花図鑑で冬に咲く花を調べてみると、意外とその種類が多く、しかも美しい花が多いことに気づきます。花といえば、「春や夏に咲く花が美しい。」「春の花が好き。」と言う人が多いのですが、意外にも花々は人間が思う以上に寒さに強く、冬に華やかに美しく咲く花々もたくさんあるのです。
確かに花図鑑で冬に咲く花の姿を見ると、その花の姿形は春や夏にかけて咲く花とは、一風変わっていることに気づくはずです。色や形がしっかりとしていて、強く生き抜く生命力のようなパワーを感じるのです。だからこそ、花図鑑の中でではなく、寒い冬景色のなかでその花束を贈られると、キラキラと輝き美しく映るのかもしれません。
寒い冬でも、太陽の光を一生懸命に浴びて咲かせる花は、芯がしっかりしていて健気という印象を受けませんか?そんな冬に咲く花は、もちろん人に贈る花としてもオススメです。
そこで今回は、寒い冬こそ大切な人に贈りたい花言葉を持つ花々を、花図鑑から9つピックアップしてご提案いたします。クリスマスに記念日に、ギフトに添えても喜ばれます。
花図鑑、冬に咲く9つの花と、
その花言葉
冬の遠い恋人をロマンティックに彩る、クリスマスローズ
花図鑑でクリスマスローズを見てみると、白くてひっそり。かつ穏やかに咲いている謙虚な姿ながら、ノスタルジックな美しい花に映ります。そんなクリスマスローズの花言葉は、「私を忘れないで」「慰め」です。
中世のヨーロッパでは、兵士が戦場に行く前に、妻や恋人にクリスマスローズをあげたとも言われています。転勤中の家族や、遠距離恋愛中の恋人達にもおすすめです。
★ クリスマスローズの花言葉
「私を忘れないで」「慰め」
シクラメンの色で気持ちを伝える
シクラメンの花言葉は、その花の色によって正反対です。シクラメン全般としては「はにかみ」「遠慮」という意味ですが、赤のシクラメンは「嫉妬」、白のシクラメンは「清純」です。
花図鑑におけるシクラメンを見てみても、白のシクラメンと赤のシクラメンでは全く異なる印象を受けることがわかるでしょう。
シクラメンと言えば鉢植えで贈ることがほとんどです。お歳暮などでも利用されますが、お見舞いには鉢植えは不向きですので、注意します。
★ シクラメンの色によって違う、花言葉
シクラメン全般・・・「はにかみ」「遠慮」
赤(注意!)・・・「嫉妬」
白・・・「清純」
凛とした美しさが魅力のスイセン
花図鑑に載っているスイセンの写真を見てみると、まるで自分の美しさを自覚しているかのような、背筋を伸ばした凛とした出で立ちが印象的です。
スイセンの花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」です。観賞用に自分で育ててみると、とても愛情が湧いてきます。「うぬぼれ」と言うと聞こえは悪いのですが、昨今は自分に自信を持てない女性が増えています。
大切な姉妹や家族、もちろん大切な女性へ「自信を持って!自分を愛して!」のメッセージと共に贈っても素敵ですね。
★ スイセンの花言葉
「うぬぼれ」「自己愛」
奥ゆかしさが魅力の女性へ、椿
日本の奥ゆかしい女性を花にしたかのような、古風な美しさをもつ椿の花の花言葉は、花図鑑によると、「控えめな優しさ」「誇り」「謙遜」です。いつも自分を支えてくれる奥様や、学生ならばマネージャーなど、また自分の母親へ贈っても喜ばれます。
まさに自己主張をしすぎないけれど、芯がしっかりした大和撫子のような花と言えるでしょう。椿はあまり贈るイメージが少ないかもしれませんが、盆栽にしたり、フラワーボックスにして贈っても美しくおすすめです。
★ 椿の花言葉
「控えめな優しさ」「誇り」「謙遜」
切ない恋心を伝えるには、パンジー
花図鑑の中で、際立った美しさというより、小さくて可愛らしい雰囲気を放つパンジーの花は、黄色や紫の鮮明な色合いが特徴的ですが、ちょっと哀愁が漂います。
パンジーの花言葉は「私を思って」「思い出」です。その花言葉の意味通り、パンジーの花は、一つ一つ表情が異なっていていて、まるで人間のようです。
★ パンジーの花言葉
「私を思って」「思い出」
親友へ友情を伝えるなら、フリージア
