新築祝いやお誕生日、お祝い事にはこのお花って感じで使われますよね!いただいた蘭を、ずっと大切にしたいものです。
高価なイメージのお花ですし、ワンシーズンのみ楽しむにはもったいない気もします。出来ることであれば、毎年同じ時期にお花が咲き楽しめるとベストですよね♪
実は、蘭にも種類があって、カトレア類・ジンビジウム・デンドロビウム・リカステ類・オレンジウム類・パフィオペディラム・ファレノプシス類・バンダ類とあります。初めて聞くものやよく目にするものなどそれぞれですが、どの蘭も咲かせるコツがあります。
そこで今回は、種類によって違う蘭の育て方のコツも踏まえながら、7つのポイントをご紹介いたしましょう。毎年、綺麗な蘭の花をみることができますよ。
来年も咲かせるコツ!
蘭の育て方7つのポイント
1.温度
白花系で最低温度10度、ピンク系色物系で15度以上の越冬温度が必要です。
また、夏季の夜温は25度以下に下がり、日中も35度以下での栽培が望ましいです。40度を超える日が続くと暑さで弱ってしまい、枯れる事が有ります。あたたかいとすぐに花を咲かせてしまい持ちが悪くなりますので、明るくて最低でも10度はほしいです。
2.日照
樹木に着生していますので、チラチラ動く木漏れ日が理想です。遮光率でいうと50~60%程度です。直射日光でなければ大丈夫です!
暗いところよりも明るくて太陽をサンサンと浴びないのがベストです!部屋で言いますと窓際にレースカーテンがあってそこから漏れるおひさまがベストではないでしょうか!
直接、陽にはあたらないけれど、明るくて少しだけたまには陽にあたるといった微妙な日当たり加減で蘭は育ちます☆
3.湿度
1番難しい点でもあります。冬季栽培温室に入っただけで眼鏡が曇る位の湿度が理想です。日本の梅雨時以外は湿度不足と思ってください。
その為、胡蝶蘭は湿度を保てる温室でで栽培して、戸外栽培はあまりしません。そよ風程度なら良いのですが通風が良いと湿度を奪われ下葉を落とす事がありますので注意して下さい。観葉植物で回りを囲むなど湿度対策を工夫して下さい。
4.水
硬くしぼったオシボリ程度の湿り気が好みます。水苔が白っぽく乾いたら与えるが基本。秋から春までの冬期間は水苔が乾いたら与えるというように替えます。
乾燥気味にすることで寒さによる根腐れを防ぐ為です。葉が柔らかくシワが寄る様だと乾燥させ過ぎです。肥料は、桜の花が終わった頃から銀杏の葉が黄色くなるまでの期間に、週1回程度3000倍以上に薄めた液肥を与えてください。
置肥はなくても十分です。お水をあげる時にこぼれてしまってやりにくいので、霧吹きなどを利用すると便利ですね!一気にドバッと水がでないのであげすぎなんてことにはならないと思います。
5.場所
温室か、室内用ミニ温室があり空気を回す循環扇の設備が有ると湿度も保ち良いですね。無い場合は、カーテンこしの日商で木の幹の着生に近い状態を。
庭に木が有ればつるしてみたり・・・通風で乾燥しない様に注意をして下さいね!屋外には不向きですね。玄関や窓際や廊下など普段の生活する場所とはちょっと離した方が良いでしょう。エアコンなどの暖房器具にクーラーには直接あたらないように気を付けて下さい。
6.枝
花が散った後は暫く休んでから再び成長し花が咲くことが多く運が良ければ先端から子株が出ることが稀に有りますよ!花茎がオレンジっぽく枯れこんできた時、株元から3節ほど上でカットし、とにかく根を傷めないように注意して栽培すれば葉が3枚以上有れば花は咲くでしょう!
とにかく根を傷めないように注意して栽培すれば3枚以上有れば花は咲くでしょう。も1パターンですと、花が終わったら1株づつに植え替えて、前回と同じ材料で水苔かバークかで植えてみましょう!
梅雨の時期を除けば育てるのが楽です。葉が増えてきて根付けば冬まで問題ありません。ただ、葉の日焼けに注意して下さい。植え替えの目安は2年です♪
7.虫
全ての蘭において害虫が発生しますので、これらを放っておくと綺麗な花も咲くことがないので十分に注意して経過観察していきましょう!”カイガラムシ”というバルブや葉に白い小麦粉のようなものがつくことがあります。
歯ブラシ等で白い粉状のカイガラムシ削ぎ落とし、水流の強いもので洗い落とすか殺虫剤散布です。高温多湿で風通しが悪いと発生しやすいので環境を見直しましょう。後、ナメクジやハダニ、カビから引き起こす病気もあります。立枯病は植え替えのストレスから、炭そ病は葉焼けから発病します。
アブラムシやスリップスはウィルス病を媒介させるのでしっかり駆除しましょう!!
いかがでしたか。
高価な蘭をプレゼントされて綺麗な花を咲かせている状態でいつかは枯れてしまうのかと少し悲しくなるのもこれでなくなりますよね♪
いただいて数ヶ月だけ楽しんで捨てることのないように来年の為の準備も進めながら蘭を楽しめたらいいなと思います。
蘭といっても世界に15000種類あって、日本には75属230種類がありまだまだ栽培や品種改良が進められているんです!見た目のお花はもちろん素敵で美しいのですが、花言葉もたくさんの言葉があります。
胡蝶蘭では色に関係なく”幸せがやってくる”という言葉で、清純・純粋・あなたを愛してますなどがありますね。名前にも由来があって、ギリシア語で、蝶に似たという語源から和名は、蝶が待っている様に見えるとの事です。
外観の美しさも大事ですが、そのお花一つ一つの言葉を思いながら育てるのもお花にとっても育てる側からしても楽しめるかと思います☆
まとめ
来年も咲かせるコツ!蘭の育て方7つのポイント
1.温度
2.日照
3.湿度
4.水
5.場所
6.枝
7.虫