽出されたオイルはキッチンペーパーなどでこし、直接肌荒れした部分に塗れば効果的面です。

 

さて、今回はスキンケアに効果のあるハーブの種類や使い方、簡単に作れる化粧品についてお伝えしました。

アンチエイジングや肌トラブルに効果のあるハーブはたくさんありますが、それぞれの香りには好みがあるので、同じ成分のハーブでも好きな香りのものを選ぶと良いでしょう。

市販の化粧品にもハーブを使用しているものが販売されていますが、オリジナルの化粧品を作ると、自分の肌質に合ったものが作れますし、手作りする楽しさも体験できるのではないでしょうか。

ハーブはお肌以外にも様々な体の不調を改善したり、リラックス効果を持っているので、肌トラブルの原因となる体調不良やストレスも改善し、内側からも外側からも、きれいなお肌を保ってくださいね。

【まとめ】

ハーブを使ったスキンケアを始めるなら

・ゼラニウムの美容オイルを作ってみよう
・ゼラニウムの美白パックを作ってみよう
・肌のタイプや悩みに合わせたオリジナル化粧水を作ってみよう
・チンキを浮かべたお風呂に入ってみよう
・ローズマリーチンキを使った手作り化粧品を作ってみよう
・カモミールの手作り化粧水を作ってみよう
・カレンヂュラオイルで肌荒れを改善しよう


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