カーネーションの育て方☆貰った鉢植えを長く楽しむコツ


カーネーションの育て方を理解して、母の日にプレゼントしてもらったカーネーションの鉢植えや、アレンジメントのカゴに並ぶカーネーションのポット苗、どちらも長く咲く花を楽しみたいですよね。

カーネーションは多年草なので、お手入れ次第で毎年キレイに咲かせることができる花。難しいと言われているカーネーションの育て方ですが、実は毎年キレイに咲かせるコツがあるのです。

カーネーションの育て方のコツは決して特別なことではありません。ちょっとだけ花や蕾・土の様子に気を配るだけで、カーネーションはイキイキと応えてくれます。そのコツを知って、楽しくお手入れをしつつ可愛い花の姿を見られたら嬉しいですよね。

そこで今回は、花を長く楽しむためのカーネーションの育て方・わかりやすいお手入れの方法をお伝えします。

 

カーネーションの育て方☆
貰った鉢植えを長く楽しむコツ

 

まず大事な、カーネーションの置き場所

カーネーションを置くのに適した場所の基本は、日当たりが良く風通しのよい場所を選ぶこと。日当たりの良い場所に置けばたくさんの蕾をつけイキイキと成長します。そしてカーネーションの育て方は、季節によっての管理にコツがあるのです。

【 カーネーションの育て方☆置き場所 】

★ カーネーションの育て方として、春と秋は陽の射す明るく風通しのいい場所に置けばOK。真冬も同じく明るい場所に置きますが、気温は10度前後を保てる部屋が理想です。

・ 真夏はこれと同じ置き方をすると日差しが強すぎてしまうので、半日陰で管理をします。真夏をうまく乗り切れば、翌年にも花を咲かせる可能性がアップ!

そして夏・冬共に、エアコンの風に当たらないように気を付けてあげることも大切。ちょっとだけカーネーションの居場所に気を配るだけで、花はグンと長持ちします。

 

水に弱いカーネーションの上手な水やりのコツ

カーネーションの育て方の中でも、水やりは大きなポイント。カーネーションは水に弱いので、水やりの方法に気を付ける・雨にあたらないよう管理する、この2つが大事です。

【 カーネーションの育て方☆水やり 】

★ 水やりのタイミングは、土の表面の乾き具合を見て判断。土がサラッと乾燥したようになったらそれが水の与え時!新鮮な水をカーネーションの根元にたっぷり与えます。

・ コツは根元だけに水やりをすること。水にあたると花や蕾・葉が傷んでしまい、カビの原因にもなってしまうのでここは外せないポイントです。雨も大敵なので、屋外に鉢植えを置く時はお天気にも注意が必要。

カーネーションを水から守るため、小さめのハス口や先の細いジョウロがあると便利です。これなら忙しい時の水やりでも使いやすくておすすめ。そして水やりのあとは受け皿に水を溜まっていないか、チェックすることも大切です。

 

日々のお手入れで行う蕾チェック

蕾を摘むことも、カーネーションの育て方の中で欠かせない作業。でもせっかくの蕾を摘んでしまうのは、何だかもったいない…、そう思ってしまうもの。ですが、実はカーネーションの蕾には「花の咲く蕾」と「花の咲かない蕾」があるのです。

【 カーネーションの育て方☆蕾チェック 】

★ 見分け方ですが、カーネーションの鉢植えの中の蕾を見つけたら、ひとつひとつ優しくつまんでみること。

・ すると蕾の形はしているけれど中身のないペシャンコな蕾・指先で中身の存在を感じることができる蕾、この違いが感触でわかるので、中身のない蕾があれば摘み取ってしまって大丈夫。

その蕾はおそらく花が咲かずに枯れてしまうので、中身のある蕾だけを残してサッパリ摘むことにします。そうすれば鉢植えの風通しも良くなり、中身のある蕾に栄養が行き渡るので一石二鳥!

