ハーブの育て方のコツ。面倒くさがりさんでも大丈夫な7つの種類

ハーブの育て方のコツ。面倒くさがりさんでも大丈夫な7つの種類極力手間をかけないお手軽ハーブ栽培術をマスターしちゃいませんか。

本当はゆったりハーブのある生活をしたいけど、現実は毎日忙しくて世話をするのは一苦労。ハーブって口にはするけど、育て方はイマイチわからない。なんて思うことありませんか。興味はあるのに足踏みしてしまっているなんてもったいない!そこで、初めての方、時間にゆとりのない方向きの、気軽に出来るハーブの育て方をご紹介します。

 

ハーブの育て方のコツ。
面倒くさがりさんでも大丈夫な7つの種類

 

適する場所を考え選択する

ハーブだけでなく、植物全般には、その種類に一番合う環境があります。ですからハーブを購入する際には、自分の住んでいる所の年間の気候を把握し、どこで育てるのかを考えましょう。家の中で育てるにしても、場所によって温度や湿度、日の照り具合は随分異なります。

ハーブには、日陰を好むハーブ、日向向きのハーブ、乾燥地帯に生息するハーブ、湿度が必要なハーブなど、特徴は実にさまざまです。
原産地の気候条件をよく確認しましょう。環境に合っているだけでも順調に成長しやすく、病気にもなりにくいです。

 

土の質をよくする

害虫や病気に邪魔されずに育つことが、結果として手軽にハーブを育てることになります。ハーブが強く健康に育つためには、ハーブにとって育ちやすい土壌にしておくのが一番。
ハーブの好む土質は弱アルカリ性で、保水性がありながらも余計な水を排泄し、柔らかく通気性がよいものです。黒土、赤玉土、腐葉土、バーミキュライト、ピートモスなどを配合して作ります。
鉢やプランターの底から水が流れるよう粒状のものを先に敷き詰め、しっかりと混ざり水や空気の通り道の出来た土で苗を覆いましょう。
土づくりが出来ない場合は、ハーブ用にブレンドされている土を使ってみて下さい。

 

苗から育てる

ハーブは種から育てる他に、苗から育てるという方法もあります。栽培経験が少ないと、種から芽が出るまでの間に手入れの仕方を間違えてしまい、うまく育たない場合があります。
苗を植えれば、収穫期も早く迎えることが出来ます。枯らすリスクも少なく観賞出来るでしょう。苗を選ぶことは、ハーブの病気を防ぐことにつながります。

茎が太く、葉が青々としていて、しっかり根を張っているのが、丈夫なよい苗です。反対に、全体がヒョロっとしていて、黄色やしおれている葉があり、根詰まりをおこしている苗や、虫がついているものは避けるべきです。

苗でのハーブ栽培に慣れてきたら、徐々に種の段階から育ててみましょう。

 

容器で育てる

手軽に育てるには、地植えよりもプランターや鉢などの容器を使うとよいでしょう。

地植えは、日の光を吸収しやすいのでよく育ち、大量生産もしやすいです。しかしながら、水やりの量やタイミング、雑草や害虫との戦いと、屋外ならではの大変さがつきまといます。

容器であれば、庭や畑がなくてもベランダ菜園が出来ますし、家の中での栽培も可能です。鉢やプランターを選ぶ際のポイントは、なるべく土がたくさん入る大きさや深さのある容器がよいでしょう。

 

種類を限り、寄せ植えを避ける

いろいろ育ててみたいところですが、ひとまず数種にとどめておいた方が、どれにも手が行き届き収穫や鑑賞を楽しめます。また、シンプルに1か所につき1種類という育て方が無難です。
寄せ植えにはルールがあり、性質の似ているもの同士でなければなりません。異質同士を一緒にしてしまうと、栄養分の偏りがおきて互いの成長バランスが悪く、共倒れをしてしまいやすくなります。片方はすくすくと元気に育っているのに、片方は痩せて隅に追いやられている状態になりかねないこともあるのです。

 

コンパニオンプランツをする

育てていたハーブが虫の餌や住みかになってしまうのは困りますよね。寄せ植えはおすすめしませんが、コンパニオンプランツはする価値があると思います。コンパニオンプランツとは、訳して「共存作物」。特定の野菜と一緒にすることで、いい影響を与え合いながら育つことが出来ます。こうした友好的な栽培方法が成り立つハーブはいくつかあります。
殺虫剤を使わずもお互いで害虫を回避してくれたら、助かりますよね。

育てやすい組み合わせとして、トマトとパセリ、トマトとタイム、ニンジンとセージ、などが例に挙げられます。

 

繁殖力の強いハーブは鉢植えにする

どんな環境にも適応してたくましく育つタイプのハーブは、放っておくとどんどん生え広がっていきます。勝手に育っていくので楽なようですが、摘み取れないほどまでに多い茂ることもあるので要注意。こうした種類のハーブを育てる場合には、適切な処置が必要となる地植えよりも、鉢やプランターで育てることをおすすめします。
基本的にハーブは生命力が強いのですが、特にミント類は繁殖力がとにかく強いです。

 

このように、ちょっとした工夫をするだけで、回り道をせずに上手にハーブ栽培をすることが出来ます。ハーブは、食用として調理のスパイスやトッピングにもなり、ハーブティーにして飲んでも楽しめますよね。また、綺麗な葉や花は眺めているだけでも気分を高め、リラクゼーショングッズも作れます。

あなたはどんなハーブがお好みですか。ハーブは種類が豊富なので、用途を考えて選んでみて下さい。よい香りのするいきいきとしたハーブで、日常を彩りましょう。

 

まとめ

ハーブの育て方のコツ。面倒くさがりさんでも大丈夫な7つの種類

・適した環境選び
・ハーブの好む土づくり
・種よりも丈夫な苗の購入
・室内でも出来るコンテナ栽培
・少数を単体で植える
・一石二鳥のコンパニオンプランツ
・強いハーブは地植えを避ける

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