ナスの育て方は意外と簡単!実は初心者向けの野菜でプランターでも育つと聞けば、料理に漬物に大活躍する野菜ですから、挑戦したくなりますよね。そう、ベランダ菜園にも対応する、プランター野菜でもあるのです。
ナスの育て方の特徴と言えば、支柱を立てて茎や葉を誘引(茎などを支柱へ沿って向かわせること)し、枝の分かれ目に咲いた芽や葉を摘み取ること(整枝)。このようなナスの育て方をマスターすると、より野菜の幅も広がります。
例えばつる性植物のきゅうりやゴーヤ…、近年流行りの「夏のカーテン」で扱う定番野菜!そう考えると、まずはナスから挑戦して家庭菜園の幅を広げたいですよね。
そこで今回は、実は初心者向けの野菜、ナスの育て方の手順と、収穫までのコツをお伝えします。
ナスの育て方☆
初心者でも美味しく収穫できるコツ
ナスの育て方、品種を選ぶ
ナスの育て方は初級者向きですので、品種はさほど選ばなくても十分に初心者でも収穫できそうですが、どうせナスの育て方を学ぶなら、自分にとって使い勝手の良いナスの育て方から覚えたいもの。
【 ナスの育て方、品種 】
★ 卵形が特徴的な「小ナス」
・ 肉質がつまっているが皮が柔らかいので漬物に最適なナス!山形の「民田ナス」や「ちび丸」新潟の「梨ナス」などがこの小ナスです。
漬物に考えている方はこの種類のナスがおすすめ!
★ 天狗の鼻のような「長ナス」
・ 長いものでは20㎝以上の長さを誇る長ナス。皮は少し硬めですが、果肉は柔らかめなので、焼きなす、田楽、煮もの、炒めものに最適です。
どちらでも普段よく使うナス料理に合わせて選んでみてください。
ナスの育て方、苗選びと植え付け
ナスの品種を決めたら、初心者であれば苗から始めるのがおすすめ。ナスの育て方に限らず、最初の内はある程度育っている苗からの栽培で、楽しむことを覚えた方が続くのです。
苗が元気で健康であるかどうかを見分けるのは茎。茎が太く丈夫なものは、葉も生き生きとしているはずです。
【 ナスの育て方、植え付け 】
★ 初心者の場合には市販の土がおすすめ。特に「eco培養土」などの、すでに肥料が混ざっているものであれば、元肥料を足さなくてもそのまま使えるので、手軽に使えます。
・ ポットから取り出して苗を周辺から丁寧に土を入れたら、ナスの場合には支柱立てまでしてください。
茎に沿って中心に一本、その両脇から二本の支柱を、それぞれ斜めにしてバッテンになるように交わらせ、葉を糸などで誘引すればOK!
ナスの育て方、水やりと環境
ナスを植えつける前でも、プランターの場合ならその気候などに合わせても良いのですが、環境を整えて、適度な水やりなどの手入れをしていきます。特にプランターでのナスの育て方で気を付けたいのが、水やり。
【 ナスの育て方、水やり 】
★ 夏の間、プランターでの栽培では土の水分が心配。
・ 朝と夕方に水やりを行うと安心です。みずみずしいナスの成長にはとても大切なのです。
★ 日当たり
・ ナスは夏の野菜と言うことで、日当たりの良い場所を好みます。
プランターだと土の乾燥が心配になりますが、敷き藁などで土の部分を隠し、十分な日光浴をさせてください。ナスが健康に大きく育つ大切なポイントです。
ナスの育て方、摘花・摘芯
ナスの育て方で気を付けたいのが、摘花・摘芯。味に直接関係はありませんが、ナスの収穫量に関係する大切なポイントです。
【 ナスの育て方、摘花、摘芯 】
★ 一番最初に花開く「一番花」と下から3番目までの葉の間にできる、「わき芽」を見つけたら、取ってしまいます。
これで茎が太くなり元気に育つだけではなく、実がたくさん付いてくれるのです!支柱を立てて葉を誘引し、このように余分なわき芽を摘み取ってしまうのが、整枝。ナスの育て方では、この整枝は欠かせません。
ナスの育て方、追肥
ナスの育て方の場合、追肥のタイミングは定植から約30日前後。この追肥によって、株が大きく育ちます。
【 ナスの育て方、追肥 】
★ さらに、ナスの実が次々と出てきたらさらに追肥!
・ プランターはスペースが限られているので、肥料には即効性のある液肥の準備もしておくとバッチリ。液肥は1週間に一度程度与えてください。
しかし、なかなか時間が無いと言う方には、ナス専用の緩効性肥料がありますので、そちらを利用する方法でも大丈夫です。
ナスの育て方、収穫
ここまでくれば花が咲いてから20日~25日も経てば収穫の時期!このタイミングを逃さずに収穫を行うことだけが、ポイントです。
【 ナスの育て方、収穫 】
★ あまり収穫を延ばしてしまうと、「ボケナス」なんて言われる硬いナスになってしまうのです!
・ そのため、大きさ10cm前後を目安に、花が咲いてから20日~25日のタイミングで収穫をしてしまってください。
いかがでしたでしょうか、以上がナスの育て方の基本です。もちろん、育てていくうちに病気や害虫の心配があったり…、さまざまな悩みがあるかもしれません。けれども現代では、様々な家庭菜園の悩みに対応した商品が販売されています。
例えば、アブラムシには「ベニカベジフルスプレー」、うどんこ病では「モレスタン水和剤」などなど…、多くのメーカーで対応した市販のものがあるので、無農薬がベストではありますが、初心者のうちはこれを上手に利用するのもひとつ。
土に関しても同じで、中級者や上級者になれば土作りを楽しむ方々も増えますが、まずは楽しく続けられることを目標にしながら、野菜の土などを利用してみてください。ナスの育て方に対応した「ナス栽培の土」なども市販されています。
本記事を参考にしながら、このような市販のものも上手に利用し、またホームセンターや園芸店のスタッフにも相談し、楽しくナスの育て方をマスターし、収穫しちゃいましょう!
まとめ
ナスを育てる手順とは
・漬物には小ナス、料理には長ナスで品種を選ぶ
・茎が太く丈夫な苗を選ぶ
・真ん中に一本、左右にバッテンにして支柱を立てる
・プランターでは、朝と夕方に水やりを行う
・一番花と下から3番目までにできる、わき芽を摘む
・定植から約30日前後で追肥をする
・大きさ10cmを目安に、良いタイミングで収穫をする