トイレで観葉植物を育てるポイント

トイレの中の観葉植物のイメージ
雰囲気の良いトイレを作るために観葉植物を置きたいと思っても、トイレで育てられる観葉植物があるのかどうか疑問に思いますよね。トイレは日当たりが悪いため一般的に植物には不向きな環境と言えますが、日陰で育つ観葉植物があるように日当たりが悪い場所でも育てられる観葉植物は存在します。

ですのでトイレで観葉植物を育てるのは決して難しいことではありません。ただ、観葉植物の健康を維持しながらトイレで栽培を続けるにはある程度お手入れしなければいけませんし、清潔なトイレには禁物である虫やカビの予防が必要。

トイレで観葉植物を育てるにあたっていくつか注意点はありますが、きちんと注意点を把握していれば簡単に枯れるものではないので、一度トイレで観葉植物を育ててみて下さい。そこで今回はトイレで観葉植物を育てるポイントについてお伝えします。

耐陰性の強い観葉植物を選ぶ

観葉植物は種類によって好みの環境が違っていて、観葉植物の好む環境で育てないと病気になったり枯死や腐敗してしまいます。ですから、直接太陽の光が当たらないトイレで観葉植物を育てる場合は日陰を好む観葉植物を選んだ方が植物の健康を維持し易いのです。ではトイレでどんな観葉植物が育てられるのか気になりますよね。

窓があって少しでも日光を取り込めるのであればアイビーやフィカスプミラ、サンセベリアやポトス、オリヅルランやワイヤープランツ、アジアンタムのような定番の観葉植物も育てられますし、反対に窓がなかったり日中は留守にしていて普段は薄暗くなるトイレなら、より多湿や日陰に強いアグラオネマやアスプレニウム、プテリス、シンゴニュームやペペロミアが向いています。

トイレの環境に合った観葉植物を選べば頻繁に日光浴をさせる必要がなくなりお手入れが楽になる上、栽培で失敗することも減りますから、トイレでは日陰に強い観葉植物を育てるようにしましょう。

 

トイレで水栽培する時の注意点

さて、トイレの環境に合った観葉植物を手に入れたらどのように育てるのかを決める必要があります。土で育てるのも良いですが、水に挿して育てたり、ハイドロコーンや水を含むと膨らむゼリーのような吸水性ポリマーと呼ばれるものを使って育てるのも見た目が可愛らしく、虫が湧きにくいためトイレで観葉植物を育てる時に気になる衛生面でも安心できるのでおすすめ。

ただし、水挿しや吸水性ポリマーを使って育てる場合は アイビーやポトス、オリヅルランにワイヤープランツといった水耕栽培に向いている植物を選ばなければいけません。また、管理は簡単と言っても水換えはきちんとしないと水が腐ってしまいますから、水換えを忘れてしまいそうな人は注意が必要です。

 

トイレの観葉植物を土で育てる時注意したいこと

水耕栽培に必要な材料が揃っていない場合や既に土で育てるための鉢や培養土を持っている場合は土で育てても問題ないですが、衛生面が心配ですね。使い古した土は虫の卵やウイルスが潜んでいる危険性があるため使用しないようにして殺菌した鉢と新しい土を使用しましょう。また、受け皿にいつまでも水を溜めているとコバエが寄ってくるので、水やりの後、受け皿への排水が終わったらすぐに捨てるようにして。

因みに、受け皿の水をトイレの洗面台にそのまま排水すると鉢から流れ出た細かな土が流れて排水管が詰まる原因になるのでおすすめしません。トイレで育てる程度の小さな観葉植物は肥料を与えなくても健康な状態を保つ事が出来ますが、どうしても肥料が必要な時は臭いが無く、虫が湧きにくい化成肥料を使いましょう。

また、土で育てている場合、毎日たっぷり水を与えていると蒸れてしまって根腐れしたり虫が発生するので土がしっかり乾いてから水を与えます。また、カビや病気を予防するために土の上に落ちた葉や変色した葉は早めに取り除き、受け皿と土の上を常に綺麗な状態にしておけるようにこまめな観察が必要ですよ!

 

病害虫に侵されにくい環境を保つ

トイレの観葉植物はお手入れを忘れてしまいがち。思い出した時に水を与えているだけでは観葉植物にホコリが積もっていたり、いつの間にか容器にカビが付いていても気づかない場合があります。

ホコリやカビ、害虫を放ったらかしにしていると、観葉植物に良くないだけでなくトイレも不衛生になってしまいますから定期的に観察とお手入れをしなくてはいけません。ホコリは観葉植物の病気の原因になるので、ティッシュや柔らかい布で拭き取ったり、葉水を与えて落としましょう。

また、衛生面が気になるトイレで観葉植物を育てる場合は、極力虫が付かないように育てる事も大事です。葉が蒸れたり風通しが悪いとカビが発生したり虫が湧くので、葉が混み合ってきたら適度に剪定をして風通しの良い株を保つ事を心がけ、換気もこまめに行います。

 

トイレでも美しい葉を保つために

トイレで観葉植物を育てているとどうしても太陽の光が足りなくなるので、だんだん葉の色が薄くなったり、艶がなくなりしなびれたようになりますが、日光を当てることで再び葉の色艶を蘇らせる事が可能。

その際、急に強い日差しに当ててしまうと葉焼けしてしまったり、株がダメージを受けてしまうのでレースカーテン越しの窓際や日差しが柔らかい明るい日陰に置いて日光浴をさせましょう。時々日光浴させるだけで生き生きと姿を見せてくれますから、暇があったら太陽の光に当てて下さいね。

 

このように、愛着を持って育てれば、たとえ置き場所がトイレでも観葉植物は綺麗な葉を見せてくれることがわかりました。観葉植物は空気を綺麗にしてくれる効果も高いので、衛生面が気になるトイレには持って来い。小さなサイズの観葉植物なら100円ショップでも苗を入手できます。

小さくても緑が1つあるだけで空間の雰囲気が柔らかくなりますから、観葉植物は物を置くスペースが限られるトイレのインテリアとしてもとても優秀です。鉢や小瓶のような置くタイプの容器だけでなく、吊り下げるタイプの容器も観葉植物をお洒落に飾ることが出来ます。

様々な観葉植物や容器が販売されているインテリアショップや雑貨屋に足を運んでトイレの雰囲気や自分の好みに合ったものを見つけて下さい。そして、トイレで観葉植物を育てるポイントを忘れずにお世話をして空気の綺麗な雰囲気の良いトイレを目指してみてはいかがでしょうか。


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