トマト栽培のコツを伝授!プロが教える7つの秘密


トマト栽培のコツを知れば、野菜作り初心者でも成功確実!美味しくて大きなトマトをたくさん収穫できれば、毎日の食卓に便利ですよね。家庭菜園で栽培される作物の中でも、人気の野菜がトマト。

確かに誰でも始められそうな、初心者定番の野菜ですが、他の野菜同様に好む環境や良く育つお手入れの仕方、たくさん収穫できる、トマト栽培のコツがあります。このトマト栽培のコツを知ってると知らないとでは大違い!

野菜のプロが行っている裏ワザを取り入れて、トマト栽培のコツに挑戦すると、自己流で育てた時との差にきっと驚くはずです。せっかく大事に育てるのですから、同じ手間をかけるなら、より大きく美味しく育った方がいいですよね。

そこで今回は、野菜のプロなら知っている、美味しく大きく育てるトマト栽培のコツについて、お伝えします。

 

トマト栽培のコツを伝授!
プロが教える7つの秘密

 

トマト栽培の、苗選び

トマト栽培ひとつ目のコツは、良い苗を選ぶこと!種から育てるのは、なかなか難しいので、5月を過ぎ暖かくなってきたころに苗を購入して植えるのが育てやすいです。

【 トマト栽培のコツ:苗の選び方 】

★ 葉が濃い緑色で厚みとツヤがあり、茎がしっかりと太く節と節の間隔が短いものが定植に向く良い苗です。

・ 葉が縮れているものや、ひょろっとした細い苗は避けてください。

 

トマト栽培の、土づくり

トマト栽培のコツふたつ目は、水はけと日当たりのいい場所を選び、トマトに合った土づくりをすること!トマトなどナス科の植物は、連作障害を起こしやすいので、前の年にナスやトマト、ピーマン、ジャガイモを植えた場所は避けます。

【 トマト栽培のコツ:土を耕す 】

★ 幅70㎝~1m、高さ10~15㎝ほどの畝を立てて、植え付けの10日前までには苦土石灰で土壌を中和し、深く耕して土づくりをします。

・ 畑の中央30㎝の深さに元肥を入れ、良い実が付くために必要なリン酸も施して埋め戻しをして下さい。

水を撒いたら、土の上にビニールマルチをかけておくことも忘れずに。株の間は50㎝、列の間は45㎝ほど開けて、マルチに直径8㎝の植え付け用の穴を開ければ、完成です。

 

トマトの苗を植える

トマト栽培3つ目のコツは、適した時期に植えること。霜が降りる心配のない、5月の初めから中旬ころまでがいい時期で、根つきを良くするため、植え付けは晴れた暖かい日の午前中に行います。

【 トマト栽培のコツ:苗植え 】

① 水を入れたバケツに苗をポットごと入れて、しっかりと水を含ませ、引き揚げます。

② 水を切った苗をポットから抜き(土は崩さないように)、7~8㎝の深さに掘った穴に植え付け!

③ 仮支柱を立てて苗を支え、風よけの寒冷紗かビニールトンネルをかけて完成!

 

本支柱を立てる

【 トマト栽培のコツ、本支柱 】

★ 植え付けて1週間経ったら、丈夫な合掌型の立て方で本支柱を立て、茎を支柱に結わえます。

・ 成長期には、2・3日に一度は様子を見て、伸びた茎を支柱に結わえていくようにしますが、このとき花が通路のほうへ向くようにすると、実に日が当たりますし、収穫も楽になります。

ちょっとしたことですが、これもトマト栽培のコツ、プロが行っている工夫なのです。

 

トマトの摘芯をする

摘芯とは、脇芽を摘んで主枝の成長を助けることで、これがトマト栽培の5つ目のコツ。葉の付け根の部分の、葉と葉の間に出てくる小さな芽を摘み取るのですが、刃物を使うとウィルスを媒介してしまうことがあるので、かならず手で摘み取ってください。

【 トマト栽培のコツ、摘芯 】

★ 芽が大きくなってからだと、取った後の切り口も大きくなり、病気の元になるので、摘芯は芽が小さいうちに行うのが大切です。

 

手入れの仕方

トマトは湿気に弱く、水のやりすぎは病気を招く元!よほど雨が少ないときで無ければ、頻繁な水やりは不要なのです。実は少し乾き気味の方が、うまみのあるおいしいトマトに育ちます。

【 トマト栽培のコツ、花の摘み取り 】

★ 大きな実をたくさん作るためにプロが行っているトマト栽培のコツは、ひと房に付いた花を4~5輪残してあとは摘み取ること!

・ さらに着果ホルモン剤をかけて、トマトが実をつけやすいように処理をしています。

ホルモン剤はひと房に3~4輪の花が付いたら、花だけにかける薬剤。これでトマトが受粉しやすくなります。量はひと房にひと噴きで十分!他の部分にはつかないように手などでガードしながらかけてください。

ただし、二度かけは実の変形を招くので、かけた部分に目印を付けるなどして注意しながらかけてください。

 

病気や害虫の予防

トマトの病気は数多く、一旦かかると回復しづらいので、まずは予防が重要!アーチパイプなどを立てて、雨が当たらないようにすると、梅雨時に発生しやすい病気の防止に効果的です。

【 トマト栽培のコツ、病気や害虫 】

★ アブラムシなどの害虫は、刷毛で落とすなど手作業の駆除が有効!

・ 虫が発生するのを防ぐためには周囲の雑草を刈ったり、時には最小限の薬剤を散布するなど対策もしなければなりません。

 

いかがでしたでしょうか、トマト栽培のコツについて、プロの知恵をお伝えしてきました。苗が大きく育ち、トマトの実が真っ赤に色づいていくのはとても楽しみ!トマトは開花して約ひと月で収穫時期を迎え、次々に実をつけていきます。

収穫に適しているのは、へたの近くまでしっかり色づいたもの!朝の涼しいうちに、ヘタのすぐ上をハサミで切って収穫し、味わってみてください。毎朝採れたてのトマトが味わえるなんて、苦労して育てた甲斐があるというものです。

健康にもいいトマトに関する言い伝えでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」なんて言葉もあります。お医者さんが要らなくなってしまうほど栄養豊富なトマト、お伝えしたコツを参考に、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください!

 

まとめ

トマト栽培のプロのコツとは

・葉が濃い緑色で厚みとツヤがある苗を選ぶ
・植え付けの10日前までには土を耕す
・苗植えは暖かい日、時期に行う
・植え付けて1週間経ったら支柱を立てる
・芽が小さいうちに摘芯して、主枝を育てる
・着果ホルモン剤で受粉を助け、実の付きを良くする
・病害虫の対策を!梅雨時は雨が当たらない工夫で予防


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