ティーツリーのアロマをご存知でしょうか?気分をリフレッシュさせる森林の香りは、清涼感が魅力です。もちろん頭をすっきりさせる効果があるのですが、それだけではありません。
ティーツリーが昔から重宝がられる由縁は、その殺菌効果です。さらに最近では新型のインフルエンザにも効果があるとされた事からも、自然由来のもので予防や対応が出来るティーツリーを、薬箱に置く家庭が増えました。(もちろん、インフルエンザですから、まずは病院へ行く事が先決です。)
今回はそんなティーツリーの薬箱に置きたい効能と、家庭で使う場合の注意点をお伝えします。一回では書ききれないほどの効果が詰まったティーツリー。まずは本記事の使い方から、少しずつ使い始めてみませんか?
ティーツリーを一家にひとつ!
家庭で役立つ効能と注意点
ティーツリーで風邪の予防、回復
ティーツリーは、体の免疫抵抗力も高めてくれる効果が期待できます。また、ティーツリーの抗菌作用によって、風邪を予防する事もできるのです。とくに、風邪の症状が強く出て、感染力の高いインフルエンザの予防には、気を付けたいものです。
【 ティーツリーの風邪予防、回復 】
★ そんな時、ティーツリの精油をマスクに少量垂らし、身に着けたなら、ティーツリーの抗菌力が保護してくれます。
健常者ばかりなら、大事に至ることは少ないのでしょうが、高齢者や妊娠中の方がいる家庭では注意に注意を重ね徹底した予防につとめたいものです。
ティーツリーで水虫予防
足の指と指が密着している人、革靴やブーツなどを長時間履いているような人は、要注意です。夏場は特に、蒸れやすい時期だし、足先が不衛生になりやすいので、意識して予防していきたいものが水虫です。そんな時、ティーツリーの殺菌効果が役に立ちます。
【 ティーツリーで水虫予防 】
★ ティーツリーは、水虫の原因である真菌に効くという研究が進んでいます!
・ ティーツリーの効果は、市販の水虫薬と相応の効果を持つと言われています。
水虫の発生は、指の間だけではありませんよね。足の指の爪にも水虫は発生します。爪に水虫が出来ると、外用薬ではなかなか治りにくいのです。ぜひ積極的にティーツリーを活用して下さい!
ティーツリーで足の消臭も!
女性にとっては水虫も大敵ですが、足の匂いも気になるところではないでしょうか。足の消臭には、水虫予防と同じように毎日のフットケアが大切です。ティートリーオイルを使って、より自然な療法で効果的に消臭ケアをしませんか?
【 ティーツリーで、足の匂いを撃退! 】
★ ティーツリーオイルを薄めたお湯で足先をキレイに洗浄し、乾燥させるだけ!
・ また、ティーツリーを足湯に使うと、足の殺菌効果により、ニオイを抑える働きが期待できます。
手軽に出来る方法ですから、毎日のシャワーやバスタイムのついでに、習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。
オーストラリアでティーツリーと言えば
ティーツリーオイルの大きな特徴は、殺菌効果。刺激が強い分注意点も理解した使用が不可欠ですが、その分皮膚炎にあたるヘルペスや湿疹などにも使われて来ました。
取り分け先住民がティーツリーを医療品として利用していた、オーストラリアでは「ニキビと言えば、ティーツリー」なのです。
【 ティーツリーでニキビ対策 】
★ 綿棒の先にティーツリーを湿らせて、ニキビに付けます。
・ ただし、あくまでも綿棒の先でちょんちょん、程度で抑えて下さい。十分に効果がありますし、あまり広い範囲では刺激が強すぎて、逆効果になります。
虫刺されやアトピーにもティーツリー
このように皮膚炎に効果的なティーツリーは、免疫効果もあるため、アトピーの自然療法としても重宝されています。虫刺されなどあらゆる皮膚のトラブルに使われています。ニキビと同じく、綿棒の先でちょんちょんと、付けるだけ。
【 ティーツリーで皮膚炎対策 】
★ 広い範囲なら、ティーツリーを水で薄めてスプレーにしても。
・ 十分に希釈する必要があるので、50mlにティーツリーオイル10滴ほど垂らして完成です。
このティーツリースプレーは虫除け対策としても使えます!天然成分ですので、市販品よりも持ちは悪いかもしれませんが、持ち歩いてシュッシュと活用してはいかがでしょうか。
気になる鼻詰まりに「スースーバーム」
咳き込む子どもの胸にお母さんがくるくると円を描いて、「スースーする」ヴェポラップと言う商品を覚えているでしょうか。このクリームも実はティーツリーで手作り出来ます。名付けて「スースーバーム」。
【 ティーツリーの「スースーバーム」 】
材料)
・ ミツロウ … 大さじ1
・ スィートアーモンドオイル … 60ml
・ ティーツリー … 30滴
作り方)
① ミツロウ・オイル、共に湯せんで溶かします。
② ここにティーツリーを30滴垂らす
③ 箱に流してから、10分ほど固める
ティーツリーが30滴である必要はなく、ラベンダーなど他のエッセンシャルオイルも混ぜながら合計が30滴になっても問題はありません。レモンやユーカリと合わせるのがおすすめです。
使う前に知っておきたいティーツリー
ティーツリーを使いこなすには、効果はもちろんのこと、やはりその注意点も把握していなければなりません。ティーツリーの効果は多岐に活躍できることをご理解していただけたところで、ティーツリーを使う上で、気を付けたい点をお伝えします。
【 ティーツリーの注意点 】
★ 原液の誤飲
・ エッセンシャルオイルを摂取したり、直腸へ投与したり…という話はありますが、どれも、医療行為に当たるもので、一般人が手を出してよい行動ではありません。
なぜなら、ティーツリーの精油には、毒性が確認されているからです。お世辞にも美味しい代物ではないので、大人が口にしたら直ぐに気づきます。特に子どもに注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。オーストラリアでは先住民が医療品として暮らしに取り入れ、戦時中には軍隊の薬箱にも入っていたと言うティーツリー。その殺菌作用がちょっとしたケガや虫さされ、皮膚炎などに役立つのです。
その他にもシラミやフケなど、頭皮にも活用できるティーツリー。希釈濃度などいくつかの注意事項さえ守れば、万能薬として活躍してくれるはずです。最後にお伝えした誤飲や、原液の広い範囲の湿布などだけ気をつけて、上手に暮らしに取り入れて下さい。
最後にお伝えした誤飲が心配なのは、やはり赤ちゃんです。赤ちゃんや幼児の手の届かない場所に置くことは十分に注意して扱います。エッセンシャルオイルは最近ではドロッパーが付けられているので、一時期よりもずっと安全になっています。
本記事をきっかけにティーツリーを家庭に置いて、自然の力で家族を元気にしちゃいましょう!
まとめ
ティーツリーを家庭の薬箱に入れたい理由と、注意点
・風邪予防と回復にも、ティーツリーの殺菌効果
・女性が気になる水虫対策にも、ティーツリーを活用!
・水虫と共に解消したい足の匂いは、ティーツリーの足浴で解消!
・綿棒の先に湿らせたティーツリーで、ニキビを撃退!
・虫刺されやアトピーにも。広範囲ならティーツリースプレー
・ミツロウとオイルとティーツリーで、「スースーバーム」
・ティーツリーを薬箱に置くのなら、子どもの誤飲に注意!