上手なトマトの育て方に必要な5つのポイント

上手なトマトの育て方に必要な5つのポイント
自分で育てたトマト
が食べられたら嬉しいですよね。トマトはビタミンCやカロテンを豊富に含み、サラダには欠かせない人気の野菜です。何となくトマトの育て方は難しそう・・・と思っていませんか。実は、水やりや風通しなど、いくつかのポイントを守れば、初心者でも育てることができるのです。

トマトは元々、中南米の山岳地帯が原産なので、生育には強い日差しと乾いた気候が一番適しています。日本では4月上旬〜6月下旬に植え付け、5月中旬〜9月上旬までに収穫するのが一般的です。

夏野菜の定番であるトマトですから、気温が高くなり過ぎない春に植えて、夏には育った実が楽しめるというわけです。そこで今回は上手なトマトの育て方に必要な5つのポイントについてお伝えします。

 

上手なトマトの育て方に必要な

5つのポイント

 

丈夫な苗の選び方

トマトの育て方でまず大切なのは、良い苗の選び方です。トマトを種からの育てるには、温床の準備などさまざまな知識が必要なため、初心者には苗から育てることをおすすめします。

特徴としては、節の間隔が短く、太くて緑色の濃いものがよい苗です。葉は、厚みがあってツヤがあるものを選びます。中には、葉が黄色くなってしまっているものや、縮れているものがありますが、これらは避けるようにします。

苗の選び方については、あまり難しく考えず、元気で健康そうな苗を選んであげることがトマトの育て方に成功する近道だと言えますね。また、第1花房(一番下の花房)が咲きかけになった苗があれば、それは植え付けのタイミングがきている苗なので、土の準備をして植えてあげましょう。

 

トマトに適した土づくり

苗が育つ土台となる土作りは、トマトの育て方において重要なポイントです。トマトの場合、用土には赤玉土、腐葉土、バーミキュライトの3種類を混ぜて使います。それぞれの配合は全体を10とすれば、赤玉土6.5に対して腐葉土が2.5、バーミキュライト1です。

それに石灰(用土10Lに対して10g)混ぜます。 さらに、植え付けする1週間前に化学肥料を用土10Lに対して10〜30gを入れて準備しておきます。そしてプランターならば、土をいっぱいまで入れるのではなく、全体の8部目くらいまでにしておきます。

またプランターの場合、用土の排水性が上手く育てられるかどうかを左右します。水はけを良くするため、プランターの底部分に鉢底石を必ず入れておきます。ちょっとしたポイントが、トマトの生育に影響しますので、忘れないようにしてください。

 

トマトの支柱の立て方

トマトは育てる上で、支柱が必要となります。なぜトマトに支柱が必要かと言うと、それは品種改良の中でより実が大きく、より背が高くなるように変えられてきたからです。そうすると、トマトは自分で体を支えることが出来ないため、支柱が必要となるのです。

では、トマトの育て方に不可欠なこの支柱は、一体どれくらいの長さのものを使えばよいのでしょうか。一番適当だとされているものは1.8mのもので、地上部分が1mになるようしっかり土に埋め込みます。植えてから2〜3週間もすれば、本枝が大きくなってくるので支柱に結んであげます。

この時、つぼみの反対側に支柱を立て、ひもで結ぶのがポイントですよ。トマトをすくすく大きく育てる環境作りとして、支柱はとても重要な役割を果たしますので、しっかり準備してあげましょう。

 

水やりと追肥のタイミング

トマトの育て方で注意すべき点が、水やりについてです。トマトは元々乾燥した土地で育ってきた植物のため、水やりは控えめに行ってください。苗を植えてから1週間くらい経ったら、第3花房(下から3つ目の花房)の開花までは極力控えます。この時、葉が丸まってしまうことがありますが、そうなるくらいまで抑えるのがコツです。

実がなって、収穫が始まったらトマトの状態を見ながら水やりの量を調整します。追肥は、第1果房が膨らみ始めたころに1回目を行うと良いです。初の果実が肥大してきたら、60cmプランターなら15gほど株の周りにまいて土と軽く混ぜ合わせ株元に寄せます。

あまり早いうちから追肥をすると、花が落ちやすくなり、実がならないこともあるので、注意が必要です。3週間に1回のタイミングで追肥を繰り返します。トマトの育て方においては、水も肥料もあげ過ぎには注意が必要、ということを覚えておいてくださいね。

 

わき芽の摘み方

トマトを育てる上で忘れてはいけないのは、わき芽の存在です。わき芽とは、トマトの主枝と葉の間に出てくる芽のことです。このわき芽が出てきたら、必ず摘み取ってください。トマトの育て方において、葉の管理は重要です。

わき芽をそのままにして、葉が大きくなってしまうと、果実に太陽の光が当たらなくなってしまってトマトの食味も落ちてしまいます。トマトは無駄な葉が多いと、葉の方に水分や養分が行ってしまい、果実のつきが悪くなります。また風通しも悪くなり、結果として病気にかかりやすくなります。

病気対策としてもわき芽を摘み取ることは大切なことなのです。トマトの育成には、日当たりと風通しも重要な要素なので、こまめにわき芽はチェックして、しっかり全体の葉の状態を見ておくことが大切です。

 

いかがでしょう。トマトの育て方のコツは、一度慣れてしまえば簡単にできるものが多く、どれも難しくないものばかりです。まずは丈夫な苗を選び、トマトを育てる土台である土はバーミキュライトを含む3種類の土を混ぜて作ることでした。

また、大きな実がなってもしっかり支えられるよう、支柱も忘れずに立てます。それらの基礎ができれば、あとは肥料を足してあげる追肥のタイミングと水やり、それに葉の管理としてわき芽を摘み取ってあげるという点だけ気を付けてケアします。

手間のかかる作業ではないので、これらのポイントさえ守れば、たくさん実を付けてくれるようになると言われています。自分で育てたトマトを、朝食やサラダの具材に収穫してそのまま食べる、とても素敵なことですよね。

初心者であっても、トマト作りはプランターを使ったベランダ菜園から気軽に試せますので、簡単なコツを守りながら挑戦してみてはいかがですか。育てる楽しみだけでなく、食べる楽しみがついてくるトマト作りの面白さをぜひ味わってみてください。

まとめ

トマトを上手く育てるには

・丈夫な苗を選ぶ
・トマトに適した土づくりをする
・トマトの成長に欠かせない支柱を用意する
・水やりと追肥のタイミングに注意する
・わき芽の確認をする


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