フリージアの花言葉は、「親愛の情」「純潔」「友情」です。その花言葉が持つ意味の通り、花図鑑でフリージアの花を見てみると、くっきりとした花びらの形をしていて、一点の曇りもないような花の姿です。
★ 友達の様な温かみを感じさせる、暖色系の色合いはまさに「親愛の情」。
カスミソウなど、あまり自己主張をしないフワフワとした花との組み合わせも素敵です。ちなみにカスミソウの花言葉は「夢見心地」。ちょっとしたガールズトークのようで、可愛らしい組み合わせです。
★ フリージアの花言葉「親愛の情」「純潔」「友情」
相手の幸せを祈って贈る、ポインセチア
花図鑑で冬に咲く花の中から、お祝い事に人に贈るなら一番のおすすめがポインセチアです。ポインセチアもシクラメンと同じく、クリスマス前後のお歳暮時期に、よく贈答品として選ばれる花で、鉢植えでの贈り物が多いです。
そんな、ポインセチアの花言葉は「幸運を祈る」「祝福」「情熱」。クリスマスのイメージが強いですね。確かにポインセチアには、聖夜にふさわしい伝説が多々あります。
ポインセチアの花は、燃えるような深い紅色で見ているだけでも、情熱的な気持ちになってきます。やはり贈るならクリスマスイブ前後がおすすめです。
★ ポインセチアの花言葉
「幸運を祈る」「祝福」「情熱」
ブーゲンビリアは深い愛情を伝え合う恋人同士に
愛する人に自分の強い思いとともに花を贈るなら、ブーゲンビリアがいいでしょう。花図鑑によると、ブーゲンビリアの花言葉は「あなたは魅力にあふれている」「あなたしか見えない」です。
ブーゲンビリアは熱帯地域で咲く花のため、女性らしい華やかさがありますので、プレゼントには最適。鮮やかなピンクの色味は、ひときわ目を引きます。
暑い熱帯の恋を連想するような、強い愛情の意味合いは、告白の時期ではなく、深い愛情を伝えたい恋人同士におすすめです。
★ ブーゲンビリアの花言葉
「あなたは魅力にあふれている」「あなたしか見えない」
大人の女性に、その魅力を伝えるならカトレア
ラン科の一種で、そのランの中でも花図鑑では女王とされている花がカトレアです。カトレアの花言葉は、その見た目の通り、「優美な貴婦人」「大人の魅力」「魅惑」です。
冬に咲く強さを持ち合わせた美しくて魅惑的な女性にはぴったりの花と言えるでしょう。実際にランはあらゆる記念日やお祝いに贈答品として利用され、贈る花のなかでも別格で格式が高いです。
女性に喜ばれる、ネイルサロンやエステサロンなどの開店祝いにもおすすめです。
★ カトレアの花言葉
「優美な貴婦人」「大人の魅力」「魅惑」
いかがでしたでしょうか。冬に咲く花を花図鑑で眺めてみると、くっきりとした花びらの形や鮮やかな色合い、また、はっきりとした印象を持ち合わせている花が多いと感じた方が多いでしょう。
それは、内面に秘めた強さが花の姿に表れているからなのです。これは人間にも同じことが言えます。見た目は華やかで美しい女性や可愛らしい女性であっても、逆境にも決してひるまないという芯が強い女性はまさに、冬に咲く花なのです。
その色合いの神秘から、冬の恋人同士で選ぶ贈り物の花ギフトには、「青いバラ」もあります。透明のアクセサリーケースに、ブリザーブドフラワーの青いバラを一輪、入れて贈るアレンジに人気があります。ちなみに青いバラの色別花言葉は、「奇跡」です。
冬に咲く強く美しい花にぴったりの女性には、花言葉の意味も添えて、花のプレゼントをしてみてはいかがでしょうか。今回お伝えした花言葉を読んでいて、意中の女性、もしくは仕事で尊敬している女性など、特定の顔が浮かんだはずです。
まとめ
花図鑑でチェック!冬に咲く花が秘めた花言葉の意味とは
・慰めの意味合いをもつクリスマスローズ
・色違いで真逆の花言葉となるシクラメン
・美しく凛とした出で立ちのスイセンの花
・理想の大和撫子を表したような花、椿
・鮮やかな色合が忘れらない印象を残すパンジー
・汚れない純粋な少女のようなフリージア
・情熱さと祝福の意味を持つポインセチア
・相手に対する情熱的な思いを伝えるブーゲンビリア
・成熟した大人の女性のような雰囲気を持つカトレア