胡蝶蘭の育て方☆贈られた花を長持ちさせる7つのポイント

胡蝶蘭の育て方☆贈られた花を長持ちさせる7つのポイント
胡蝶蘭の育て方のポイントを押えて、あのキレイな花を長持ちできたら、もちろん嬉しいですよね。実は胡蝶蘭は育て方によっては、一度開花すると2ヶ月、長い場合は3ヶ月もの間楽しむことができる、驚くほど花持ちの良い植物なのです。

しかしその一方でお手入れが難しく、胡蝶蘭の育て方を間違えるとすぐに枯れてしまいます。この花を長く咲かせたいのであれば、正しい胡蝶蘭の育て方を知っていなければなりません。

お祝いのお花として贈られることも多い胡蝶蘭ですが、折角のお祝いの花であれば尚一層、大切に育てて枯らすことなく、できるだけ長い期間楽しみたいものですよね。

そこで今回は、花を長持ちさせる胡蝶蘭の育て方を7つのポイントに分けてお伝えします。正しい胡蝶蘭の育て方を知って、少しでも長く胡蝶蘭の花を楽しんでください。

 

胡蝶蘭の育て方☆
贈られた花を長持ちさせる7つのポイント

 

まずは鉢のラッピングをすぐにはずす

胡蝶蘭の鉢植えを贈られたのなら、大きく悠然と並んで咲く花々と共に、豪華に鉢を包んだラッピングにも目を奪われるかもしれません。

胡蝶蘭のラッピングはとても華やかだと思いますから、ラッピングをしたままの状態で飾っておきたいと思うもの!実際に、お店や会社などでも、そのまま飾られている姿をよく目にします。でも、これは、実は胡蝶蘭の間違った育て方なのです。

【 胡蝶蘭の育て方:ラッピングをはずす 】

★ 胡蝶蘭はとても根腐れをおこしやすく、ラッピングをしたままでは鉢の中が蒸れて枯れる原因になってしまうのです。

・ もし胡蝶蘭を長持ちさせたいのであれば、思い切ってラッピングはすぐに外してしまってください。

 

胡蝶蘭の花びらには触らない

蝶が羽を広げてひらひらと優雅に飛んでいるような胡蝶蘭の花びら。とても優雅でついつい触りたくなってしまいますよね。

でも、胡蝶蘭の花には触れないように注意をするのは、胡蝶蘭の花を長持ちさせる育て方の中では、最も基本のことなのです。実は、胡蝶蘭の花は受粉が済むと驚くほど短期間で花がしおれてしまいまいます。

【 胡蝶蘭の育て方:むやみに触れない 】

★ キレイだからとつい花びらに触れてしまうと、うっかり受粉してしまうことに!

・ 受粉していなくても刺激を感じた雌しべが、受粉が終わったと勘違いしてしまって、開花の期間を短くしてしまう原因になるのです。

意図的に触らなくても、水やりなどの日々のお手入れの際はもちろん、風になびいたカーテンやペットなどが触ってしまうこともありますので、十分気を付けて下さい。

 

胡蝶蘭の花を長持ちさせる水やり

大切な胡蝶蘭だからこそ、毎日欠かさずに水やりをしていたのに、なぜだか枯れてしまった。愛情をたくさん注いだのに枯れてしまう…。胡蝶蘭の育て方が難しいと言われる理由かもしれません。

でも、実は毎日たっぷりと水やりをするのは、間違った胡蝶蘭の育て方なのです。

【 胡蝶蘭の育て方:水やり 】

★ 胡蝶蘭は根っこから水分を吸い上げる力がとても弱いため、根腐れを起こしやすい植物。そのため、水やりをあまり必要としません。

・ 水やりは土が乾燥してから与えるようにするのがポイント!

目安としては、水やりは1週間~10日にコップ1杯程度、冬場であれば1ヶ月に1回でも十分ですよ。

 

葉水で花を長持ちさせる

胡蝶蘭にはあまり頻繁な水やりは必要ありませんが、これは水が全く不要という意味ではありません。胡蝶蘭は葉っぱからの水分吸収がとても優れた植物です。

言い換えると、水は根っこにではなく、葉っぱに与えたほうが胡蝶蘭は元気に育つので、葉水を与えるのがポイントということです。胡蝶蘭の育て方にはコツや知識が必要と言われるのにも、納得ですね。

【 胡蝶蘭の育て方:葉水を与える 】

★ 葉水を与える時は、胡蝶蘭は葉の裏側から水分を吸収します。

・ 葉の裏に直接霧吹きで水を吹きかけたり、濡れたティッシュやスポンジでそっと葉を撫でて水分を与えるとバッチリ!

