切り花を長持ちさせる☆花屋さんに聞くちょっとしたコツ


切り花を長持ちさせるなら、花のプロである花屋さんに効くのが一番です!お花が家に飾ってあるだけで、心が元気になったり、落ち着いたりしますよね。

その効果は気分の問題だけではなく、今ではフラワーセラピーと言って、お花から元気をもらう、癒してもらうセラピーもあるほどです。もちろん切り花でも、生きているので人にパワーを送ってくれることもできます。

ただ、「すぐに枯れてしまったり、元気が無くなってしまう」と、ガッカリする事はありますよね。そこでお伝えしたいのが、今回の切り花を長持ちさせる方法です。

そこで今回は栄養剤を使わなくとも1週間以上、元気に咲いてくれるための、ちょっとした花屋さんのコツをお伝えします。切り花を長持ちさせるコツで、お花の寿命を少しでも伸ばし、お花のパワーを享受して下さい。

 

切り花を長持ちさせる☆
花屋さんに聞くちょっとしたコツ

 

お花は生きている!

まずはお花がどうやって生きているか考えてみます。皆さんご存知の通り、昼は二酸化炭素と太陽の光で光合成をし、夜は酸素を吸って二酸化炭素を吐くという人間と同じ呼吸をしています。

そのため、切り花を長持ちさせる大前提として、切り花が長持ちするには、生きる環境が整わなければなりません。「生きる環境を整える」ポイントは5つあります。

【 切り花を長持ちさせる基本 】

① 呼吸ができる

② 水が吸える

③ 病気にならない

④ 熱射病にならない

⑤ 栄養補給ができる

ということです。

この5つのポイントを押さえておけば、誰でも簡単に、切り花を長持ちさせる事が出来ます。

 

水を変えなくてもいい?

切り花が長持ちする5つのポイントはあくまでも基本。より切り花を長持ちさせるには、もう少し詳しく見て行きます。

【 切り花を長持ちさせるには:水 】

★ 必ず、毎日キレイなお水に替えてあげます。

切り花を長持ちさせる噂の1つに延命剤を入れれば、水を替えなくてもいいというものもあります。ですが、これは全くの間違い!いつもキレイな水と花器で過ごすと、切り花も長持ちします。

汚れた水にはバイキンが繁殖してしまい、そのバイキンの水を吸ってしまうとお花ももちろん枯れたり、腐ってしまいます。

【 切り花を長持ちさせる水の量 】

★ 切り花の種類にもよりますが、基本的に水は浅く3~5cmが適切です。

・ もし水に葉っぱが浸かってしまっていたら、その葉っぱは取ってあげてください。

ずっと浸かりっぱなしの葉っぱから腐ってしまって、すぐに切り花もダメになってしまうので気をつけて下さい。

 

お花は人間と同じです

切り花を長持ちさせるには、浅水がいいということが分かりましたが、次は「飾っておく環境」への注意をお伝えします。

【 切り花を長持ちさせる環境 】

★ 切り花を長持ちさせるには、高温多湿は避けます

・ 夏場や冬場ほとんどの家がエアコンを入れますが、エアコンの風が直接当たると良くありません

つまりリビングなどエアコンが効いている時間が多かったり、日当たりが抜群だと切り花は長持ちしないのです。

★ 切り花を長持ちさせるには、玄関など少し暗くて涼しい場所がオススメです。

 

根っこが無くなった花たちの注意点

切り花を長持ちさせるための、適切な場所も分かりました。水と環境が整えば、10日間ほどは切り花が長持ちすること、間違いなしです!そこでもう1つ、理解したい点が、切り花の仕組みです。

【 切り花は根っこがなくなった花々 】

★ お花は通常根っこから水分や栄養分を吸い上げますが、根っこが無くなった切り花は、水も多く吸い上げることができません!

・ また栄養分も、同じように吸い上げることができません

ではどうすればいいと思いますか?吸い上げる水や栄養分が決まっているので、余分な葉っぱや小さい蕾などは取ってあげないといけないのです。かわいそうな気もしますが、切り花を長持ちさせるにはコレしかありません。

【 切り花を長持ちさせる:蕾取り 】

★ 蕾や葉っぱを適度に摘みます。

・ ただし、葉っぱは全部取ってしまうと光合成ができなくなります。ある程度は残しておくこともポイントです。

小さい蕾は栄養分がないと咲きません。切り花を長持ちさせる為に、この方法を頭に入れ、毎日の手入れ時にチェックしながら摘んで下さい。

 

いいお花屋さんを見つけよう!

最後の切り花を長持ちさせるコツは、当たり前ながらも見逃しやすいポイントです。

【 切り花を長持ちさせるお花屋さん 】

★ いいお花屋さんを見つけることが先決!

・ お花屋さんなら、どこで買っても一緒だと思っていませんか?美容室などと同じように、お花屋さんもそれぞれ特徴があります。

あなたが安心して、お花を買ったり、贈り物のお花を頼めるお花屋さんを見つける事は、案外大切です。

【 良いお花屋さんを、見分けるコツ 】

・ ショーウィンドウがキレイ
・ スタッフさんが常に動いている
・ 季節感のディスプレイがある
・ 切り花の種類が豊富

などなど…。

まずは外観から見てみるといいかもしれません。素敵なお花屋さんで買えば、購入前もその花を大切に手入れしてきたはずです。さらに切り花を長持ちさせよう、という気持ちもいつも以上に強く働く事、間違いありません!

 

いかがでしたでしょうか。切り花を長持ちさせるには、人と同じように住む環境を整えてあげる事がポイントです。忘れてはいけないのは、切り花も生きているということ。

飾られているだけではなく、光合成もして呼吸もしている事を意識すれば、切り花を長持ちさせる環境を整える事が出来ます。声を出せない切り花に、話しかけると、もしかしたらより手入れがしやすいかもしれません。

切り花を長持ちさせるには、優しい気持ちと心の余裕が必要とも言えます。そして「良いお花屋さん=あなたが買いたいと思うお花屋さん」を見つけたら、手入れの仕方なども聞いてみてはいかがでしょうか。

お花屋さんとコミュニケーションが生まれ、より切り花が長持ちするコツを知ることができるはずです!あなたの街に素敵なお花屋さんを見つけて、家に切り花を飾る習慣を持つのも素敵です!

 

まとめ

切り花を長持ちさせる、ちょっとしたコツ

・切り花だって生きている事を意識する
・水はいつも清潔に
・切り花の本音は?「エアコンの風は苦手!」
・根っこがなくても、水を吸って長持ちする
・良いお花屋さんは切り花も丈夫


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