ほうれん草の育て方をマスター☆植えつけから収穫まで


ほうれん草の育て方は比較的簡単で、家庭菜園にピッタリの野菜です。おひたしは勿論、冬場は鍋のお供として大変重宝するほうれん草。栄養価も高く、食べれば健康や美容、体に嬉しい様々な効果も期待できますよね。

実は、そんなほうれん草はわずかなスペースや、道に面した露地などの痩せた土地でも育てることができ、家庭でも菜園を楽しむことができる野菜でもあります。プランターでも育てることができるので、都内に住んでいる方にもおすすめ!

また収穫までに必要な日数も1~2か月と大変短く、手軽に家庭菜園を楽しめます。そんな、ほうれん草の育て方なら、ぜひ挑戦したくなりますよね。

そこで今回は、植え付けから収穫まで、ほうれん草の育て方の基礎知識をお伝えします。手間も少ないので、家庭菜園初心者でも簡単に、ほうれん草の育て方をマスターできちゃいます!

 

ほうれん草の育て方をマスター☆
植えつけから収穫まで

 

ほうれん草の育て方、基本情報

ほうれん草は15℃~20℃の間で良く育ちます。そのため、栽培に適している時期は3月~5月と9月から11月、春と秋の年に2度育てることができます。

【 ほうれん草の育て方:旬の時期 】

★ ほうれん草の育て方はどちらも同じですが、寒さにあたると実が軟らかく育ちますよ!

・ そのため、一般的にほうれん草は秋と冬が旬とされています。

勿論、春のほうれん草もおいしいので、どちらの季節でも大丈夫です。次項から、そんなほうれん草の育て方、種まきから収穫までをお伝えします。

 

2種類の種と選び方

市販されているほうれん草の種には、普通の種と育ちやすいよう処理された種の2種類があります。

本来、ほうれん草の種は小さな殻で覆われています。そのまま植えると発芽が悪くなってしまうため、この状態の種はあらかじめ2~3日水につける下準備が必要です。

【 ほうれん草の育て方:ネーキッド種子 】

★ しかし、ネーキッド種子など育ちやすいよう処理された種には、この準備が必要がないのです。

・ 普通の種は処理のされている種に比べ、発芽にバラつきがあるため、初めての方は、ほうれん草の育て方がより簡単な、処理のされている種の方がおすすめ!

この種は、どちらもホームセンターで買うことができます。

 

ほうれん草を育てる場所

【 ほうれん草の育て方:場所 】

★ 育てる場所は、水はけがよく日当たりのいい場所がおすすめです。

また、光に当たりすぎると成長が進み、トウ立ちして味が落ちてしまうので、夜に家の光や街灯の当たらない場所で育ててください。

 

種まきの際の注意点

ほうれん草の種は土へ直接種を蒔きます。植えるときは、お米の様に横一列に一定間隔で種を蒔くと良く育ちます。

【 ほうれん草の育て方:種まきのポイント 】

★ その際、あまり列の間が狭すぎると、栄養を取り合い育ちにくくなってしまうことに!

・ そのため、列と列の間は30~50cm程度開けると良く育ちます。(狭いプランターの場合は、1つのプランターに2列程度がちょうどいいです。)

植える前に、あらかじめ土に棒やクワなどで蒔く際の目印になる溝を掘っておくと、まっすぐ綺麗に育ちます。

【 ほうれん草の育て方:植える時のコツ 】

★ 植える前に土を平らにならしておくことがおすすめ!

・ 植える際、土に凹凸が出来ていると、成長過程に差が生まれ、平等に間引きを行えなくなります。

あまり深く植える必要はなく、種を蒔いた後は1cm程度薄く土を被せてくださいね。

 

間引きについて

本葉が4、5本生えて来たら間引きを行います。たくさん生えた芽の中から、育ちの特別良いもの以外を抜いてしまいます。せっかく植えたものを抜いてしまうのか? と、はじめは戸惑う方もいますよね。

【 ほうれん草の育て方:間引き 】

★ 間引きの作業では、かなり大胆に抜いてしまって大丈夫です。収獲する芽以外、すべて抜いてしまいます。

収獲するだけならば間引きは1度で十分ですが、育て方や成長に合わせて2、3度行うと大きく育ちます。

 

水やりの際の注意点

ほうれん草は乾燥が苦手な植物です。そのため、土が乾燥してしまう晴れた日には必ず水を与えます。

【 ほうれん草の育て方:水やりの注意点 】

★ ただし、あまり与えすぎ、湿った状態が長く続いても病気にかかるリスクが高くなります!

・ 水やりはじめじめしにくい、晴れた日の午前中がおすすめです。

 

収獲について

【 ほうれん草の育て方:収穫 】

★ 本葉が20cmほどに成長した頃が収獲時です。

大きくなったものから順に収穫できます。あまり成長し過ぎるとトウ立ちし、味が落ちてしまうので、早めに収穫するのがおすすめです。

 

ほうれん草の病気や害虫

ほうれん草の育て方では、日当たりの悪く湿度の高い場所では、病気になりやすいので注意が必要です。

【 ほうれん草の育て方:連作には不向き 】

★ また、連作時にも病気にかかりやすくなってしまいます!

・ 再び育てたい場合は新しい土を使用するか、場所を移すと安心です。

害虫は他の野菜同様にアブラムシやヨトウムシなどが付いてしまうことがあります。虫は病気を運んでくることもあるので、見つけ次第薬剤を散布するなど対策をとることをおすすめします。

 

いかがでしたでしょうか。はじめにお伝えした通り、ほうれん草の育て方の魅力は、成長期間が短く、すくすくと育つこと!そのため、日に日に、目に見えて大きくなるほうれん草を見守ることができちゃいます。

このように自分で育てている野菜の成長を見守れる、というのも家庭菜園の魅力の1つです。

また、早く収穫したいという方や、成果を実感したいという方にもほうれん草の育て方はおすすめです。年に2回育てられるため、とてもお手軽に始めることもできます。

ただし、先ほどお伝えした通り、ほうれん草の育て方では連作ができない事は覚えておいてください。連続して育てたい場合は、春と秋で場所を分けるなど育て方に工夫が必要です。

とても簡単なので、ぜひ今回お伝えしたことを参考に、ほうれん草の育て方をマスターしてみましょう!

 

まとめ

ほうれん草の収穫までの育て方

・春と秋の年に2度育てることができる
・栽培時期は3月~5月と9月から11月
・種は加工されたものを使うと、育て方が簡単
・夜は光の当たらない場所で育てる
・乾燥させないよう、水やりはこまめにする
・収穫するもの以外の芽は、間引いてしまう
・十分に成長したら、収穫は早めに行う


連記事