ミニトマトの育て方に必要なポイント

成長したミニトマトのイメージ
ミニトマトは大人も子どもも楽しんで栽培できる植物なので、小さな子どものいる家庭では親子のコミュニケーションや食育に役立つミニトマトの育て方は知っておきたいですよね。ミニトマトの育て方では病害虫や肥料、収穫に関することなど気になる点がいくつもあります。

幼稚園や小学校で育てられることも多いほど比較的栽培が簡単な野菜で、近年では病害虫に強い苗や専用の土や肥料も数多く市販されていますから子どものいる家庭に限らず、家庭菜園に初めてチャレンジする人やベランダ菜園でも高確率で成功させることができます。

ミニトマトの収穫量も誰にだってできるミニトマトの育て方で必ず覚える簡単な作業と施す時期を実践するだけで自然と増えるため、肝心な収穫時期に実付きが悪くてがっかりすることもありません。そこで今回はミニトマトの育て方に必要なポイントについてお伝えします。

美味しいミニトマトを育てるための準備をしよう

ミニトマトの育て方を知る前に良いミニトマトの苗とミニトマトの栽培にベストな環境づくりから始めることがミニトマト栽培を成功に導いてくれます。まず、ミニトマトは4〜5月頃に苗がたくさん出回りますから茎が丈夫で緑色の濃い健康な苗を選びましょう。

葉が白くなっていたり虫食いがある苗は病気や害虫にやられている可能性が高いので避けて、周りにある苗を取る場合は虫が付いていないかよく確認してから購入します。若すぎる苗を鉢に植え付けると初期に育ちすぎて異常茎が出来てしまいますから30cm〜35cm程度に育ち最初の花が咲き始めた苗を探して。

また、収穫量や病害虫が気になる場合はミニトマトの育て方をあれこれ工夫する前に抵抗性台木の苗やブランド苗を選んでおくと簡単に実付きも良く、病害虫にやられにくいミニトマトを栽培できるので検討してみて下さい。さて、ミニトマトは下に根を伸ばし、茎も上に上に伸びていく植物ですから直径30cm、深さ30cmの深めの鉢植えと150cm以上の支柱が必要です。

ミニトマト・トマト用の鉢植えも販売されていて、ミニトマトが終わった後も違う野菜を育てることができますから、鉢選びに悩む場合は専用の鉢を選ぶと良いですよ。ミニトマトは日当たりの良い場所に置いて育てますが、ナス科の植物の近くやナス科の植物を育てた後の土で育てると連作障害を起こしてしまうので置き場所に注意。

土も新しい元肥入りの野菜用の培養土かミニトマト・トマト専用土を使い、手持ちの土を配合して使う場合は植え付けの1週間前に、赤玉土6.5に対し腐葉土を2.5、バーミキュライト1の割合でよく混ぜた水はけの良い土に元肥を規定量加えてよく耕しておきましょう。ミニトマトの育て方に関わらず肥料の効果は大体1ヶ月程度で切れるのでミニトマトとトマトの専用肥料かリン酸の多い肥料を購入しておきます。

 

ミニトマトの植え付けで覚えておきたい豆知識とは

美味しいミニトマトを栽培する環境が整ったらいよいよ植え付け。植え付ける際は根鉢を崩さないように植えますが、苗を2つ以上植え付ける場合は株間は40cm以上空けておき、排水を良くするため盛土を施します。

ミニトマトの育て方で知っておくと便利な知識のひとつが、ミニトマトの花が茎に対して一定の方向にしか付かないこと。苗を2つ以上植えるのであれば特に花房の向きを揃えて植えると実がぶつからないメリットがあり苗を1つ植える場合でも花が壁や実にとって障害物になるものの方向を向いていないか確認してから植えると実が壁にぶつからずに済みます。

植え付けた後ではプランターや鉢植えの移動が大変ですから、植え付けの時に確認しておくことがポイントです。植え付けが済んだら支柱を立てて紐で8の字を描くようにしながら茎と支柱の間にはゆとりを持たせて結んでおき、雨による病気の予防のためにマルチングか雨除けを施しておいて。

 

ミニトマトの収穫量を左右する脇芽かきと摘芯を覚えよう

ミニトマトの育て方で重要なポイントの一つが「脇芽かき」で、生育と同時に真っ直ぐに伸びる主枝と葉の間の付け根から伸びてくる脇芽は放っておくとどんどん成長して実の栄養を奪ってしまうため実がよく育たず、収穫量も増えない上に、葉が必要以上に混み合うことで起きる病気や害虫発生の原因になります。

脇芽は伸ばすメリットが無いので見つけたら片っ端からかき取るようにして下さい。成長してしまうと葉と見分けが付きにくくなるので脇芽が小さなうちにかき取るのがポイント。脇芽かきをする時の注意点は脇芽を摘んだあとの切り口からウイルス病に感染するのをを防ぐために晴れた日の午前中にすることと、刃物を使わず指で脇芽を軽く折るようにしてかき取ること。

