ヒヤシンスの水栽培は簡単で、家でも気軽に楽しめると聞けば、ちょっと試してみたい方も多いですよね。ヒヤシンスと言えば、たくさんの群れで咲いていたり、香りが素敵なことで有名!
ヒヤシンスの水栽培だけではなく、花壇に咲いた沢山のヒヤシンスも花が咲くと圧巻。とてもゴージャスで、優雅に見える花を咲かせるヒヤシンスが、簡単に栽培できる方法が水栽培なのです。
ヒヤシンスの水栽培は、実はお花愛好家のなかでは有名な育て方でもあります。ヒヤシンスを水栽培で育てれば、お家の中で花の香りを充満させる楽しみ方ができるんです。ぜひキレイに花を咲かせるポイントを押さえて、手軽に咲き姿を楽しみたいですよね。
そこで今回は、ヒヤシンスの水栽培、キレイな花を咲かせるための手順とポイントをお伝えします。初めてさんでもこれで大丈夫!興味がある方ならぜひ、試してみてください。
ヒヤシンスの水栽培☆
初めてでも手軽に楽しめる手順とは
ヒヤシンスの特徴
ヒヤシンスは学校の教材としても使われることが多く、チューリップのように球根から成長する花。大体秋に土に植え、越冬して1月~3月に花を咲かせます。
【 ヒヤシンスの水栽培☆暑さに弱い 】
★ 暑さに弱く寒さに強いという性質なので、夏は「枯れた?」と思うほど、休眠中で葉っぱが枯れ枯れ…。枯れたと思って捨ててしまわないでください。
・ 土に植えているヒヤシンスは、葉っぱの所だけ切り落としてミカンのネットなどに入れ、軒下で乾燥させておけばOK!
ヒヤシンスがしっかり休眠して、また花を咲かせてくれるはずです。
ヒヤシンスの水栽培ができる品種
ヒヤシンスは水栽培ができる花ですが、その前に2種類の品種があることも、知っておきたい知識。ヒヤシンスには、「ダッチ・ヒヤシンス」と「ローマンヒヤシンス」という品種があるのです。
【 ヒヤシンスの水栽培☆品種を選ぶ 】
★ ヒヤシンスでも水栽培に適しているのは、花が豪華に咲く「ダッチヒヤシンス」。
・ 一方、ローマンヒヤシンスは庭向き。心配な方は球根を購入する際に、「水栽培用」とされているものを選べば間違いなしです。
ヒヤシンスの水栽培の始め方
ヒヤシンスの水栽培のメリットは、手入れがしやすいところ!庭に植えると水やりにいったん外へ出ないといけないなどなど、手軽さでは水栽培がダントツです。
【 ヒヤシンスを水栽培で育てるメリット 】
★ さらにヒヤシンスの花はとても香りがよく、水栽培に向いている「ダッチヒヤシンス」が見た目もゴージャス!
・ 部屋中に春の訪れのような香りが充満するのも、ヒヤシンスの水栽培が人気の理由です。
見て楽しみ匂って楽しめる…。そして手入れも簡単とくれば、ヒヤシンスの水栽培が人気が高いことも頷けます。特に初心者であれば、水栽培から始めてみてはいかがでしょうか。
ヒヤシンスを育てる準備
ヒヤシンスの水栽培で重要なのは、ヒヤシンスを育てる入れ物、ポットです。球根は水に濡れてしまうと腐ってしまいます。かといって水分がない状態では成長しません。
そこで、ヒヤシンス水栽培用のポットがあるんです。見てみると、あぁ~見たことある!と言いたくなるはず。
【 ヒヤシンスの水栽培☆ポットの準備 】
★ ヒヤシンスを水栽培するための「ポット」は、簡単に言うと、お酒を入れる徳利(とっくり)の首を、もっとキュッと締めて口の部分がもっと大きく広がった形。
・ 球根に水が触れるか触れないか…、という状況を作り出すためのフォルムがこの形なのです。ヒヤシンスの水栽培用のポットは、ガラス製やプラスティック製と、種類が豊富なのも、道具選びの面白いところ!
ちなみに、ガラス製は重たいですが丈夫で、長持ちするうえ、オシャレに見えるかもしれません。一方、プラスティック製は長期間使うと劣化しやすいですが、とにかく軽い!お世話がしやすいメリットがあります。
身近なものでヒヤシンスポットづくり
子供の理科の教材として育てることもある、ヒヤシンスの水栽培。その際身近なものでポットを作ることが多いです。ペットボトルの1.5Lや500MLのもので育てる方法もあります。ペットボトルなので、長期間には向きませんが次期の休眠までは使えるはず。
【 ヒヤシンスの水栽培☆手作りポット 】
① ペットボトルの4分の1ほどの所をカットする。
② 細長い胴の部分とカットされたじょうごの部分に分けれたら、胴部分のペットボトルに、じょうごパーツにある飲み口を差し込むようにセット。
③ セットされたじょうご部分に、ヒヤシンスを入れればOK!ペットボトルの胴部分には水が入る仕組みです。
ペットボトルでの栽培のメリットは、水替えがしやすいこと。じょうご部分をひょいと上げてしまえば、簡単に水替えができちゃいます!劣化してしまう弱点はありますが、手軽に作れることと、気分を変えてペットボトルを作り替えることも可能です。
いかがでしたでしょうか、今回はヒヤシンスを手軽に水栽培で育てる手順とポイントをお伝えしました。ヒヤシンスは夏は休眠し寒さに強い性質の花。ある程度寒さを感じないと花が咲かないか、うまく茎をのばせないまま、花が咲いてしまうことも…。
10月~11月ごろから育て始めるのがベストですが、寒さに強いヒヤシンスは、室内に入れなくても大丈夫!
12月ごろまではベランダなどに置いておき、寒さを体験させれば、春にきれいな花を咲かせます。一方、「あくまでも室内で!」という方なら、冷蔵庫に入れておくという方法も試してみてください。
最後に、ヒヤシンスの水栽培で重要なのが水替え!芽が出てくるまでは1週間に1~2回の水替え、芽が出てきたら月に2回程度の水替えを行うのが、最後のポイント。
さらに、成長するとだんだんと根っこが伸びてくるので、根っこも呼吸をするため、水に浸かりすぎないようにすることも注意点。根っこの先っぽだけが水に浸かっている状態が好ましい状態です。
ヒヤシンスは日なたが好きな花。芽が出たら日なたへ置いてあげて、良い香りと華やかな咲き姿を楽しんじゃいましょう!
まとめ
ヒヤシンスを水栽培で育てる手順とポイント
・水栽培なら、ダッチヒヤシンスがベスト!
・ヒヤシンス水栽培専用のポットで育てると失敗がない
・12月までは戸外で育て、芽が出たら日なたで育てる
・あまり温かすぎると花が咲かない
・寒いところで育ててもOK、室内なら冷蔵庫も可
・ペットボトルで手作りポットも作れる