ジュニパーのアロマが心や体、女性の悩みに大活躍するなら、使ってみたいですよね。ヒノキ科の植物・ジュニパーは、成長すると15mほどになる針葉樹。
針葉や木の幹から、またジュニパーベリーと言われる、小さく黒い果実を蒸留して、香りのオイルを抽出します。ジュニパーベリーは、蒸留酒・ジンの香りづけに使われるのが有名!シャープでスパイシーな香りは大人の男性にぴったりです。
日本語では「杜松(ねず)の実」という名前で呼ばれているジュニパーは、薬草としての歴史も古く、リラックスさせる効果がある樹木として知られてきましたが、他にもいろいろな効能があるのです。
心と体に嬉しいジュニパーの働き、ぜひ普段の生活に役立てて、元気に過ごしていきたいですよね。そこで今回は、このジュニパーの持つ効能について、詳しくお伝えします。
ジュニパーは元気の源☆
心と体に嬉しい7つの効能
精神の集中、リラックス
ジュニパーの香りは精神のリラックス効果に優れています。独特のウッディ―な香りは、森林浴でもしているように気持ちを落ち着かせてくれますし、一方で頭をクリアにして集中力を高めたり、落ち込んだ気持ちを切り替えてくれる効果もあります。
【 ジュニパーでリラックス 】
★ なんとなくパッとしなくてやる気が出ない、なんていうときには…。
・ マグカップなど小さめの容器に、熱いお湯とジュニパーオイル数滴を入れて、立ち上る香りを嗅ぐと、気分転換に!
仕事中でも手軽にできるおすすめの方法ですが、マグカップはアロマ専用にして使ってください。
むくみの改善に
ジュニパーにはデトックス効果があり、発汗作用や利尿作用でむくみの改善に役立ちます。脚のむくみに悩んでいるかたは、寝る前のリラックスタイムに、ジュニパーオイルを使ったアロママッサージを試してみてください。
ジュニパーオイルをキャリアオイルで2%に希釈してマッサージ用のオイルを作って使います。原液のままジュニパーオイルを肌に付けてはいけないので、注意してください。
【 ジュニパーでむくみ取り 】
★ 足首からふくらはぎを手で包むように、膝へ向けて優しくマッサージすると、効果的。オイルの成分が皮膚から血管にも吸収されて全身に行き渡ります。
・ また、セルライトの予防効果もあるので、ヒップや太もものマッサージにも!
関節炎やリウマチの痛みの緩和
血液の循環を良くしてくれる働きがあるジュニパーは、関節炎やリウマチによる痛みをやわらげてくれる優れもの!マッサージ用のオイルで痛みのあるところを優しくマッサージしたり、ジュニパーオイルを浴槽に入れたアロマバスもおすすめです。
【 アロマバスで痛みの緩和 】
★ アロマバスに使うオイルは最大で6滴まで!オイルが浮いて肌につくことがあるのでよく混ぜて入浴します。
・ 大さじ1杯のはちみつとオイルを混ぜてから浴槽に入れると、乳化して溶けやすくなります。
ニキビケアにもジュニパー
収れん殺菌作用があるジュニパーはニキビケアにも効果的!ジュニパーオイルを使ったさっぱり化粧水は、簡単に手作りできます。
【 ジュニパーのさっぱり化粧水 】
★ 100ml用の遮光ビンに、ジュニパーオイル5~6滴と無水エタノール2~4mlを入れてよく振り混ぜ、精製水100mlを入れてもう一度混ぜ合わせたら出来上がり!
無添加なので冷蔵庫で保存して、2週間ほどで使い切るようにします。
生理周期の改善
ジュニパーの香りは女性ホルモンの働きを促進して、生理不順や生理に伴う不快な症状を改善してくれる効果があります。
【 生理周期の改善に、ジュニパー 】
★ 生理痛には、ジュニパーのマッサージオイルで下腹や腰など痛むところをマッサージしたり、ジュニパーオイルを使った温湿布であたためます。
・ 温湿布のやり方は、ジュニパーオイル数滴を落としたお湯にタオルをつけてしっかり絞った暖かいタオルを、痛むところに当てればOK!
アロマバスにゆったり浸かるのも効果的です。
胃腸の調子を整える
腸内にガスが溜まってお腹が張るなど、便秘による不快な症状に悩む女性は多いもの。ジュニパーの実を使ったジュニパーベリーティーには、胃腸の調子を整えてガスを排出してくれる効果があります。
【 ジュニパーベリーティーでガスを排出! 】
★ 他のハーブとブレンドしてティーバックとして売られているものもありますし、ジュニパーベリーの実を丸ごとドライにして販売しているものもあります。
・ 実を丸ごと使っているものは、軽く砕いてからティーポットで時間をかけて蒸らして淹れると、成分が良く出ます。
ただし、肝臓や腎臓に疾患のある方や、妊娠中の方は飲むのを控えてください。
筋肉の疲労回復や肩こりに
運動のあとの筋肉痛や筋肉の疲労回復にも、ジュニパーは役立ちます。
【 ジュニパーを筋肉疲労に役立てる 】
★ ジュニパーオイルを使った冷湿布でクールダウンしたり、アロマバスでゆっくりと筋肉疲労をほぐします。
・ 肩こりには、ジュニパーオイルで温湿布をしたり、入浴後のアロママッサージがおすすめです。
肩周辺の血行を改善してコリをすっきり!ぜひ、試してみてください。
いかがでしたでしょうか、ジュニパーが持つ効能、7つの種類についてお伝えしました。ジュニパーの効果を得るには、おもにジュニパーオイルとジュニパーベリーティーを使うことが挙げられます。
ハーブティーは飲んで体に取り入れることが実感できますが、花から入る香りも全身に効果的に働いてくれるはず!それは、アロマオイルの香りの分子がとても小さく、鼻から肺へ、または肌から血管へと浸透して、血液を通って全身へ行き渡っていることによるのです。
ただし、ジュニパーオイルはじめ、アロマオイルは飲用厳禁!特にお子さまがいるご家庭では注意して使用してください。期待する効果や用途に合わせて、ジュニパーベリーティーやジュニパーオイルを上手に使って、効果を大いに実感しちゃいましょう!
まとめ
ジュニパーの効果と使い方
・マグカップのお湯に数滴のジュニパーでリラックス
・ジュニパーオイルのマッサージで、むくみとり
・アロマバスにして、関節炎やリウマチの痛みに使う
・ニキビ肌には手作り化粧水を使う
・生理の悩みには、ジュニパーオイルの温湿布
・ジュニパーベリーのお茶で、便秘の不快症状
・ジュニパーバスでマッサージして、筋肉痛や肩こり解消!