脇芽はいつの間にか伸びていることも多いので、毎日の水やりの際に観察しながら気づいたらかき取り、3日に1回は取り残しがないかじっくり観察しましょう!「脇芽かき」の次に覚えて実践したい作業は「摘芯」作業で、ミニトマトの苗は放っておくと2mに達する程長く伸びていくのですが、伸ばせば伸ばすほど養分が取られて実が貧相になってしまいますから大体4段目の花房の上の葉を3枚程残した所で主枝を切り落とし、主枝が伸びていくのを止めます。

 

ミニトマトのお世話で注意したいこと

ミニトマトの植え付け時に混ぜ込んだ元肥は1ヶ月程で効果がなくなってしまいますから、それ以降は追肥をしなければいけません。追肥に使う肥料はリン酸の比率の多い有機肥料か化成肥料をミニトマトの実が付いた時点で施し、2回目以降は1回目の追肥から2週間おきに肥料を与えるか、液肥の場合は1週間に1度水やりの代わりに与えます。

ただ、水と肥料を与えすぎると実の味が薄くなったり、葉が育ちすぎて実が充実しなくなりますから水やりは土の表面が乾いたタイミングでたっぷり与え、肥料は葉が茂りすぎていたり、葉が丸まっているようであれば与えるタイミングをずらし控えめを意識しながら与えるように心がけて皮の薄く濃厚な美味しいミニトマトを目指しましょう。

また、ミニトマトの育て方で気になる病気や害虫についてですが、ミニトマトがかかりやすい灰色かび病や葉かび病、根腐れ病などの代表的な病気は排水性の高い土を使い、多湿と水の与え過ぎに注意していれば防ぎやすいものばかり。

株が緑のままなのに日中萎れて夜になると回復する青枯れ病や株の半分だけが変色したり葉が巻き上がる半身萎凋病や葉の先端が萎れたり変色してしまう萎凋病は連作で起きやすいので新しい容器や土を使うことで予防できますよ。害虫も多湿、水の与え過ぎ、多肥で発生しやすいので水と肥料の与え方に注意し、マルチングや防虫ネットを使えばある程度の害虫は予防が可能。

害虫対策をしていても防虫ネットの目を抜けることができる小さな虫が付くことや、購入した土に既に潜んでいた害虫の卵がかえって株を荒らしてしまう可能性もあり、対策をしていても害虫被害を全て防ぐことが出来るわけではないので、こまめな葉のチェックが重要です。病気や害虫は抵抗性台木の苗を育てることでも予防できるので積極的に使ってみて下さいね。

 

収穫のベストタイミングと収穫した後に行う「下葉かき」とは

ミニトマトの育て方では一般的に開花後1ヶ月から1ヶ月半ほどが収穫適期と言われていますが、住んでいる土地の環境や日照条件で違いが出るので、ミニトマトの実の「完熟」の状態を覚えておくことでミニトマトが最も美味しいタイミングで収穫できます。実がヘタ部分まで赤くなってヘタが反り返った頃が「完熟」した状態で、黄色のミニトマトもヘタの部分まで色が変わった時が「完熟」した収穫のベストタイミング。

それよりも収穫が遅れてしまうとせっかくの実が割れてしまう原因になりますから、収穫の頃合いが来たら早めに収穫しておきましょう。特に、結実した後は雨に当たると実が割れるので、雨除けを施しておくと安心です。そして、念願の収穫を終えた後に忘れず行いたいのが「下葉かき」。

ミニトマトは収穫を終えた花房より下の葉には新しい花が付かないため収穫を終え不要となった枝葉は株の風通しを良くして不要な枝葉に養分が使われないよう一房に付いた実を全て収穫した時点で枝を切り取り果房全体の収穫が終わったらその房から下の葉を全て切り取ります。

ミニトマトは株元から実が熟れていくので収穫と下葉かきを繰り返すことで徐々に下部が茎だけの状態になっていきますが、新しい実に影響はありませんから病害虫予防のためにも行いましょう。

 

さて、小さな子どもとミニトマトを栽培する場合ミニトマトの実を飲み込んで窒息することのないよう結実してからは管理に注意が必要。今回お伝えしたミニトマトの育て方のポイントを実践すれば病害虫による被害があったとしても最小限で済みます。

放置するとウイルス病の原因にもなるため早めに駆除したいアブラムシやコナジラミは拭き取ったり洗い流すことで簡単に駆除できますが、落としても再び発生して駆除が厄介な場合は食品成分の薬剤もあるので病気にかかる前に薬剤に頼って株を守りましょう。

因みに、料理に使ったネギやニラの根をミニトマトの苗の横に植えておくと青枯病や萎凋病の予防ができるので連作障害が心配な場合は試してみて。ネギやニラは入手しやすく最も手軽なミニトマトのコンパニオンプランツで、特別な手入れをせずとも伸びてきますし、ネギやニラの根がミニトマトに悪影響を及ぼすことはありませんから、気軽に植えてある程度伸びたら薬味用に切り取って有効活用して、万が一葉に害虫が付いたり異変を感じたら抜いてしまえばOK。

今回お伝えしたミニトマトの育て方をベースに、必要であれば専用土や肥料、抵抗性台木なども上手に使いながら、おやつにもなり食卓の彩りとしても活躍する美味しいミニトマトをたくさん収穫してはいかがでしょうか。


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