あじさいの育て方☆初めてでも花を咲かせるポイント

あじさいの育て方☆初めてでも花を咲かせるポイント
あじさいの育て方は、一株がとても大きく成長するため「難しいのでは?」と思われがちですよね。けれども実は、ポイントさえ押さえておけば、草花を育てた経験のない方でも育てることが出来ちゃうのです!

梅雨の時期に大きな花を咲かせる、あじさいの育て方。どんよりとした気分を紛らわせてくれる美しい花姿に心癒される方も多いはず。

あじさいの育て方だけではなく、どの植物にも言えることですが、種まきや苗植え、また水やりや剪定といった世話を行うのに、適した時期とタイミングが植物それぞれにあります。

初めての方は「私にも出来るのかしら…。」と心配になりがちな、あじさいの育て方ですが、四季の移ろいを感じられる日本に暮らしているなら、季節を代表する草花を楽しみたいですよね。

そこで今回は、梅雨の訪れを告げる花、あじさいの育て方のポイントをお伝えします。

 

あじさいの育て方☆
初めてでも花を咲かせるポイント

 

苗を植えるのに適した時期と方法

あじさいの育て方で、苗を植えるのに適した時期は3~4月。苗は一年中ホームセンターなどで購入できますが、植え付ける少し前に購入しておくのがスムーズ。

【 あじさいの育て方☆鉢植え 】

① 苗ポットの大きさよりも、一回りか二回りほど大きな鉢を用意しておく。

② 鉢の底に軽石などの鉢底石を敷き、鉢の半分ほど土を入れる

③ ポットから取り出した苗の根を手で軽くほぐす。

④ 苗を鉢に入れ、株を安定させるため周りに土を盛る

⑤ 水をたっぷり与える。

【 あじさいの育て方☆地植え 】

① 苗を植える一か月前には土作りを完了させておく。

② 地面に苗よりも一回り大きな穴を掘る。

③ 苗を植え、隙間を埋めるように土を入れる。

④ 水を与える

⑤ 最後に周りの土を固めて、苗を固定させる。

あじさいの育て方では地植えの場合、植える場所選びが非常に重要。風通しが良過ぎる場所では新芽が出ませんし、西日が当たる場所では乾燥して枯れてしまいます。

日が当たり過ぎない場所や、半日陰の場所を好むのでよく考慮した上で植え付ける場所を選んでください。

 

あじさいに適した土作り

【 あじさいの育て方☆ピンク系の花 】

★ ピンク系の花を咲かせたい時は、土はアルカリ性になるように作ります。

・ 赤玉土(小粒):腐葉土=7:3の割合で混ぜた土に、一握りの苦土石灰を混ぜて二週間ほど寝かせておくと丁度よいアルカリ性の土が完成!

雨が降るとアルカリ性が弱まってしまうので、植え付けた後は春先に苦土石灰を再び加えるとバッチリです。

【 あじさいの育て方☆ブルー系の花 】

★ ブルー系のあじさい用の土は市販されていて、初心者の方ならそちらを利用してもOK!「土作りから始めてみたい!」という方は、土が酸性になるように作ります。

・ 赤玉土:腐葉土:ピートモス=5:3:2の割合で配合し、二週間ほど寝かせれば完成。

日本に降る雨は酸性なので土は酸性になりやすく、ブルー系のあじさいを咲かせるのは比較的簡単!初めての方はまず、ブルー系のあじさいに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

水やりのコツ

あじさいの育て方では水を好む植物なので、乾燥すると生育が途端に悪くなることに注意。かと言ってジメジメした、水はけの悪い場所が適しているわけでもありません。

【 あじさいの育て方☆水やり 】

★ 地植えの場合、真夏に日がよく当たる場所以外に植えているなら、水やりは不要。自然の雨だけで十分です。

・ 鉢植えの場合は、地植えよりも乾燥しやすい環境!特に真夏は土が乾かないように注意し、鉢底から流れ出るほどたっぷりと水やりを行います。

乾燥が進むと、残念なことに株全体が枯れてしまうことにも…。鉢植えでは注意が必要です。

 

肥料を与える時のコツ

あじさいは適量の肥料を与えてやることで、咲く花の数が増える花。植え付けして花が咲くまでは、緩やかに成分が効果を発揮してくれる、緩効性の肥料を与えるのがおすすめ!

【 あじさいの育て方☆肥料 】

★ 植え付け時(3~4月頃)、花が咲いた後(7~8月頃)、冬(12~2月頃)に、一回ずつ追肥を行うのがコツ。

・ この時は窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)をバランスよく配合した肥料を与えてください。

花が咲いた後は、即効性のある液体肥料を十日に一回程与えると、生育がよくなります。

 

剪定するタイミングと方法

邪魔でなければ剪定は特に必要ありませんが、高さや形を整えたい時には行っても構いません。剪定するなら花が咲き終わった6~9月頃!

【 あじさいの育て方☆剪定 】

★ 高さを調節したい時は、咲き終えた花のすぐ下の節を、形を整えたい時は内側に向いて伸びている枝や伸び過ぎている枝を、株元近くからカットすればOKです。

 

あじさいを脅かす病気・虫対策

あじさいは病気に強い植物ですが、湿気と雑菌が多いところでは病気になってしまいます。病気になった株は見た目が悪くなる上、最悪の場合枯れてしまうことに…。雑菌による害は、殺菌剤を撒いておくことで予防出来ますので活用してみてください。

【 あじさいの育て方☆虫 】

★ あじさいに害を与える虫には、カミキリムシやハダニが!

・ カミキリムシは幹に穴を開けて中を食い荒らすという恐ろしい虫。穴を見つけたら殺虫剤か針金で退治するのが一番です。

また、ハダニは葉につく害虫なので、酢やトウガラシ成分を含んだ忌避剤を株全体にスプレーすると有効!

 

いかがでしたでしょうか、世話の時期やタイミングが細かく決められているように思えますが、あじさいも生き物なので、機械のように完璧にこなさなければならないというわけではありません。

その日の様子や育ち具合で世話の内容を変えても構わないのです。「今日追肥したから次は・・」「贈り物に使いたいからそろそろあの枝切ろうかな・・」と、カレンダーに世話のおおまかな予定を書いてみるのもアイデア。

育った花を大切な人に贈ることを考えてみたり、楽しみながら取り組んで初めてでも見事に花を咲かせたいもの。春先に植え付けた苗が成長し、大きく花を咲かせれば、達成感を感じられること間違いなしです。

またあじさいは挿し木や株分けでも、簡単に数を増やすことが出来るのも魅力。成長するとかなりの高さになるので、垣根の代わりに自宅の敷地を囲むように植えてみるのもいいかもしれません。

是非一度、あじさいを育てることに挑戦して、梅雨を思い切り楽しみましょう!

まとめ

あじさいをキレイに咲かせるポイント

・鉢植えと地植えで植え付け時期が違う
・咲かせたい色によって、土の作り方が変わる
・あじさいは水が命!鉢植えならたっぷり与える
・大きく育てるなら、肥料は必須
・形よく育てるなら剪定をする
・殺虫剤や酢、トウガラシの忌避剤で虫対策


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