アネモネの育て方☆ガーデニング初めてさん7つの基礎知識

アネモネの育て方は球根のため、「難しそうだ。」と感じる方も多いですよね。けれども、そんなことはありません。しっかりと段階を踏むことでガーデニングが初めての方でも、簡単に育てることが出来ます。

アネモネは春咲きの花の中では花持ちが良く、比較的長く花を楽しむことが出来ます。種類も豊富で、鮮やかなアネモネたちが春先のお庭を綺麗に彩ってくれます。

その鮮やかさからヨーロッパでは人気が高く、アルメニアの国の国花でもあります。そんなアネモネを自分の庭でも育ててみたい方は多いのではないでしょうか。

けれど、球根はまだガーデニングをやったことのない人や、日の浅い人には少し敷居が高いのも事実です。そこで今回は初心者でも安心の、失敗しない簡単なアネモネの育て方と、7つの基礎知識をお伝えします。

 

アネモネの育て方☆
ガーデニング初めてさん7つの基礎知識

 

アネモネとは

アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、花を咲かせるのは春先の4月と5月です。

【 伝説の詰まった、アネモネ 】

★ 種には綿毛が付き、フワフワと風に乗って飛んで行くところから、名前はギリシア語で「風」を意味しています。

・ ギリシア神話の中にもこの花の伝説があり、古くより主に地中海で親しまれてきた花です。

アネモネの育て方には球根、苗、種、から始める三種類の方法がありますが、アネモネの育て方としては、球根から始めるのが一般的です。なので今回は、初心者にも簡単な球根からのアネモネの育て方をお伝えします。

 

アネモネの育て方:球根を植える注意点

アネモネの種まきの時期は9月~11月です。

【 アネモネの育て方:アネモネの植え方 】

★ 球根をすぐに土へ埋めると、腐ってしまう場合があるので、1週間ほど前に仮植えし、様子を伺うのがおすすめです。

・ 湿ったバーミキュライト水苔などに浅く植え、乾燥している球根へ時間をかけて水を吸収させると、芽が出やすくなります。

そうして、少し様子を伺い、小さな発芽が確認できてから改めて鉢へ移し、土をかぶせていきます。またその際、球根には植える方向があります。

【 アネモネの育て方:球根の方向 】

★ アネモネの球根は平らな面が上、尖っている面が下になるので注意してください。

・ 仮植えを行っている場合は、芽が出ている方を上にしてもらえれば問題ありません。

被せる土は1cmほどの厚さで大丈夫です。あまり深く植えてしまうと芽が出るのに時間がかかってしまうので注意が必要です。

 

アネモネの育て方:肥料を撒く時の注意点

【 アネモネの育て方:肥料 】

★ アネモネの育て方では、濃い肥料をあまり使わない方がよく育ちます。薄めの液体肥料をあげてください。

また、肥料が球根に触れると痛むことがあるので、肥料が直接当たらないように離して与えると安心です。

 

アネモネの育て方:水やりの時の注意点

アネモネは乾燥させると伸びが止まってしまうことがあるので、土が乾かないように注意してください。

【 アネモネの育て方:水やり 】

★ ただし大量に水をあげても腐ってしまうので、土の状態を確認しながら水をあげます。

・ 2~3日に1度、表面の土が乾いてきた頃たっぷりと水をあげるとちょうどいいです。

 

アネモネの育て方:病気・害虫対策

★ 土の中にセンチュウという虫がいると育ちが悪くなってしまいます。

・ そのため、球根を植える際は新しい清潔な土を使うと良く育ちます。

★ また、葉っぱが白くなるうどん粉病にもかかることがあります。

・ この病気にかかると育ちが悪くなってしまうので、カビの生えにくい日向で育てて予防してあげてください。

 

アネモネの育て方:花の枯れた後の管理

6月ごろ、花が枯れ葉も半分変色し始めたら、球根の掘り下げを行います。

【 アネモネの育て方:球根の掘り下げ 】

★ 土の中から球根を取り出し、日陰で乾燥させてください。

・ 乾燥した球根を網袋などに入れ、雨や直射日光の当たらない日陰へ保管すると、来年もまた同じ球根でアネモネを育て、花を楽しむことができます。

また別の育て方として、土を日向で乾燥させそのまま冬を越す方法もあります。こちらは球根が腐ってしまう危険もあるのですが、手間がかからず簡単です。お好みの育て方を楽しめます。

 

その他の管理や注意点

散ってしまった花がらを放置しておくと、病気になることがあるので定期的に取り除いてあげると、綺麗な花が長持ちします。

【 アネモネの育て方:花がら摘み 】

★ また、アネモネの茎を折った時に出る汁には、があります。

・ 触ると皮膚炎を引き起こすことがあるので、注意してください。触るときには手袋をはめると安全です。

 

いかがでしたでしょうか。苗から育てる花と比べ、やはり球根は少し手間の多い花です。けれど、しっかりと管理をすれば苗の花よりも長く、花を楽しむことが出来るため、育てがいのある花です。

アネモネの育て方では、手をかければかける程、花もそれに応じて綺麗に咲いてくれます。また、長く花を咲かせてくれた球根には、愛着も湧いてきます。

また、大きくなったアネモネの球根をカットすることで、球根を増やすことができます。こちらは少し技術が入りますが、お気に入りの色の花がありましたら、試してみても面白いです。

アネモネは花の色や形の種類も多く、アネモネの育て方まで含めれば、本当に多くの楽しみ方があります。とっても奥の深い花なので、ぜひこの機会にアネモネの育て方にチャレンジしてみてください。

 

まとめ

アネモネの育て方。7つの基礎知識

・種まきの時期は9月~11月
・プランターは霜のかからない日向へ
・薄めの液体肥料
・水やりは乾燥させないようにたっぷりと
・害虫のいない清潔な土を
・球根の掘り下げは6月、葉が半分枯れた後
・花がら取りは定期的に


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