ベランダ菜園でも育つ☆アスパラガスの育て方


シャキッとした歯ごたえが良く、鮮やかなグリーンで食卓にいろどりを添えてくれるアスパラガスの育て方を知って、自宅のベランダで収穫出来たら、お料理の彩もきれいになり家族も喜びますよね。

アスパラの肉巻きやクリーム系パスタの具として、お弁当のおかずや小鉢料理など汎用範囲が広くて人気が高いアスパラガスは、ビタミン類を豊富に含む健康野菜で、血圧を下げる作用があることも知られていますが、利尿作用や食物繊維の多さから美容に良い、女性に嬉しい野菜としても注目されています。

アスパラガスの育て方と聞くと、非常に難しそうなイメージを持ってしまいそうですが、実は害虫にも強く管理もしやすいため、ベランダで簡単に栽培がでます。そこで今回はベランダ菜園でできるアスパラガスの育て方において、種まきから収穫方法までの気になる事柄を取り上げていきます。

種ではなく、「苗」を用意しましょう

まず、アスパラガスの育て方に必要な苗と道具を揃えていきましょう。

・アスパラガスの大苗
・プランター
・用土、赤玉土
・肥料

アスパラガスを育てようとした時、種と苗どちらも購入ができますが、迷わず「大苗」を選びましょう。種から育てると、収穫までに3年ほどかかりますが、大苗ですとその年から収穫が可能だからです。

苗にも大苗と小苗がありますので注意しましょう。大きいほど収穫までが短くなりますし、日に日に成長していく様子を観察していても楽しいものです。プランターは30cm以上を目安に底の深いものを選びましょう。アスパラガスは根を深くはりますので野菜用の中でもより深いものがおすすめです。

土は底に敷く「赤玉土」と野菜用の「用土」を選びましょう。用土は肥料が入っている「培養土」があれば、はじめに用意するものも少なくなりますし、土と肥料の分量を量って混ぜる作業が省けます。

 

赤玉土を底に敷くと通気性が高まる

準備ができたら、早速植えていきましょう。アスパラガスの育て方においては、春の4月と秋は11月と年2回が植え付け時期です。まず、プランターに赤玉土を底が見えなくなる程度に入れ、その上から用土と肥料、又は培養土をプランターの3分の1を目安に被せていきます。

用意するものの中に、土を2種類用とお伝えしましたが、アスパラガスの育て方のポイントの1つに「湿気を嫌う性質」があるためです。赤玉土は通気性の確保とともに、無機質なため雑菌の繁殖も防いでくれる役割をもっていますのでおすすめです。

苗を広げながら20cm間隔で植え、その上から用土を被せ、水をあげ苗と土を馴染ませてあげましょう。又、アスパラガスの育て方で水やりは冬季以外たっぷりあげることがポイントです。

 

アスパラガスは肥料が大好き 2週間に1度のおやつタイム

アスパラガスは日光を好みますので日当たりが良いに越したことはありませんが、一日3時間程度でも問題はありません。水は毎朝たっぷりあげてください。

又、アスパラガスの育て方で注意しなくてはいけないのは、アスパラガスは肥料が大好き(必要)ということです。2週間に1度を目安に堆肥であればプランターのすみを沿うように、水と一緒に液体肥料をあげましょう。

肥料をあげると雑草もプランター内に生えてきます。せっかく肥料をあげても栄養を雑草にとられてしまわないよう、水やりの際にチェックし、見つけたらスグに取り除きましょう。

又、アスパラガスは背の高くなる植物です。特に高層階や開けた土地、ビル風など、マンションは風が強い場合も多いので倒れないように支柱を立てるのも大切に育てるポイントとなります。

 

収穫のタイミングは15cm

最初にも書きましたが、アスパラガスの育て方は種と苗と2種類あり、今回お伝えしている大苗から栽培の場合、4月に植えて年内秋ごろに収穫が可能です。タイミングとしては新芽が15cmほど伸びたら収穫時期ですが、その際に太さに注目しましょう。

食べごろなのは15cm程度育ち、人差し指程度の太さが目安です。あまり細く小指程度の太さなら味も食用としては適していないので収穫は控えましょう。

 

2回目の収穫から行うアスパラガスの新芽の育て方

アスパラガスは多年生植物のため、1回収穫したら終わりではなく、刈り取った部分からまた新しく新芽がでてきてくれます。

基本的には刈り取る度に次の芽が生えてきてくれるのですが、あまり連続で刈り取ると苗が痩せて収穫できなくなってしまうため、収穫にも休息が必要になります。

目安としては、育てはじめの年は収穫から2か月間とし、2年目以降は時期をみながら収穫から2、3か月を目途にして後の期間は苗を育てる、太らせるために愛情を注いでいきましょう。
今回はベランダ菜園でも育つアスパラガスの育て方をお伝えしました。アスパラガスの育て方のポイントは、「土による湿気対策」、「日当たりのいい場所」、「2週間に1度の肥料」の3つです。

又、畑で育てる場合は冬越しの気温対策も注意が必要ですが、プランター栽培の場合は室内への移動や、ベランダ内でビニールをかけるのも規模が小さく簡単に対策できます。アスパラガスは多年生植物なので、一度植え付けすると10年くらいは収穫し続けることができるのも魅力の1つです。

収穫をしてもまた、次の穂先がニョキニョキと生えてきますので、1回では終わらず、自分で試行錯誤しながら育てることができますし、楽しみが長く続くと愛着も湧きますよね。

 

さて、アスパラガスが次から次へと育つ様子は話のネタにもなりますし、家族と一緒に成長の喜びを共有できます。食卓の彩も華やぐこと間違いなしでしょう。

この記事を読んで「ちょっとベランダ菜園って楽しそう」と感じていただけましたら、今回お伝えしたアスパラガスの育て方を参考に、ぜひ実践してみましょう。


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