 

呼んでいないのにやってくる、困った害虫対策

カーネーションにつきやすい代表的な害虫はハダニ・アブラムシ。植え替えや切り戻しで退治することもできますが、この方法には適した時期というものがあるので通年使える技ではありません。

【 カーネーションの育て方☆害虫対策 】

★ 一番手っ取り早いのは殺虫剤を使うやり方。ホームセンターでもいろんな商品が並んでいますので、パッケージの説明を読んだりスタッフさんに聞いて選べば間違いない商品を購入できます。

・ アブラムシに関しては、薬剤を使いたくない場合、カーネーションの根元周りをアルミホイルで囲むと、確実にアブラムシが減るのでおすすめの方法。

カーネーションの置き場所・害虫の数に応じて、使いやすいもので退治する事が安心できるカーネーションの育て方です。害虫退治は日々の観察が肝。ハダニ・アブラムシは葉を注視すればすぐに見つかるので、早めの対策をして花を守ってあげてください。

 

花が終わったら切り戻し作業

カーネーションは春から初夏、そして秋が開花時期。キレイな花を楽しんだ後は思い切って切り戻しをして翌年の開花に備えます。ひと通りの花が咲き、蕾の姿も見えなくなった頃が切り戻しの目安。

母の日にプレゼントされたカーネーションなら、6月初旬から中旬ごろに行えば、秋にもまた花を楽しむことが可能。秋に咲いたカーネーションなら、花の時期を過ぎた頃を見計らってお手入れを行います。

【 カーネーションの育て方☆切り戻し 】

★ ハサミを入れる位置ですが、根元からだいたい10cmぐらいで思い切ってカット!

・ 新芽が出ていたら、その少し上の茎を切ればOK。この要領ですべての茎を切って行けば作業完了です。

こうしてサッパリした姿にしておけば、カーネーションは次の花を咲かせる準備を始めてくれます。

 

翌年も花を咲かせる、植え替えと追肥

春に蕾や花のお手入れをして、夏の高温・湿度・乾燥からもしっかり守り、そして秋にまた花を咲かせてくれたカーネーション。このまま何年も大切に育てていきたいのは当然!

そのためには「植え替え」と「追肥」のひと手間がポイント、そうすればカーネーションの育て方はもうバッチリです。

植え替え作業は花の咲いていない、涼しめの気候の頃に行いますが、真夏・真冬も避けた方がいい時期。もし鉢の底を見て根っこがはみ出していたら、なるべく早めに植え替えてあげれば安心。

【 カーネーションの育て方☆植え替え 】

★ やり方は難しくありません、古い鉢から根っこごとすっぽりカーネーションを取り出し、あらかじめ培養土をセットしたひとまわり大きい鉢に植え替えていきます。

・ この時、根っこの形は崩さない・傷めないのが成功のコツ!

そして追肥は真夏・真冬は与えないか又は与えても控え目にして、3月を過ぎたら月に1回程度のペースで与え始めます。種類としては鉢花用の固形肥料が使いやすくおすすめです。

ここまでお手入れをしておけば、カーネーションは暖かくなった頃に可愛い蕾を見せてくれるはず!

 

いかがでしたでしょうか、カーネーションの育て方は特別に何かを用意しなくても、少しの時間と手間を加えるだけで、実践できる方法ばかり。カーネーションをプレゼントしてくれた相手のことを思いながらお手入れすれば、水やりしながら自然に笑顔になれそう!

「水に弱いのが心配だな」というのであれば、屋内で育てれば雨に当たらず安心ですし、水やり用の道具を小さめなものにすれば、問題は解決。大切なのは毎日の観察、それが1番。土の状態や害虫の有無・花がら摘みも1日数分でできる作業、その積み重ねが翌年の開花につながります。

母の日などに贈られたカーネーションの鉢植えが、毎年どんどん増えていく様子は見ていてとても嬉しいもの。鉢の数は贈った人と贈られた人の絆の数、そう思うと鉢のひとつひとつが愛おしくなってきます。

今度カーネーションをプレゼントされたら、愛情たっぷりのお手入れで、長いお付き合いにして行きましょう!

まとめ

カーネーションを長持ちさせる手入れのコツ

・たっぷりの日差しと風通しの良い場所
・水やりは根元だけに与える
・咲く蕾と咲かない蕾は指で触って見極める
・日々のチェックで早めの害虫対策
・適宜な切り戻しで年に2回の花を楽しむ
・翌年も花を見るためには、植え替えと追肥


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