野菜栽培で失敗しがちな悪環境を改善する7つの方法

寒い冬が終わり春になると、地温の上昇とともにたくさんの植物が芽生えてきます。この時期になると、畑または家庭菜園の準備が始まりますね。農作業を始める前は、今年はどんな作物を植えようか考えたり、色んな夢が膨らんだりします。

でも、自分で作った苗を畑に植えていってもうまく育たなくて、最終的に枯れてしまうことが多いです。初めて農作業をしたときは、天気が良くなかったんだなと諦めていましたが、枯れた原因は天気だけでないんですよ。

野菜栽培において、立派な野菜を作るために、気をつけなければならないことがあります。同じ失敗を繰り返して悪循環にならないように、野菜栽培において気を付けるべき7点のポイントを整理していきましょう。

これから畑を始める人や農作業に興味があるけどまだ経験したことがない皆さん、一緒に農作業について勉強していきませんか?

 

野菜栽培で失敗しがちな
悪環境を改善する7つの方法

 

年間栽培計画を立てる

はじめに、今年一年間の年間栽培計画を立てます。年間栽培計画とは、一年間の間に栽培する作物をどこに植えるか決めることです。農作業を始める前からしっかり計画を立てることで、どこに何を植えたかわかりやすくなり、大きな失敗が少なくなります。

年間栽培計画を立てる時に注意すべきことは、前年度の年間栽培計画を把握してから今年度の栽培計画を立てることです。

野菜には連作障害というのがあって、同属の作物を同じ場所に植え続けると、病気が発生しやすくなり失敗の原因になります。そのため、年間栽培計画を立てることはとても重要なんです。

 

苦土石灰をまいてPHの調整をする

日本は天候の関係により酸性寄りの土壌が多く、そのままの状態で野菜栽培をすると、ほとんどの野菜が枯れてしまいます。日本で栽培できる作物のほとんどが酸性土壌を苦手としているので、土壌を改善するために苦土石灰をまく必要があります。

苦土石灰は前年に植えた作物の根っこなど、今年の栽培に邪魔になるものを枯らして掃除してくれます。また、酸性土壌寄りのPHを中和して野菜栽培に適したPHにしてくれます。

土壌の状態を野菜栽培に適した状態にすることで、苗を土壌に植えた時に根付きやすくなります。野菜栽培に必要な第一歩をしっかりすることで、これからの作業もやりやすくなっていきます。

 

土をしっかり耕してふかふかの土壌を作る

大根や人参など根菜類と呼ばれている、地中の中の根っこの部分が育ちその部分を食用にする野菜は、土をしっかり耕す必要があります。根菜類は土の中に固い部分があると、その先に育っていくことができないため、いびつな形に変形した野菜ができてしまいます。

しっかりとした根菜類を作るために、耕運機などを使ってしっかり土を耕しましょう。また、土をふかふかに耕した後は、野菜に必要な栄養分を与えるために肥料をまきます。肥料をまく量は年間栽培計画書を見ながら、植える作物によって変わります。

 

有機肥料と無期肥料を使い分ける

しっかり耕してふかふかになった土に栄養を与えるため肥料をまきますが、その肥料にも色んな種類があります。肥料をまいてからすぐに土壌の栄養分になり、作物が栄養分を吸収しやすい即効性のある肥料と、緩やかに効果がある遅行性の肥料があります。

有機肥料は基本的に遅行性の肥料で、無期肥料は基本的に即効性のある肥料です。有機肥料というのは牛糞や魚粉などがあり、無期肥料は化成肥料のことですね。年間栽培計画を見て、秋植え栽培もする場合は有機肥料も混ぜることで、秋植えの時に栄養が効いてきます。

即効性の肥料を随時あげればいいのでは?と思われがちですが、有機肥料には土の中にある良質なバクテリアを増やす働きもあります。そのため、有機も無機もバランスよくまいた方がいいですね。

 

畝を作って苗を植えるか種をまく

苦土石灰をまいた後に肥料をまいてから一週間ぐらいたつと、土壌の状態がよくなってきます。この状態になってからは、いつでも苗を植える、または種をまくことができます。苗を用意する方法は2パターンあって、事前に自分で苗作りをする、またはホームセンターなどで苗を買ってきます。

年間栽培計画を見ながら、どこに何を植えるか決まったら、苗を植えるための畝つくりをします。なぜ畝を作るかというと、土壌の水はけを良くするためです。

水はけが悪い土は、根っこや地中のいもなどが腐りやすくなってしまいます。種をまくときは、種袋の裏に書いてある種のまき時をしっかり守りましょう。

 

適切な苗の距離感を維持しよう

苗を植える時に気をつけなければならないことは、苗と苗の間をしっかりあけることです。この間隔が狭い場合、苗の成長が悪くなり病気も発生しやすくなります。この状態がひどくなると、片方の作物だけ育ち成長が鈍くなった作物は、やがて枯れてしまいます。

このような栽培方法をすると、収穫予定の野菜の収量が少なくなり、結果的に失敗してしまいます。適切な距離を維持して、できるだけ多くの苗を植えることで、畑の大きさにおける最大収量を獲ることができるでしょう。

欲を出しすぎても作物は枯れてしまいますので、適正距離をしっかり見極めましょう。

 

種類別野菜の特徴を理解して適切な栽培を心がける

ここまでしっかりできたならば、次は自分の植えた野菜について学んでいきましょう。野菜は野菜でも数多くの種類があり、それぞれの個性を生かした栽培をするのが大切です。

例えば、トマトの場合は極力水を与えるのを避けることで、とても甘いジューシーなトマトができます。

ビニールハウスでトマト栽培をしている農家さんが、水をほとんどあげずしなっとなっている状態で育てているのは、激甘のトマトを作るためです。このように、植えた野菜のことをより詳しく知ることで、野菜の質や収量をあげることができます。

水の上げ方、追肥の仕方、収穫適齢期、など覚えることがたくさんあります。手をかけてあげればあげるほど、野菜もかわいく思えるので自分の大切な人のように大事にしてあげてくださいね。きっと、野菜も愛情に応えて収穫時期にはおいしい野菜を実らせてくれますよ。

 

いかがでしたか。簡単にですが、野菜栽培における失敗しやすい悪環境を改善する7つの方法を紹介しました。始めはやらなければいけないことがたくさんあるので、時間がかかってしまいますが、始めをしっかりやっておくと後が楽になります。

手をかけて愛情を与えれば与えるほど、収穫時の喜びも格別になり新鮮な野菜を食べた時は感動するでしょう。基本的なことをしっかり覚えたら、後は本を見ながらでもいいので、少しずつ覚えてみてください。

無農薬で野菜を作りましたら、収穫したての野菜を軽く水洗いして、食べてみてくださいね。栄養たっぷりの新鮮な野菜を食べれば、きっと元気が湧いてきます。

収穫した野菜をお世話になってる方々へ、プレゼントすると大変喜ばれますよ。家庭菜園程度の農作業でもいい運動になるので、農作業をして自然の恵みをいただいて、健康的になりませんか。

 

まとめ

野菜栽培で失敗しがちな悪環境を改善する7つの方法

・年間栽培計画を立てる
・苦土石灰をまいてPHの調整をする
・土をしっかり耕してふかふかの土壌を作る
・有機肥料と無期肥料を使い分ける
・畝を作って苗を植えるか種をまく
・適切な苗の距離感を維持しよう
・種類別野菜の特徴を理解して適切な栽培を心がける


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