お香でアロマ効果☆暮らしに役立てる、おすすめの香り

お香でアロマ効果☆暮らしに役立てる、おすすめの香り
お香は、日本で昔から愛されている香りの文化ですよね。でも「お香」と聞くと、弔辞のときの線香など、少し古臭いようなイメージを持っていたりもするのではないでしょうか。

でも実は、最近ではお香は、ぐっと身近な存在になってきているのです。昔ながらの線香以外にも、におい袋や練香、円錐型のお香など、見た目も可愛いものが数多く出回るようになりました。

お香専門店以外にも、アロマの専門店や癒し系の雑貨屋など、様々なところで入手できますし、お値段もお手頃。香りの種類も古典的なものから新しいものまでどんどん増えているので、アロマの一種として若い女性を中心に密かなブーム!

そんな、今大注目されているお香に、知らないままではもったいないですよね。そこで今回は、暮らしのシーンごとにおすすめの、お香の香りについてお伝えします。

 

お香でアロマ効果☆
暮らしに役立てる、おすすめの香り

 

ハーブ系の香り~仕事に集中したい時に~

ハーブ系とひとくちにいってもその香りは様々ですが、いずれも脳の働きを明晰にして集中力をあげてくれるのに役立ちます。

【 ハーブ系のお香を活用 】

★ 勉強や仕事を始める時に、香りがすぐに立つ線香や円錐香で香らせると、すっと集中モードに入っていけます。

・ 代表的な例は、ペパーミントやローズマリーなど。西洋のアロマテラピーから取り入れられた香り!

比較的新しく考案されたブレンドに用いられていることが多いです。

 

スパイス系の香り~創造力を高めたい時に~

スパイス系の香りとは、料理で使われるスパイスに想像されるような、スパイシーで刺激的な香り。実は、お香の世界では古くから、こうしたスパイスが重要な存在としてブレンドされてきました。

【 スパイス系のお香を活用 】

★ この系統の香りは、脳の機能を活性化させてくれるので、何かを作りたい時や、新しいことに挑戦しようとしている時などに香らせると、気分が引き締まります♪

・ 代表的な例は、スパイスの世界ではクローブとも呼ばれる丁子や、スターアニスと呼ばれる大茴香(だいういきょう)、シナモンと呼ばれる桂皮など。

和名だと知らないもののようですが、香りと嗅いでみるとよく知るあの香りか!と気付くのではないでしょうか。

 

樹木系の香り~リラックスしたい時に~

樹木系の香りとは、森林で嗅ぐような少し土臭いような落ち着いた樹木の香り。森林浴をしているような気分で、リラックスしたい時におススメ。

【 樹木系のお香を活用 】

★ 入眠効果も期待できますので、ベッドから少し離してうずまき香を焚いてみると、落ち着いた気分で眠りにつけます。

・ お香の世界で代表的なのはパチュリ―とも呼ばれるかっ香(かっこう)、甘松(かんしょう)など。

さらに最近では、ユーカリやティートゥリーなど、アロマでもお馴染みの香りが用いられることも増えています。

 

柑橘系の香り~明るい気分に切り替えたい時に~

柑橘系の香りは、お香の世界ではメインで使われることは少なかった香りですが、日本人に最も好まれる香りでもあることから、近年は新たにブレンド材として使われることが増えてきました。

【 柑橘系のお香を活用 】

★ 老若男女問わず好まれる爽やかな香りで、すっきりと明るい気分に導いてくれます。

・ 代表的なのは、ユズやオレンジ、グレープフルーツなど。同じ柑橘系でも、ユズは爽やかで落ち着いた雰囲気、オレンジは活動的なイメージと、香りのイメージが異なってくるので、お好きな香りを探してみてください!

ただし、お香としてはあまり長持ちする香りではないので、線香などで短時間楽しむのに向いています。

 

樹脂系の香り~ストレスがたまった時に~

樹脂系は、土臭い中に澄んだ甘さを感じる複雑な香りで、お香の中でも特に高価なものでした。特に、お香の香りを楽しむ香道においては、その複雑さから組香(複数の香りの中から同じ香りのものを嗅ぎわける遊び)で利用されるほど。

【 樹脂系のお香を活用 】

★ この香りには精神を落ち着かせてくれる効果があるので、ストレスがたまって精神的な疲労感があるときなどにおすすめ。香りも長持ちするので、匂い袋として持ち歩くのにも向いています。

・ お香の世界で代表的なのは、ベンゾインとも呼ばれる安息香(あんそくこう)や麝香(じゃこう)など。

麝香はムスクとも呼ばれる甘い香りで有名ですが、非常に貴重なもののため最近ではほとんどが合成の香料になっています。

 

エキゾチック系の香り~神秘的な気分に浸りたい時に~

エキゾチック系の香りは、甘さとウッディさが混ざったような、なんとも形容しがたい香り。アジア系の雑貨屋の周囲で独特のお香の香りが漂っていること、あるのではないでしょうか。

あの香りこそ、エキゾチック系の香り!濃厚な香りなので好き嫌いが分かれるところではありますが…。

【 エキゾチック系のお香を活用 】

★ エキゾチック系の深い香りは、精神を日常から切り離して、瞑想に向いた精神状態に導いてくれるんです。

・ お香の世界で代表的なのは、サンダルウッドとも呼ばれる白檀(びゃくだん)。そのほか、イランイランなどの異国情緒を感じさせるアロマも、近年では好んで用いられています。

ヨガやストレッチなどの際に線香を焚くと、高いリフレッシュ効果が期待できます♪

 

フローラル系の香り~不安な気持ちを忘れたい時に~

華やかな気分に導いてくれるフローラル系の香りは、日本のお香ではあまり用いられてこなかったものですが、意外とアジア圏やヨーロッパなどでは人気の系統。特にバラの香りは、東欧から中央アジアまでの広い地域で、古くからお香に用いられてきました。

【 フローラル系のお香を活用 】

★ この系統の香りは、ネガティブな気持ちに陥ってしまっている時に、不安や緊張から抜け出すサポートをしてくれるのが特徴。

・ 嫌なことがあったときや、翌日に大きなイベントなどを控えている時などにおすすめ。

代表的なのは、ローズ系のほかラベンダーやジャスミンなど。お香と聞いてイメージする香りとは違うかもしれませんが、アロマでもおなじみの香りなので馴染みやすいのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか、お香と聞いても、使われている香りの種類も聞いたことのないものばかり…と二の足を踏んでいた方は、その正体が意外とよく知っている香りだったことに驚いたのではないでしょうか。

そう思って改めてお香の世界を見てみると、最初の印象と異なる世界に気づく方々も多いのもお香の特徴。まず、香りの系統もお香の形態も様々なので、シーン別に使い分ける楽しみがあります。

また、元々香りがブレンドされたものから選べるので、ブレンドの知識が求められるアロマテラピーより、気軽に挑戦できそうなのが魅力的!

「なんとなく古臭い…」「種類が少なそう…」と思ってお香を敬遠していた方も、ぜひこれを機にお香の奥深い世界に足を入れてみてください。

まとめ

シーン別におすすめのお香の香り

・仕事に集中するなら、ハーブ系
・創造力を高めたい時は、スパイス系
・リラックスしたい時には樹木系
・明るい気分に切り替えるなら柑橘系
・ストレスがたまった時には樹脂系
・神秘的な気分には、エキゾチック系
・不安な気持ちには、フローラル系


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