サボテンは確かに手間が掛からない、植物のお手入れ初心者さんにも、忙しい毎日を過ごしている方々にも、大変おすすめの植物なのですが、お家に迎えるなら知っておかなければならない、「手入れのコツ」があるのです。
ただしこの手入れのコツ、つまりサボテンの特徴を知れば、生育成功間違いなし!誰でも手軽に長くサボテンを楽しめることは、変わりありません。それならば、ぜひそのコツを確認して、長く簡単なお手入れでサボテンを楽しみたいですよね。
そこで今回は、手入れが簡単でも長く楽しめるために知りたい、サボテンの特徴や種類、そして、お手入れに大切な4つのポイントをお伝えします。
サボテンが人気☆
手入れも簡単!おすすめの種類とは
サボテンは日当たりが大好き
まずは、サボテンの手入れポイントを把握したいところ。基本的なサボテンの手入れのコツを理解したら、上部で初心者でも育てやすい、「素直」なサボテンの種類を選べばOK!
【 サボテンは日当たりが大好き 】
・ 乾燥地帯で育つサボテンだけに、太陽の光は大好き。そして、風通しの良い場所を意識して置く場所を決めることが大切です。
風通しが悪く、日当たりも悪い場所では、サボテンでも枯れてしまう危険性が高くなってしまうのです。
適切な水やりで枯らせない!
サボテンの場合、乾燥に強いイメージから、水やりをしない方が多くみられますが、それは勘違い!枯れる原因となるのです。実は、サボテンは水が大好きな植物ですから、水はたっぷり与えてあげるのが正解!
ただしサボテンの水やりは、丁度よいポイントが掴みずらいところに難点があります。
【 サボテンの適切な水やり 】
★ 水やりのタイミングは『表土が乾いたら』のタイミングです。
・ つまり、サボテンは『一度に与える水の量はたっぷりと、与えるタイミングは土の様子を観察してから』ということ!
寒い季節になったら、水やりは1週間から2週間に1回を目安に水やりを行うと、丁度よく適切です。
サボテンの肥料は与えすぎに注意!
さらにサボテンが枯れる理由の一因となりやすいのが、肥料の与えすぎ。これも水やりと同様に、肥料の与え時の見極めが、サボテンを長く楽しむポイントなのです。
基本としては、サボテンに与える栄養は植え替えの際の元肥。そして、追肥として液肥を使うようにします。元肥の効果が切れたら、月に3回程度与えるのです。そこでちょっとしたポイント!
【 サボテンの栄養管理 】
★ ただし、与える量は控えめにし、冬季などには与える事は避けます。
さらに、根が詰まりやすいサボテンだけに、年1度植え替えをするようにすれば、手入れはバッチリです。
サボテンに不可欠!温度管理
サボテンの温度管理は、最低が5℃、最高が40℃。かなり余裕のある温度差ですが、日本の多湿地域や寒冷地域で育てる場合は、気を付けたい点がいくつかあります。
【 日本でのサボテン栽培、温度管理 】
① 凍結に注意!
・ サボテンは、寒さに強いですが、凍結させてしまうと枯れてしまう可能性が高いのです。
② 多湿地域の高温には弱い
・ 高温に強いサボテンですが、乾燥地域の場合は耐えますが、多湿の日本の夏はサボテンには少々不向きな環境であることを、理解しなければなりません。
できるだけ、涼しい場所やクーラーのきいたお部屋に避難してあげることで、サボテンが枯れるのを回避できます。
育てやすい!おすすめサボテン
さて、ここで初心者でも育てやすく、おすすめしたいサボテンをお伝えします。まずはコリファンタ属。この種類の手入れのコツは、お日様が大好きなため、日光にたっぷり当てて育てていくこと!毎年美しい花を咲かせてくれる種類の多いサボテンです。
【 象牙丸 】
★ 寒暖の両面に対して非常に強い耐性を持つサボテンです。そのため、とても育てやすいサボテン!
・ さらに、その頑丈さに似合わない紫紅色の美しい花を咲かせて人目を楽しませてくれます。
美しい花を咲かせるサボテン
エキノプシス属は、サボテンの花とは思えない程に美しい花を咲かせます。ラッパ状の大輪の花は他を圧倒するほどの存在感です。とても丈夫で生育がよいのも特徴の一つです。そのため、接ぎ台としても利用されます。
【 ダンゲ丸 】
・ 香りのよい薄いピンク色の花を咲かせ、人目を楽しませてくれます。耐寒性に優れているので冬でも安心です。
ユニーク!そして可愛いサボテン
ユニークなサボテンとして有名なサボテンと言えば、「牡丹類」と言われるアリオカルプス属・ロゼオカクタス属・ネオゴメシア属の3種類。
何と言っても、その形がとてもユニーク!まるで生きた岩の様…。その怪異な姿かたちは、育てる人を楽しませてくれるのです。そして、ユニークな姿形からは思いもよらない様な、艶やかで綺麗な花を咲かせる所も楽しみの一つ。
【 イワ牡丹 】
★ イワ牡丹は瓦を積み重ねたような形がとてもユニークなサボテンです。白い花を咲かせ独特の雰囲気をかもしだしています。
【 ゴジラ亀甲牡丹 】
★ ゴジラ亀甲牡丹は、見た目にも肌質がゴワゴワのゴジラを連想させるのに十分なほど特徴的なサボテンです。面白いですね。
【 レンザン 】
★ レンザンは、綿毛と三角の葉が特徴的なサボテンです。綿毛はフワフワとしていて、フォルムは海星のように可愛らしいので、楽しんで育てることができること間違いなしです。
いかがでしたでしょうか、サボテンの初心者でも長く楽しむための、基本的な育て方のコツとともに、いくつかのおすすめの種類をお伝えしました。サボテンとひと口に言っても、このようにたくさんの種類があるのには、驚きます。
しかも、それぞれのサボテンが、まるで花々を選ぶように、その姿形から特徴的なため、並べて飾っても、部屋のあちこちに飾っても、楽しめるのも魅力のひとつ。フラスコに入れて洗面台に飾ったり、カラーサンドなどで飾っても楽しめるのです!
このように、サボテンは知れば知るほど育てて面白いと思える植物。しかも、本記事を参考にしながらコツさえ掴めば、サボテンの寿命はとても長い!上手に育てると20年、30年と生き続け、存在感のあるサボテンへと成長してくれます。
長い年月を共に過ごすことで愛着も沸いてくるサボテン、ぜひ大切に育てていってください。
まとめ
サボテンを長く楽しむ手入れのコツ
・日に当たる、風通しの良い場所に置く
・土までしっかり乾いたら、たっぷり水やり
・肥料は冬季は与えず、他季節も控えめにする
・多湿な日本での高温は苦手!冬場の凍結にも注意
・象牙丸は丈夫な上に美しい花が咲く
・ダンゲ丸なら香りの良い美しい花が楽しめる
・牡丹類と呼ばれるサボテンはユニークで可愛い