お料理の薬味や、ダイエットや健康食品にもよく使われている、しょうがの育て方を覚えれば、自宅の家庭菜園で新鮮なまま収穫して、しょうがの栄養を多く摂る事が出来そうですよね。
プランターや、種ショウガを用意して、寒さや乾燥・湿気の対策をすれば、意外にも簡単にしょうがの育て方を実践する事が出来ます。
しょうがには、ビタミンＡやビタミンＣ、私たちの代謝を良くしてくれるマンガンや、ジンゲロールなどの栄養素が豊富に含まれていますので、普段のお料理に使えば、ポカポカと身体を温め、健康を維持できそうですよね！
そこで今回は、プランターがあれば簡単に栽培できる、しょうがの育て方をお伝えします。「身体に良い食べ物こそ、自分で育てたい！」と考えている方も、ぜひご覧ください。
スーパーで売っているショウガを植える場合、芽がカットされていないか確認しよう
まずは、しょうがの育て方において必要な物を揃えましょう。
・種ショウガ
・プランター
・培養土
・底石
しょうがの育て方で必要な物は、たったこれだけです！スーパーで売っているショウガをそのまま植えてしまってもＯＫですし、ホームセンターや種苗店などで売っている種ショウガを使う事も出来ますので、すぐに栽培をスタート出来そうですよね。
種ショウガを選ぶ際は、表面の皮の色つやが綺麗で、新しい物を購入しましょう。また、スーパーで購入する際は、生産者によって、芽の部分がカットされている場合がありますので、芽が生えてくるかどうかをチェックする事も大切です。
しょうがの育て方において、株間を約30㎝程空けて植える事が望ましい為、一度に多く栽培したい場合は、深さ60㎝程の大きめのプランターを選ぶ事も大切です。
50ｇほどの大きさに割ってから、4月から5月に種ショウガを植えよう
種ショウガは、50ｇほどの大きさに手で割ってから、4月から5月に植えましょう。しょうがの育て方は、以下の通りです。
1. プランターの底に、底石を入れる。
2. プランターの六、七分目くらいの高さまで、培養土を入れる。
3. 15㎝程の植え穴を掘る。
4. 種ショウガを、寝かせた状態で植える。複数植える場合は、株間を30㎝ほど空ける。
5. 土を5㎝ほど被せたら、手でしっかりと押さえ、たっぷりと水を与える。
しょうがは、寒さに弱い性質がある為、15℃以上の地温の時に植え付けをしましょう。しょうがの育て方においては、成長に合わせて、後から土寄せをしたり、乾燥対策の藁やマルチング材を使いますので、その分のスペースを空けておく為に、プランターに土を入れすぎない事も大切です。
基本的に、土が湿っている状態であれば、水やりの必要はありませんが、しょうがは乾燥も嫌う為、夏場は水を切らさない事が大切です。土が乾かない程度に、水の量を調節するように心がけましょう。
乾燥対策や強風対策をして、成長のサポートをしてあげよう
しょうがの育て方において、発芽後は追肥や土寄せ、乾燥を防ぐ為の藁敷きが必要になっていきます。草丈が15㎝になったら1回目、30㎝に成長したら、2回目、その1か月後に3回目の土寄せをし、追肥も同じタイミングで、カリ分を多く含んだ物を株元に与えるようにしましょう。
夏場は、マルチング材を使うか、株元に藁を敷いて、しょうがを乾燥から守ってあげましょう。また、マンションの高層階など、風の強い場所で栽培する場合は、風よけ用のネットを使い、茎が折れてしまわないように対策する事も、しょうがの育て方における重要ポイントです。
収穫後は密閉容器に入れ、野菜室に入れて保管しよう
しょうがは、成長の度合いを見計らって、旬のタイミングを逃さない事が大切です。
筆しょうがは、6月から7月頃が収穫のタイミングで、茎葉が生い茂り、塊茎が大きくなったら、新芽の部分を収穫しましょう。葉しょうがは7月から8月が旬の時期となっています。株元が赤くなったら、株ごと引き抜いて収穫しましょう。根しょうがは、10月中旬から11月頃まで栽培を続け、茎葉が黄色くなったら収穫しましょう。しょうがを収穫したら、密閉可能な袋か容器に入れましょう。
高温になる夏場は、冷蔵庫の野菜室に入れ、傷んでしまう前に使うように気を付けましょう。お料理の薬味としてはもちろんの事、王道の生姜焼きをはじめ、生姜ドリンクやはちみつ漬けにするなど、バリエーション豊かに活用して、達成感と一緒にしょうがを味わいましょう！
今回は、プランターで簡単に出来る、しょうがの育て方について、お伝えしました。「スーパーで売っているショウガを植えても、芽が生えてくるなんて！」と驚かれたのではないでしょうか。
しょうがには非常に多くの種類があり、品種によっても辛さが異なりますので、何種類か育てて、食べ比べをしてみても面白そうですよね。
しょうがの育て方で大切な事は、乾燥や湿気、寒い環境を避けて育てる事です。発芽後は、土寄せをしたり、追肥をして成長のサポートをしてあげる事も、しょうがの育て方において重要なポイントです。
今回の記事を読み、健康や美容に良い効果が注目されている、しょうがを育ててみたいと感じたら、ぜひスーパーやホームセンターで種ショウガを購入し、プランターに植えてみましょう。
