チューリップの育て方と聞くと、「球根植物は手入れが難しい!」とイメージしますよね。けれども実際にチューリップの育て方を知っていくと、意外と種から育てる植物よりも、簡単だったりします。
その他にも春の花と言えば桜がありますが、家庭で育てる植物としては、少々難があります。そこで、春の花の代表、チューリップの育て方を知れば、季節を感じる庭やベランダが出来上がります!
さらにチューリップは、「チューリップ祭り」が開催されるほど人気の花でもあります。フラワーギフトとしても愛されているので、卒業や入学のちょっとしたお祝いに、育てたチューリップを切り花にして贈るのも、素敵です。
そこで今回は、花壇に咲いているチューリップも可愛いですが、マンションなど限られたスペースでも可愛く咲かせることができる、鉢植えのチューリップの育て方を、お伝えします。
チューリップの育て方☆
鉢植えで可愛く花開くポイント
チューリップってどんな花?
皆さんはチューリップがどこの国の原産かご存知ですか?チューリップと言ったら、オランダが原産国と思う人もいるかもしれませんが、実は違います。
★ チューリップの原産国はトルコです!
そこから中央アジアやヨーロッパ、そして世界に広がりました。さて、チューリップには何種類の品種があるか知っていますか?100や200という数ではなく、なんと今分かっているだけで5000品種あると言われています。
チューリップの育て方:おススメ品種
現在は1000種類のチューリップが世界各国で栽培されています。ではその中から、どんなチューリップがあるのかをお伝えします。
チューリップの育て方を知る上で不可欠な種類として、一重早咲のチューリップがあります。
【 チューリップの育て方:おススメ品種 】
・ アプリコットビューティー
・ インゼルなど。
多くの人々がイメージするのがこれらの品種なのです。
【 チューリップの育て方:区別 】
・ 原種
・ 早生種
・ 中生種
・ 晩生種の4つに区別され、15系統に分けられています。
その中には、一重咲きや八重咲き、ユリ咲き、パイロット咲きなど花弁の形も違ったり、花弁の枚数も違ったり…、とにかくたくさんの品種に分けられています。チューリップの歌にあるような赤・白・黄色だけでなく、今では紫やピンク2種類の色が混ざっているものもあります。
チューリップは球根植物
チューリップの育て方を知る時、忘れてはならない点が、チューリップは広く知られているように「球根植物」であると言うこと。球根植物の代表格でもあります。
【 球根植物のチューリップの育て方 】
★ 球根植物は花壇などの地植えはもちろん、プランターや鉢植えでも可愛いチューリップを咲かせることができます!
鉢植えやプランターでのチューリップの育て方で、準備する鉢はコチラです。
【 鉢植えのチューリップの育て方 】
★ 準備する鉢
・ 鉢植えを購入する場合は、深さのある鉢を選びます。
6号鉢ほどの大きさが初心者にはおススメです。チューリップは根っこがぐんぐん伸びるので、深い方がいいのです!
球根を買いに行こう!
鉢植えやプランターの準備ができたら、チューリップの選び方で最も大切な、球根選びです。球根選びから、チューリップの育て方は始まると言っても過言ではありません!
チューリップも種があるのですが、種から育てると花が咲くまでに、なんと5~7年もかかってしまいます。なので基本的には球根から植えます。
ここで、キレイな可愛い花を咲かせるなら、5つの注意点を頭に入れておいて下さい。
【 チューリップの育て方:球根選びのポイント 】
① 球根が大きくてツヤがあり、ふっくらしているもの。
② 球根の薄皮にツヤがあるもの。
※ 万が一、薄皮がはがれてしまっても大丈夫です。③ 全体的に締まっていて、手に持ったときにずっしりと重みを感じるもの。
④ カビが生えていたり、病気にかかっていないもの。
⑤ 大きなキズや破損がないもの。
この点に注意をして、多くの球根から選んでいきます。
少しのキズなら大丈夫ですが、なるべく傷のないものを選んで下さい!
チューリップの育て方:植え付け
チューリップの育て方は、案外初心者の人でもとても簡単です。チューリップを育てるときには、専用の培養土を使うことで、初心者の人が感じる難しさも、より解消します。
【 チューリップの育て方:植え付けのポイント 】
① 球根を植え付ける深さは、ブランターならだいたい3cmくらいです。
・ 鉢植えだと1つ植えるのが精いっぱいですので、もし数本植えたいという場合はプランターで植えます!
② チューリップの球根の平らな面を下にして、植えて下さい。
③ プランターで植える場合は、球根の向きを揃えてあげると、キレイに咲き揃えることができます。
チューリップの育て方:水遣り
そして、チューリップの育て方で重要なのが、水遣りです。植え付けは10~11月なので土の中で冬を越すのですが、冬でも水遣りを怠ってはいけません。
【 チューリップの育て方:水遣り 】
★ 乾燥に弱いので、しっかり水を与えてあげて下さい。
この水遣りを欠かさずに行えば、品種にもよりますが3月下旬には可愛いチューリップが咲いてくれます。
来年も可愛いチューリップを
チューリップの育て方は、可愛い花が咲いた後でもポイントがあります。と言うのも、チューリップは多年草。花後の手入れをして、毎年可愛い花を咲かせる事ができるのです。
そこで、多年草のチューリップの育て方で重要な掘り上げです。
【 チューリップの育て方:堀り上げ 】
★ 掘り上げた球根を土を落として、日陰で1週間くらい乾燥させる事を、「堀り上げ」と言います。
・ 乾いたら、皮や根を取り除いて風通しがよく、涼しい場所に保管して下さい。
天気のいい日を選んで、堀り上げ作業を行うようにして下さい。チューリップの育て方に、この掘り上げ作業を加えるだけで、来年も可愛いチューリップを咲かせます!
いかがでしたでしょうか。難しそうで、実は簡単なチューリップの育て方を知ると、明日からでも育てたくなってきますよね。春を告げてくれる可愛いチューリップ。咲くと気持ちまで穏やかに過ごせる、と人気の春の花です。
鉢植えで1輪ももちろん可愛いですが、欧米では丸い大きな鉢植えに、ラウンド上に球根を植え付けて、色んな色を咲かせて楽しむアレンジも人気があります。
鉢植えやプランターで育てるチューリップの育て方では、植え付けの時に地植えよりも少し浅めに植える事も、ポイントのひとつです。
チューリップの花言葉は「思いやり」。春先と言ってもあまり遅いと、花期が短いチューリップだけに萎れやすくもなります。3月~4月の早い時期に、これから蕾が開きそうなチューリップを、あなたの大切な人へ贈っても素敵です。
まとめ
プランターや鉢植えで育てるチューリップのポイント
・チューリップの品種は5000以上もある
・可愛いチューリップを咲かせるためには、深さのある鉢植えを選ぶ
・チューリップの育て方は、球根選びから始まっている
・鉢植えで毎年咲かせるためのコツは掘り上げ