美味しいかぶの育て方と美味しい食べ方とは


煮物やサラダ、味噌汁の具として人気が高い、かぶの育て方をマスターして、自宅で作ったかぶを美味しく食べる事が出来たら、嬉しいですよね。かぶは幅広いジャンルの料理に活用できる為、栄養をたくさん摂りたいなら、やはり採れたて新鮮を楽しめる家庭菜園で育ててみたいと思うのではないでしょうか。

かぶは、標準サイズのプランターで育てる事が可能で、成長に合わせて、水の管理や間引きをきちんと行う事が大切です。かぶの育て方が順調に実践出来ていれば、種まきから50日程で収穫のタイミングを迎えますので、やりがいも感じられそうですよね。

そこで今回は、美味しいかぶの育て方と、かぶを使ったアレンジ法をお伝えします。「自宅で採れたてのかぶを使って、料理を作ってみたい!」と感じたら、ぜひご覧ください。

暑さに弱い性質の為、秋撒きの品種がおススメ

まずは、かぶの育て方に必要な道具を用意しましょう。

・かぶの種
・プランター(60㎝サイズ)
・市販の野菜用培養土
・底石

かぶの種は、品種によって、春撒きの物と秋撒きの物がありますが、かぶは暑さに弱い為、秋撒きの物を選んで購入する方が簡単です。
 

水の量は、土の表面を観察しながら上手く調節する事

かぶの種は、春撒きの品種は3月中旬から4月頃、秋撒きの品種は9月から10月上旬頃に撒きましょう。

かぶの育て方は、以下の通りです。

1. 底が見えなくなるくらいまで、プランターに底石を入れる。

2. 全体の8分の1ほどの高さをウォータースペースとして残し、土を入れる。

3. すじ状に、かぶの種を撒く。

4. 1㎝程、軽く土を被せたら、少しずつ水を与える。

かぶの種を撒いた後は、水の勢いで種が流れないように、そっと水やりをするように意識しましょう。水が不足すると、発芽率が下がってしまいますので、土が乾かないように水を与える事が、かぶの育て方において大切なポイントとなります。

ただし、多湿を嫌う性質でもありますので、水の与えすぎにも注意が必要です。夕方以降は土が乾きにくくなりますので、朝から昼の時間帯にのみ、水を与えましょう。
 

成長に合わせて間引きをし、根を丈夫に育てる事がコツ

発芽後は、間引き作業によって、根の部分を大きくし、成長をサポートする事も、美味しいかぶの育て方の秘訣となります。

かぶの育て方において大切な間引きは、以下のタイミングと手順で行いましょう。

本葉が1~2枚の時…葉が重なっている部分は間引いて、3㎝程間隔をあけるようにする。この時、株がまだ弱く小さい為、倒れてしまう場合は、土寄せをして、株を真っ直ぐに立てる。

本葉が3~4枚の時…6cm間隔で間引きをする。一ヶ所に集中して苗が生えている場合は、状態の良い苗のみを残して、他は全て抜く。

本葉が5~6枚の時…15㎝~20㎝程間隔をあけて、1本立ちにする。


収穫はタイミングを見計らい、大きなものから順に取っていくようにしましょう。

カブは、品種によって収穫のタイミングが異なりますが、種まきから50日程度で収穫出来るようになります。

用土から首の部分が見えてきたら、軽く土を掘り、根の直径が7㎝前後になっている事が確認出来たら、収穫のタイミングです。葉の付け根の部分を掴み、手で引き抜くようにしてかぶを取りましょう。

収穫のタイミングを逃してしまうと、「す」が入ってしまい、味が落ちたり、ツルが割れやすくなりますので、タイミングを見計らって収穫する事が大切です。収穫後は、葉と根の部分を切り離し、別々にして冷蔵保存すると、長く持ちます。
 

炒め物や、スープにして、美味しく栄養を摂る事が出来る

かぶの育て方をマスターして、収穫に至ったら、自分で育てたかぶを美味しく食べて、達成感も一緒に味わいましょう!

油揚げと合わせた炒め物と、簡単なスープのレシピをお伝えします。

かぶと油揚げの炒め物の作り方

1. かぶの皮を剥いて、くし形にカットする。茎の部分も小口切りにする。

2. 油揚げ(1枚)を細切りにする。

3. 温めたフライパンに、かぶと油揚げを入れ、強火で炒める。

4. 3分ほどしたら、かぶの茎・しょうゆ(大さじ2分の1)・みりん(大さじ2分の1)・酒(小さじ1)を加える。

5. 汁気が無くなるまで炒めたら完成!

サッと作れる炒め物は、「もう一品何か作りたいな…」と思った時にも使える、簡単レシピです。
 

かぶのスープの作り方

1. かぶの皮を剥いて、2㎝ほどのサイズに切る。葉の部分も細かくカットする。

2. カニ蒲鉾(3本)・ベーコン(3枚)を細くカットする。

3. 鍋に水(400cc)と、カットした材料を全て入れ、火にかける。

4. かぶが柔らかくなったら、かぶの葉を加え、コンソメ(1個)・塩少々で味付けする。

ビタミンが豊富なかぶの葉も、スープにすると、美味しくいただけます。
 

今回は、美味しいかぶの育て方と、かぶを使ったアレンジ法をお伝えしました。標準サイズのプランターがあれば、すぐに栽培をスタート出来ますし、種まきから収穫までの期間も短い為、かぶの育て方は意外にも簡単で、やりがいがありそうに感じたのではないでしょうか。

水の調整や、収穫のタイミングを見計らうには、かぶの様子をこまめにチェックする事が大切です。かぶは、品種によっても成長のペースが異なりますので、今回お伝えした点に注目して、収穫時まで大切に観察していきましょう。

かぶはスープや炒め物にしても、美味しく食べる事が出来ます。今回の記事を読み、興味が湧いたら、ぜひ家庭菜園でかぶを育て、ご家族・ご友人にも振る舞ってみてください。


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