コーヒーの効能には驚くほどたくさんの種類があり、心と体のどららにも効果を期待できます。たった1杯で気持ちを切り替えたり和ませたりできるコーヒー、ここ数年は嗜好品としてだけでなく、健康面でも話題になっていますよね。
美味しくてついつい手を伸ばしてしまうコーヒーですが、1日に飲むのはコーヒーカップ2~3杯が理想・5~6杯までが適量の範囲。これはカフェインの摂取量の面での研究データなので、健康効果を得ながらコーヒーを楽しみたい方は、是非チェックしたい情報です。
美味しく飲めて嬉しい効果も手に入るコーヒーの効能、もっと詳しく知っておきたいですよね。そこで今回は、コーヒーを飲む時の注意点と、コーヒーの効能を最大に活かす飲み方をお伝えします。
コーヒーの効能に驚き!
嬉しい効果と飲み方の注意点
コーヒーの効能、「コーヒーポリフェノール」
コーヒーにはクロロゲン酸などいくつか種類のポリフェノールが含まれており、まとめてコーヒーポリフェノールと呼ばれています。そしてコーヒーのポリフェノール量はなんと緑茶の約2倍!
【 コーヒーの効能☆抗酸化作用 】
★ コーヒーポリフェノールによる、一番のコーヒーの効能は、身体のサビを防ぐ「抗酸化作用」。
・ 活性酸素が必要以上に増えるのを抑え、細胞が傷つくことから守ってくれる、コーヒーの効能(コーヒーポリフェノール)は、とても頼もしいもの!
コーヒーポリフェノールは他にもガンや動脈硬化など、生活習慣病のリスクを下げることにも大きく役立ちます。
眠気覚ましだけではないカフェイン効果
コーヒーの効能と言えば、まず思い浮かぶのがカフェイン!実際に運転中や仕事中の眠気対策にカフェインは多く利用されていますが、それだけではないんです。
【 コーヒーの効能☆カフェイン効果 】
★ まずカフェインの覚醒作用により中枢神経が刺激され、身体は軽い興奮状態になります。そのことによって「集中力アップ」「筋肉疲労を軽くする作用」が期待できます。
・ 体内でカフェインが効き始めるのは、コーヒーを飲んでから30分後…、頭をシャキッとさせたい時間に合わせて飲む時間を決めるのも良い方法です。
他にもカフェインは利尿作用や強心作用、アルツハイマー予防や二日酔いの軽減といった効果も持っています。もし、これらの作用と普段飲んでいる常備薬との関係が心配な時は、医師や薬剤師さんに相談して、コーヒーを楽しんでください。
お腹の弱い方は飲みすぎ注意
コーヒーには腸の蠕動運動を促し、便秘予防の効果を得られるというデータも…。ところが反対にコーヒーを飲むとお腹がゆるくなって困る、という方もいるもの。これはカフェインの働きと、便秘の種類によって生まれる個人差です。
【 コーヒーの効能☆お腹の調子を整える 】
★ 不規則な生活や睡眠不足などで腸の働きが乱れている時、便を先へ押し出す力が弱っている「弛緩性便秘」の方には、カフェインの刺激が有効!
・ カフェインにより胃の動き・腸の蠕動運動が活発になった結果、便秘を解消する効果が期待できるんです。
ところが、便秘と下痢を交互に繰り返すタイプの方には、カフェインの刺激が逆効果に…。このタイプの方は腸の動きが活発すぎて起こる種類の便秘なので、症状の強い時にはコーヒーの摂取を控えた方が良くなります。
肝機能を改善させる効果
コーヒーの効能として注目されているのが、肝機能の改善効果。日本・海外それぞれで行われた研究により、どちらのデータもコーヒーが肝機能に良い効果をもたらすという結果が発表されました。海外では脂肪肝に効果アリというデータもあるほど。
【 コーヒーの効能☆肝機能改善 】
★ これは肥満・標準・瘦せ型などの体型、アルコールを飲むか飲まないか、といったことに関わらずに得られたコーヒーの効能。
・ コーヒーと肝機能の研究は日本では2000年代に入ってから、本格的に始まったばかり、まだこれから新しい効能が公表されるかも知れないと思うと楽しみ!
このコーヒーの効能を活かすには、やはり1日2~3杯の適度な摂取量がポイントです。
女性の肌に嬉しい効果
コーヒーの効能は、女性の肌にとって嬉しいことがたくさん!
【 コーヒーの効能☆美肌効果 】
★ 肌のくすみ・ニキビに効果があると知ったら、もう早速コーヒーを飲みたい気持ちになってしまうはず。その効果の理由はコーヒーの強心作用と利尿作用にあります。
・ ただ貧血に悩む方は、コーヒーを飲む時間帯に注意。コーヒーの成分であるタンニンやカフェイン、これらは体が鉄分を吸収することを阻害してしまうのです。
この困った作用を防ぐには「カフェインを摂るなら食後30分経ってから」のルールを守るのがポイント。自分の生活に上手に組み込めば、大好きなコーヒーを我慢しなくても大丈夫。でも大好きだからと言っても飲みすぎは禁物です。
いかがでしょうか、たくさんの健康効果を持っているコーヒーの効能、ホット・アイス・インスタント・水出しなど、どんな飲み方にも共通しています。自分好みのどんな飲み方でも健康効果を得られるなんて嬉しいもの。
そして、エスプレッソには多めのカフェインが含まれ、アメリカンはカフェイン少なめといったイメージがありますが、実は逆。浅煎りのアメリカンコーヒーの方がカフェインが強いなんて、ちょっと意外な感じがします。
昔は薬として扱われていたこともあるコーヒーですが、今や自宅・コンビニなど何処でも気軽に楽しめる時代。1日の適量を守り、自分に合ったペースで飲むのが1番おいしくコーヒーを楽しむ方法。
好きなカップで香りを味わえば、コーヒーの効能は最高の状態で健康を応援してくれます。
まとめ
コーヒーの嬉しい効能と飲み方
・体の酸化を抑え若々しい毎日
・集中力アップで、仕事の効率もアップ
・自分の便秘タイプを知ってから活用
・1日2~3杯のコーヒーで肝機能アップ
・貧血なら、食後30分経ってから飲む