野菜の育て方を品種別に紹介!初めての菜園作りの基本種目

健康に気を使っている方や、ダイエットしている方が注目する「野菜」。食べ終わった後に、もう少し食べたいけどもう野菜がない。ということもあるんじゃないでしょうか。野菜なら、カロリーも少ないし、健康に良いしもうちょっと食べても大丈夫なのに…。と思っても家に野菜がないことが多かったりしますよね。そこで大活躍するのが家庭菜園!

お店で買うと少しお値段のはる大好きなあの野菜や買うと量が少ないあの野菜。もっと食べたい!と言うその気持ちを叶えられる、野菜の育て方を勉強して、自分の手で育ててみてはいかがでしょう。野菜と言っても色々種類も豊富で葉菜類や、根菜類、果菜類があります。また、キノコや、果実なんかも家庭菜園で作れますね。

葉菜類は、キャベツのように葉の部分を食べる野菜。根菜類は、土の中で成長する人参や、大根なんかの事ですが、葉も食べられる野菜もあります。そして、果菜類は、果実の部分を食べるトマトや、ナスなどのことです。今回は葉菜類、根菜類、果菜類から初心者向けの野菜の育て方を品種別にご紹介します。

 

野菜の育て方を品種別に紹介!
初めての菜園作りの基本種目

 

葉菜類の初心者向け野菜「小松菜」

小松菜は家庭菜園でも人気が高い初心者向けの野菜で、育てやすい品種には「照彩」「みすぎ」「楽天」「よかった菜」「裕次郎」などがあります。まずはこの野菜の育て方を見てみましょう。小松菜は基本的に丈夫な野菜ですので、野菜の育て方は簡単。どの種を選んでも余程のことがない限り失敗することはないはずです。

①野菜の育て方で抑えておきたいポイントのひとつ、プランター。

小松菜を栽培するときのプランターサイズは小型タイプ(40㎝程度)以上のものを利用するのが良いでしょう。適応力の高い野菜ですから、少数の株なら植木鉢などでも十分に栽培することも可能です。

②土の準備をします。

最も簡単なのは市販の培養土を使うことですが、自分で作ってみたい!と思う方は、コチラの配合を使うと良いでしょう。野菜の育て方のなかでも土は重要な要素です。丁寧に作りましょう。

赤玉土7、腐葉土2、バーミキュライト1。それに石灰を用土10?当たり10~20gと化学肥料を用土10?当たり10~20gを混ぜ合わせる。

プランターに入れる用土の量は、ウォータースペースを残して、鉢の8分目程度がよいです。種を植える約2週間前には土づくりを完了させておくのがベストです。

③野菜の育て方、種まきから収穫まで

種をまくのは、秋が良いでしょう。寒さに強い野菜なので害虫の少ない冬に栽培すると被覆をしなくても育てることができます。しかし、いくらかは害虫が発生してしまうので見つけ次第駆除しましょう。

種まきは間引きしながら育てるので条撒きし、支柱などを使って深さ5mm程度のまき溝を作って種を撒くと条間は10㎝~15㎝くらいを目安にしてください。5cm間隔で点まきしても良いですが、後々の手入れなどを考えるとこちらがオススメです。

水はたっぷりとあげましょう。小松菜は乾燥してしまうとすぐ葉が傷んでしまいます。また防虫ネットを張れば害虫の心配もないので是非張りましょう。追肥は一週間に一度与えます。規定に薄めた液体肥料がオススメです。

発芽して混み合ってきたころ、隣の株とぶつからないように間引きを行い、間引いて元気がないように見えたら追肥を行いましょう。小松菜は植え替えができますので、間引いて空いた場所に植え替えを行えば無駄なく育てることができるのです。

収穫時期は、間引きを行う感覚で行い、草丈が20cm程になったら収穫しましょう。

次は、根菜類から1つ代表でご紹介します。

 

根菜類の中では一番の初心者向け「小かぶ」

かぶは、大、中、小と分けられますが、野菜の育て方に不安がある初心者におすすめなのは小かぶ。育てやすく、種まきから45~50日で収穫できます。

ただし、寒さには強いのですが暑さには弱いため日当たりの良い場所に置き乾燥したらたっぷりとお水をあげてくださいね。虫もつきやすいためこまめに注意をしてあげてください。

家庭菜園で育てやすい品種は「金町小かぶ」、「たかね」、「たかふじ」などです。また、夏にどうしても育てたいのなら夏なら「夏はくれい」などの耐暑性品種が良いです。深さが20cm以上の植木鉢やプランターを使いましょう。

①小かぶの種まきと時期

種まきは春まきなら、3~4月頃。秋まきなら、9~10月頃に行います。直接土にまくじかまきが基本です。プランターなら、2~3cmを目安にすじまきをしましょう。尚、春にまく場合害虫が多い時期になるので防虫ネットなどで覆っておくとよいでしょう。