葉水は、葉の埃を取り除いて光合成しやすくしたり、虫の被害を防ぐのにも効果的なのです。葉水は朝の10時位までに毎日行い、もし乾燥がひどいようであれば、1日数回与えるようにしてください。

 

胡蝶蘭の花を長持ちさせる温度管理

水やりには気を付けているのに、もし胡蝶蘭の花がどんどんしおれてしまうのであれば、それは、胡蝶蘭を置いている場所がよくない可能性が高いです。

胡蝶蘭は、熱帯雨林がふるさとの花ですので、高温多湿な場所を好みます。意外かもしれませんが、胡蝶蘭は暑さに強く、寒さに弱い植物なのです。

せっかくの花が咲いている間は、飾りたいところに飾るのが一番ですが、もしその場所が10℃以下の寒い環境なのであれば、胡蝶蘭の花はみるみるうちに元気がなくなってしおれてしまいます。

【 胡蝶蘭の育て方:室温 】

★ 胡蝶蘭を育てるのに適した温度は18~27℃といわていますので、室温が15℃を下回らないように注意をしてください。

・ 特に、太陽の日差しをたくさん浴びせたいからと窓際に置いていると、冬の夜などはとても冷え込みますので、置き場所には気を付けると安心です。

 

胡蝶蘭の花を長持ちさせる湿度管理

胡蝶蘭の育て方の中で、室温とともに注意したいのが、湿度。胡蝶蘭は高温多湿な環境を好みますので、乾燥は大敵!

【 胡蝶蘭の育て方:湿度管理 】

★ 特に、乾燥しきったエアコンの風があたるような場所では、胡蝶蘭の花はみるみるしおれて枯れてしまいます。

・ もし、他に置き場所がないようであれば、胡蝶蘭の隣に加湿器を設置するなどの工夫をしてみるといいかもしれません。

 

胡蝶蘭の開花中には肥料は不要

花がたくさん咲いていると、元気に長く咲いてほしくて、たくさん肥料を与えたくなるもの。普通の花ならそれで問題ないのですが、胡蝶蘭に限っては、これは間違った育て方なのです。

【 胡蝶蘭の育て方:肥料 】

★ 胡蝶蘭は、肥料をほとんど必要とせず、唯一肥料を与える時期は、花が咲き終わった夏の間だけ!

・ それ以外の時期に肥料を与えてしまうと、元気になるどころか、逆にどんどんしおれてしまう原因になります。

胡蝶蘭に関しては、肥料をあげたくなる気持ちをぐっと我慢して、胡蝶蘭の生命力を信じながら育ててあげるのが、正しい胡蝶蘭の育て方なのです。

 

いかがでしたでしょうか、胡蝶蘭の花は、他の花と育て方が全然違うと感じた方も多いかもしれませんが、他の花だと当たり前のことが、胡蝶蘭にとっては当たり前ではありません。

胡蝶蘭は育て方が独特なので、育て方を知らなければ枯らしてしまったり、本来長く楽しめるはずの開花期間がすぐに終わってしまうのです。一度しおれてしまった胡蝶蘭の花がまた元気に復活することはありません。

もし花がしおれて枯れてしまったら、手で簡単につみとることができるので、その花は諦めてすぐにつみとり、残りの花が少しでも長く咲いてくれるように、お手入れを続けてあげてください。

コツさえ分かれば、胡蝶蘭はとても生命力の強い花なので、来年もその翌年も、ずっとキレイな花を咲かせてくれます。是非、胡蝶蘭の正しい育て方をマスターして、優美な咲き姿を長く楽しみましょう!

まとめ

胡蝶蘭を長持ちさせるには

・根腐れの原因になる鉢のラッピングはすぐにはずす
・花が早くしおれてしまうので花びらには触らない
・水やりは1週間に1回程度で十分
・水やりの代わりに葉水をしっかり与える
・高温多湿を好むので寒すぎる環境は厳禁
・エアコンの風による乾燥に注意
・開花中の肥料は逆効果


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