ゴーヤの育て方、初心者向け☆手軽に収穫できるポイント


ゴーヤの育て方は比較的簡単なので、家庭菜園でも初心者向きの野菜と言われていますが、それでも初めて育てる時には不安がありますよね。

実際、家庭菜園に慣れた人でも、ゴーヤを育てていると「なんだか元気がなくなってきた」「実がどれも小ぶり」など、時には上手く育たない悩みもたくさん。

そんな時、ゴーヤの育て方のポイントを知っておくことは、効率よく簡単にたくさんの実を収穫するための近道になるはず。せっかくなら事前にポイントを理解して、無事にゴーヤを収穫したいですよね。

そこで今回は、初心者の方でも手軽に収穫するための、ゴーヤの育て方のポイントをお伝えします。

栄養が豊富で夏バテ解消にもなるゴーヤ。夏の暑い日差しを遮ってくれるエコなグリーンカーテンとしても活躍してくれますから、ぜひゴーヤの育て方のポイントを知って、栽培にチャレンジしてみてください!

気温に気を付ける

ゴーヤと言えば沖縄料理のゴーヤチャンプルがとても有名ですが、ゴーヤはもともと熱帯アジアが原産の野菜で、沖縄のような暖かい気候を好み、暑さに強いのが特徴。

【 ゴーヤの育て方☆気をつけたい気温 】

★ ゴーヤを育てるのに適した気温は25~30度

・ これより気温が低いと、そもそも発芽することができず、植えた種がそのまま腐ってしまったり、カビが生えてしまったりすることもあります。

逆に気温が上がれば上がるほど、ゴーヤはどんどん蔓を延ばして葉を茂らせますから、一定以上の暖かい温度で栽培するのが、ゴーヤの育て方のポイントです。

収穫の時期を迎えるまでに十分生長させておけば、たくさん実を収穫できる可能性が高くなります。

 

整枝をする

ゴーヤは蔓をどんどん伸ばして大きくなっていく野菜。伸びた蔓は放ったらかしにしても育っていきますが、よりたくさんのゴーヤを収穫したいのであれば、育てる枝を選んで整枝をしてあげると効果的です。

まず、ゴーヤの育て方でぜひ知っておきたいのが、ゴーヤの実は最初に伸びる親蔓にではなく、親蔓から脇に分かれて育つ、子蔓や孫蔓にできる、ということ。

【 ゴーヤの育て方☆整枝のコツ 】

★ つまり、親蔓は伸ばし続けても実はつかず、成長に養分を使うだけなので、本葉が5~6枚になったら、蔓先を摘み取って摘芯しておけばOK!

・ また、子蔓も、親蔓の上の方から生えてきた蔓の方が元気でたくさん実をつけるのが特徴。

元気な蔓に栄養を集中させるため、上から3本程の子蔓を残して、下の方の蔓は親蔓同様、摘芯しておくのが整枝のコツです。

 

しっかり株を生長させる

暑さに強いゴーヤですが、収穫期の8月に入ると、暑さによって生長スピードが遅くなるのも注意点。

このタイミングで実をたくさん収穫するためには、この時期に株が、株自体の生長ではなく、実を大きくすることに専念できるようにしておく必要があります。

【 ゴーヤの育て方☆株の生長 】

★ 8月の収穫時期に入るまでは、栄養が株の生長のために使われるようにするため、早くできてしまった実は、思い切って小さいまま摘み取ってしまってください。

・ 折角できた実を大きく成長させずに摘み取ってしまうのは、とても気が引けるものですが、株が生長し切らない状態でできた実は大きく育ちません

大きな実の収穫は収穫期が来るまで我慢!まずは株を生長させるのが、オススメのゴーヤの育て方です。

 

ゴーヤをスッキリ、摘葉する

ゴーヤが育ってくると青々とした葉がたくさん茂ってきます。グリーンカーテンとしてはとてもいい状態とも言えますが、実を収穫することを目的にする場合、このままの状態で放っておくのは、あまり良いゴーヤの育て方ではありません。

【 ゴーヤの育て方☆摘葉 】

★ というのも、実は、ゴーヤの葉はたくさん茂りすぎると、陰を作ってしまうために、蔓や実の生長を妨げる原因にもなってしまうのです。

・ ですから、葉が茂りすぎた場所は、黄色く変色してしまった葉から順番に、ある程度葉を摘み取って摘葉を行うのがコツ。

ただし、一度にたくさんの葉を摘んでしまうと、株が弱る原因になるので、少しずつ摘葉するのがポイントです。

 

ゴーヤの収穫のタイミング

上手に収穫するためのゴーヤの育て方のポイントは、花をつけた時点から、大体の収穫時期の目安を立てておくこと!

ゴーヤの実は、花が咲いてからあっという間に実を付けて大きく育ちますが、みなさんが良く食べている緑色のゴーヤは、熟す前の実です。

【 ゴーヤの育て方☆収穫のタイミング 】

★ 緑色のゴーヤを収穫するためには、花が咲いてから15~20日くらいを目安に収穫することが大切!

・ それ以上の日にちが過ぎると、実はどんどん熟してオレンジ色に変わっていき、味や食感も変わってしまいます。

 

独特の苦みが癖になるゴーヤは栄養たっぷり!夏バテや日焼けした肌ダメージの回復にも効果があるゴーヤですから、暑い夏にこそ積極的に食べたい野菜ではないでしょうか。

暑くなれば暑くなる程、ゴーヤの苗はどんどん成長してたくさん実をつけてくれるのも、嬉しいポイント。暑さの厳しい夏の間のお手入れも、きっと楽しむことができるはず。

ゴーヤは初心者でも簡単に育てられる程、比較的手のかからない野菜なので、放ったらかしにしていても育ちますが、少しだけ手をかけてあげた方が、よりたくさんの立派な実を収穫することができます。

ポイントをおさえたゴーヤの育て方なら、プランター栽培でもひと夏で数十本収穫することができます。ぜひゴーヤの収穫を楽しんで、美味しく健康的に夏を過ごしちゃいましょう!

まとめ

ゴーヤを美味しく育てるポイント

・ゴーヤの栽培に適した温度は25~30℃
・早い段階で親蔓と不要な子蔓は摘芯する
・収穫期に入るまでにできた実は育てずに摘み取る
・陰で生育を妨げる茂りすぎた葉は摘葉する
・収穫の目安は花が咲いてから15~20日


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