レモンバームは放置もOK?家庭栽培のコツを伝授!

レモンバームは「レモン三銃士」と呼ばれる、レモンの香りが特徴的なハーブのひとつ。ちなみに「レモン三銃士」とは、 レモングラス・レモンバーム・レモンバーベナの3つのハーブを差しています。

レモンバームは長寿のハーブとして有名な、健康によいと話題の食材。利用しない手はありません。昔の人は、レモンバームの葉の形がハートに似ていることから、心と心臓をケアする薬として認識し利用していました。そして現在もなお、レモンバームの精油は多くの人達に親しまれています。

レモンバームにはアロマオイル(精油)などもありますが、レモンバーム自体がほぼ放置状態でも元気に育つ便利な植物。気軽に使いたいものです。そこで今回は、このレモン三銃士の長寿のハーブ「レモンバーム」について、家庭で気軽に栽培して効果を享受するポイントを解説します。

 

レモンバームは放置もOK?
家庭栽培のコツを伝授!

 

レモンバームの育った環境を理解する

レモンバームは耐寒性に優れ、-5度までは耐えられる強さを持っています。日当たりの良い場所を好み、少し湿った土がレモンバームを育てる環境としては、極度の乾燥はNG!

原産地は南ヨーロッパの地中海性気候の卓越した地域です。南ヨーロッパというと、オリーブやブドウなど乾燥に強いモノが農作物として育てられている所もありますが…。

【 レモンバームの育った環境 】

★ レモンバームはしそ科の植物。

・ 南ヨーロッパ原産とはいえ乾燥に弱い理由には、レモンバームが山間部の方に育つ特性を持つからです。

山間部の地域では、夏に冷涼な所があるようで、レモンバームの耐寒性は、そんな地域で育ってきたからなのです。

 

レモンバームを楽しむ時期は?

レモンバームには、白い花の咲く時期があります。レモンバームを香料として考え、利用する方には、レモンバームの収穫をしなければならない時期の目安にもなります。

【 レモンバームの白い花 】

★ レモンバームの白い花は、6月~7月くらいに咲きます。

・ 観賞用でそのままにしておく方もいますが、レモンバームの葉が硬くなり食用にはむかない状態となる為、花芽が出たら収穫時期の目安です。

 

レモンバーム栽培のコツ① 場所選び

【 レモンバームを置く場所 】

★ レモンバームは日当たりが良い所を好みます。

・ しかし、真夏の太陽のギラギラとした熱視線は、あまり得意ではありません。直射日光が当たるとレモンバームの葉が、日光により葉焼けを起こし黄ばんでしまいます。

葉焼けを防ぐ方法としては、日当たりは良いが、半日は日陰になるような場所が最も理想的です。もしそのような場所がなければ、木陰を選ぶか、遮光ネットを設置し、レモンバームを守るようにしてあげます。

 

レモンバーム栽培のコツ② 土づくり

【 レモンバームに向く土 】

★ レモンバームは、酸性の土に弱いです。

・ 日本の土はほぼ酸性の状態です。その為、レモンバームの植え替えを行う際は、植え替え一週間前までに、土に石灰をまき混ぜておきます。

そうすることで、酸性が石灰に中和され、レモンバームの好む土の状態が生まれます。

 

レモンバーム栽培のコツ③ 水やり

レモンバームは、湿った土を好みますが、「初心者にありがちな落とし穴」として注意があります。

【 レモンバームの水やりの注意点① 】

★ 水のやり過ぎに注意!

・ 根腐れを起こし、生育に影響が出てしまう他、枯れる危険性もあります。

【 レモンバームの水やりの注意点② 】

★ 水やりの時間にも、気を付けて!

・ 水やりは、基本午前中遅くとも9時ころまでに終わらせるか、夕方の涼しい時間に行う様に心がけます。

なぜなら、日中の気温上昇にともない、水が温められるとお湯になってしまうから…。すると根を痛める原因となるのです。ぜひ、水やりの時間は守って下さい。

 

レモンバーム栽培のコツ④ 摘花摘芯

レモンバームに限らず、ハーブの基本が摘花摘芯です。ハーブは、大体の種類で摘花摘芯を行い、葉の数を増やすよう脇芽を育てます

【 レモンバームの摘花摘芯 】

★ 株が2、30㎝程に成長したら、頭頂から10㎝ほどの所を園芸ばさみでカットします。

・ 脇芽を残すようにはさみを入れたら大丈夫なので、あまり神経質にならずに気軽な感じにチョキン! としてください。脇芽がどんどん成長し葉が増えていきます。

レモンバームの花芽がついたなら、花が咲くころには葉が硬くなってしまいます。根元から数えて一番最初の脇芽を残し、その上を切り落とし収穫するのもポイントです。

こうすると、新たに脇芽が成長しレモンバームを楽しめる他、根株の老化を防ぎ成長の妨げを防ぎます。

 

レモンバームの使い道

レモンバームを栽培したのはよいですが、繁殖力旺盛なレモンバームを大量に収穫した場合保存方法が気になりませんか?

【 レモンバームの保存方法 】

★ 「レモンバームが獲れすぎちゃって、困ったなー…。」となったら、時間のない方はアイラップに入れて冷凍保存です。

・ 冷凍した葉をそのまま砕いて使用することも出来る1番シンプルな方法です。

乾燥させてしまうと、レモンバームの大事な香りがどこかへ飛んで行ってしまうので、注意が必要です。出来ることならすぐにでも生で食べてあげたいのですが、なかなかに難しい時には、ぜひ冷凍保存を試して下さい。

 

いかがでしたでしょうか。冒頭でお話したように、レモンバームはその効果や効能から長寿のハーブと呼ばれています。園芸をはじめたばかりの方でも、条件さえ揃えたらどんどん育ってくれるのがレモンバーム。とても育てやすい部類の植物です。

忙しくて、毎日のように手をかけるのが難しい方には、レモンバームの放置栽培は最高の栽培方法になるはずです。何事も楽しくなければ、続けられませんよね。

ちなみに最後に保存方法に冷凍保存をおすすめしましたが、もちろん冷凍保存しなくても、料理に使ったり、枝葉を紅茶に使うなど、保存前の使い道は山ほどあります。美容にはレモンバームのフェイシャルスチーム!も人気があります。

他の保存方法なら、時間に余裕があるようなら「レモンバームをはちみつに漬け」も便利で美味しくいただけます。レモンバームのはちみつ漬けで、心の癒しタイムを過ごして下さい。

本記事を参考に、レモンバームを育てながら料理に紅茶に美容にと、レモンバームの魅力を実感して下さい!

 

まとめ

放置で育って楽チン便利。レモンバームの力を身近に!!

・レモンバームは山間地域の特性を持つ、寒さに強く乾燥に弱い植物
・レモンバームの白い花が6月~7月に咲いたら収穫を
・レモンバームは日当たりが良い、直射日光のない半日陰が理想的
・日本の酸性の土に弱いレモンバーム。土に石灰をまき混ぜておく
・水やりは朝か夕の涼しい時間に、水のあげすぎは根腐れの原因
・摘花摘芯を行い、葉の数を増やすよう脇芽を育てるのが基本
・アイラップに入れて冷凍保存!砕いて使える便利な保存法


連記事