芍薬の花言葉に学ぶ!大和なでしこ風女子を目指す秘訣

芍薬は、奈良・平安時代に薬用植物として中国から渡来しています。中国名の「芍薬」を日本ではそのまま漢字を音読みし「シャクヤク」と呼び始めました。渡来当初は日本でも、薬草としてだけの利用でしたが、その花の美しさから、室町時代後期ごろに観賞用として品種改良が始まりました。

品種改良された芍薬は、江戸時代には「茶花」として人気を集め、すっかり日本を代表する花になりましたね。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

芍薬といえば、私は、この言葉が思い浮かびます。そこに立っているだけで芍薬のように風情がある女性とは、どんな美しい女性なのでしょうか。口数が少ないけど、芯はしっかりしていて華のある人。大和なでしこのような女性でしょうか。

今日は、芍薬の花言葉から、大和なでしこ風女子を目指す秘訣を探ってみましょう。

 

芍薬の花言葉に学ぶ!
大和なでしこ風女子を目指す秘訣

 

「恥じらい」を忘れない

芍薬の花言葉「恥じらい」は、ギリシャ神話の逸話に由来します。医薬の神パイエオーンは、女神レトの陣痛を、芍薬の根を使って軽くしました。同時に出産を控える女性の「恥じらい」と「不安な心」を見事解消したと言われます。

初めての出産のときは、今まで経験したことがない痛みを感じて不安な気持ちになります。

他人に対する思いやり。それも大和なでしこに必要な要素の一つです。医薬の神バイエオーンのように常に弱い立場の人の味方になっていたいですね。

 

「清浄」を保ちましょう

ギリシャ神話では、芍薬を使って女神トレの陣痛を軽くしたように、古来より芍薬は薬効を持つ植物として広く知られていました。それは、中国や日本でも同じです。

「芍薬」は消炎・鎮痛・抗菌・止血など、数多くの作用があったので、数多くの漢方薬の中でも特に重要な植物として扱われてきました。「清浄」という花言葉は、このような生薬としての効能を表したものです。

大和なでしこを目指すには、白く柔らかい肌を目指して、スキンケアに力を注ぎましょう。肌の美しい女性は若々しく、清潔感が溢れているように見えます。厚化粧は禁物ですよ。

 

「威厳」を持ちましょう

牡丹の花と芍薬の花はよく似ています。どちらも華やかで、そして艶やで、見るものを圧倒するほどの美しさです。芍薬の堂々と咲く姿から「威厳」という花言葉も生まれました。

凛とした佇まいは、大和なでしこを目指す人女子には必須でしょう。「威厳」と言うと少し大げさですが、すらりと伸びた背筋、凛とした後ろ姿には、思わず見とれてしまいます。

日本の華道や茶道が姿勢から入るように、姿勢を正すことで、威厳のある佇まいを表すことができるでしょう。

 

「はにかみ」も適度に演出しましょう

芍薬は夕方になると花びらを閉じてしまいます。その様子を女性がはにかんでいるように描写して「はにかみ」という花言葉が生まれました。とても擬人的なたとえですね。

同じように、英語でも「顔を真っ赤にする」というという慣用句で“blush like a peony(シャクヤクのように顔を赤らめる)”という言い回しがあるそうです。西洋でも同じように見えるようですね。

ということは、はにかんで目を伏せてしまう女性の仕草は、西洋でも東洋でも好まれるということなのかもしれません。はにかむ姿で世界共通の魅力的を手に入れましょう。

 

「素直さ」は人の心つかみます

イギリスの民話の話です。照れ屋の妖精が芍薬の花に隠れると、芍薬も妖精と一緒に赤らんだという逸話があります。芍薬の花が妖精の気持ちに汲み取って自らの色を変化させたお話しですね。妖精に寄り添う芍薬の素直な気持ちからこの花言葉は来たような気がします。

素直な人というのはどこに行っても人に好かれます。素直に人の言うことを聞くことができる人は、実は自分がきちんとある人です。自分の意見があるから、相手も意見もよく聞くことができて、結果的によい人間関係を築くことができます。

妖精の気持ちをくみ取った芍薬のように、素直になって人と接してみましょう。

 

日本的な「つつましさ」を表現しましょう

芍薬は日本だけでなく、ヨーロッパ諸国でも愛されてきました。ヨーロッパで品種改良された芍薬には、日本の芍薬とは少し雰囲気の異なる、オリエンタルで妖艶な雰囲気を持った花が存在するそうです。

フランスでは「聖母のバラ」、スペインやイタリアでは「山のバラ」とも呼ばれる芍薬。バラにも匹敵する美しさです。もしかすると、芍薬の甘い香りが、バラと似ていることもそう呼ばれる要因なのかもしれません。

ヨーロッパでは芍薬から東洋の神秘を感じています。東洋から渡ってきたこの芍薬の花に、日本の大和なでしこが持つ「つつましさ」を垣間見ているのかもしれません。

 

「謙虚」なことは美徳です

芍薬は、分枝をせずにまっすぐ天空に向かって伸びて行きます。その姿がどれだけちやほやされても、ぶれずに謙虚に咲いているように見えます。

大和なでしこ風に見られるためには、相手を立てる姿がポイント。会議で自信を持って、堂々と振る舞うことも素敵です。

仕事では自分の意見を通すことも時には必要でしょう。でも、空気を読んで、臨機応変に一歩下がることができる人は、もっと素敵です。謙虚な女性からは、他の人にはない知性が隠し見えるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

芍薬はあまりなじみがない花かもしれません。ことわざでしか知らないという人もいるかもしれませんね。ちょっと渋くて、高価なので、めったに花束に登場する花でもないですし。でも、西洋では特に人気があって、東洋の美しい女性に例えられるんですよ。

最後に大和なでしこ風を目指すために秘訣をもう一つ。それは、教養です。社会のこと、政治のこと、そんなことは別に知らなくても日常生活には影響はないかもしれません。

でも世間知らずのお嬢さんは芯のある大和なでしこを目指すことはできません。本を読んで知識を付けることは、人としての深みを付け、大きな財産になります。

ぜひ、表面だけではない本当の「大和なでしこ」を目指して頑張ってください。

 

まとめ

芍薬の花言葉に学ぶ!大和なでしこ風女子を目指す秘訣

・「恥じらい」を忘れない
・「清浄」を保ちましょう
・「威厳」を持ちましょう
・「はにかみ」も適度に演出しましょう
・「素直さ」は人の心つかみます
・日本的な「つつましさ」を表現しましょう
・「謙虚」なことは美徳です


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