土は、市販されている野菜用の土で育てられます。元肥が含まれている土、培養土だと便利ですね。

②野菜の育て方。間引きと追肥
種まきから2週間ほどで1回めの間引きを行いましょう。株間が 3 ? 5 cmになるように、育ちの良い株を残し、それ以外は抜いてしまいます。間引いた後はたっぷりと水をあげてくださいね。

1回目の間引きから 10 日ほどで本葉が 4,5 枚になった頃に 2 回目の間引きをします。2 回目は、株間が 8 ? 10 cmほどになるようにするといいでしょう。大きくなりすぎると間引きがしづらくなるため時期を逃さないように注意してくださいね。

最後の間引きが終わった後1回めの追肥を行います。追肥は1回分8株の場合は2~3g、18株の場合は5~6gの化成肥料をバラまき、2回目の追肥は、1回目の追肥の10日前後に同量の化成肥料を与えるといいでしょう。収穫時期は、35~80日後になります。目安は、根経が5~6cmになったらです。大きいカブから順に収穫していってくださいね。

では、最後に果菜類になります。

 

果菜類、お酒のおつまみの代表「枝豆」

枝豆といえばお酒のお供。いっぱいあればいいのにと思った人も多いはず。この枝豆も初心者に育てやすい果菜類のひとつなんです。その理由は害虫が少なく丈夫というところにあります。枝豆は大豆の若い緑色のさやを利用し、秋大豆と夏大豆があります。枝豆の多くは夏大豆の早生種が使われてことが多いのです。

育てやすい品種は、早生、中生、晩生などがあり、プランター菜園では栽培期間の短い早生種がお勧めです。早生種では「奥原早生」「白鳥」などがあります。プランターの深さは共通して20cm以上のもので、口径24cm以上の鉢に1株、幅65cm以上のプランターに3~4株目安が良いでしょう。

枝豆は春まきがおすすめなので、種をまく時期は4月~5月になります。できるだけ日当たりの良い場所におき、生育には、18度~28度が適温です。

①鉢底石を敷き詰めたプランターに培養土を入れ、ウォータースペースを2cmほどとり、土をならしましょう。巻き穴は深さ2cm、穴を15cmから20cmの間隔でまくとよいでしょう。

②一つの穴に3つ種をまきます。種が大きいため、少し深めに植えても大丈夫です。薄く土をかぶせたら、たっぷり水をあげましょう。また、種をまく時は鳥害を防ぐため防虫ネットをかぶせておくのが効果的です。

③苗から育てることもできます。鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。この時の培養土は肥料入りでなければ、肥料を混ぜ入れてください。元肥となります。

植える為の穴を掘り、そこに苗を入れ周りから土を寄せてあげましょう。ここでは、軽く押さえるようにするのがポイントです。土はいっぱいまで入れるのではなく、ウォータスペースを少し2cmほどとるのが良いです。

その後水をたっぷり与えましょう。また、複数の苗を育てるときは20~30cm間隔で植えてあげるとよいようです。

④間引き
本葉が育ってきたら間引きを行いましょう。一箇所、2本にします。小さいプランターなら、1本でも問題ありません。

⑤肥料や水やり
土の表面が乾いてきたら、水を十分にあげましょう。枝豆は乾燥を嫌いますのでこまめに水をあげるのがポイントです。また追肥はあまり必要なく、花が咲き始めたら追肥を行います。追肥の後、土寄せか土が減っていたら増し土を行うとよいでしょう。

⑥収穫時期
種まきからおよそ、40日前後で収穫ができます。さやが膨らんできたら、実が硬くならないうちに収穫しましょう。取り遅れると豆が硬くなってしまいます。また、枯れるまで置いておくと大豆として収穫が可能です。ただ、大豆を収穫したい場合は晩生種のほうが向いています。

 

以上が、初心者におすすめの葉菜類、根菜類、果菜類の代表者3つの野菜の育て方です。他にも色々初心者向けの野菜があります。例えば、葉菜類ならカイワレや、ミズナ、根菜類ならジャガイモや、ダイコンなんか初心者向けです。どの野菜もおすすめなので是非挑戦してみてくださいね。

慣れてきたらもっと難しい野菜に挑戦したり、もっと大きなプランターや畑で育てるのも面白いですね。自分で育てたらそれだけ美味しく感じますし、達成感も得られて、お財布にも優しくなります。

また好きなときに食べられるのも家庭菜園の魅力です。こかれら始めようと思っている方や、興味はあるけど、なかなか始められなかった方もこの機会に挑戦してみましょう。きっと美味しく育つこと間違いなしです。

 

まとめ

野菜の育て方を品種別に紹介!初めての菜園作りの基本種目

・葉菜類の初心者向け野菜「小松菜」
・根菜類の初心者向け野菜「小かぶ」
・果菜類の初心者向け野菜「枝豆」


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