きゅうりの育て方☆エコで涼しいグリーンカーテンの作り方


きゅうりの育て方はとても簡単で、その上、ひと夏でたくさんの実を収穫できる育て甲斐のある野菜ですから、夏の家庭菜園ではとてもポピュラーな存在ですよね。

食卓での利用頻度も高いので、家庭菜園を行ったことのある方であれば、実際に育てた経験があるという方も多いのではないでしょうか。

きゅうりは支柱などに茎を巻き付けながら生長する蔓性の野菜ですが、そんな蔓性の植物は、近年人気の高まっているグリーンカーテンにも最適!きゅうりの育て方をマスターして、夏を涼しく、食卓も美味しくできたら、一石二鳥ですよね。

そこで今回は、収穫とグリーンカーテンのどちらも楽しむことを目的とした、きゅうりの育て方をお伝えします。

きゅうりの育て方は初心者の方でもチャレンジしやすいもの。今年の夏は、室内に差し込む夏の暑い日差しを遮りながら、美味しくエコに過ごしてみてください!

 

きゅうりの育て方☆
エコで涼しいグリーンカーテンの作り方

 

きゅうりをグリーンカーテンにするなら

グリーンカーテンとは、室内に差し込む夏の暑い日差しを植物によって遮ることが目的の栽培方法。

夏真っ盛りになる前に植物の最盛期を迎えてしまっては、肝心な時に十分に日差しを遮ることができなくなってしまうので、夏の最も日差しが強い時期に、最も葉が茂っている状態になることを目指して、栽培期間を逆算しながら育てるのがコツ。

【 きゅうりの育て方:種の撒き時 】

★ 8~9月にグリーンカーテンを完成させるきゅうりの育て方ですが、きゅうりは発芽してからおよそ60日で収穫期を迎えます。

・ もし種から育てるのであれば、種を植えてから発芽までは10日程ですので、5月上旬~6月下旬には種を蒔いてください。

栽培初心者の方であれば、ホームセンターなどで売られている苗から育てることもおすすめ!ただし、きゅうりは夏野菜ということもあり、生育温度も18~25℃が基本ですので、お住まいのエリアによって気候を考慮しながら、栽培を開始してみてください。

 

グリーンカーテンの準備

グリーンカーテンを作るためには、植物を這わせるためのネットが必要

ネットは地面から窓に向かって斜めになるように張っておけばOK。きゅうりの実がなった時にネットの内側に垂れるので、収穫する時に分かりやすく、日陰の涼しい場所で収穫作業ができるはず。

栽培にはプランターを用いれば、ネットの設置の場所に合わせて栽培場所を確保できるので便利です。

【 きゅうりの育て方、プランター 】

★ プランターでのきゅうりの育て方の注意点は、一つのプランターに苗を植えすぎないこと。

・ きゅうりは実の成長スピードが早く、その分たくさんの水分と養分が必要!

きゅうりをプランターで育てる場合、プランターの中の水分と養分は限られているので、苗が多いと養分と水分の取り合いになり、発育不良の原因になってしまうのです。

 

きゅうりの水やり

グリーンカーテンにする場合もしない場合も、水やりなどの基本的なきゅうりの育て方は同じです。きゅうりは乾燥に弱いため、水切れに十分注意しながら育てる必要があります。

【 きゅうりの育て方、水やり 】

★ 水分が足りていない場合は、つるがくるくると、らせん状に巻いたようになってくるので、きゅうりのつるの先を見ながら、水やりの量が足りているかどうかを判断!

・ また、美味しい実を収穫するために是非実践したいのが、夕方の水やりです。

実が成長する夜間に、きゅうりの苗に十分な水分が行き渡っていれば、みずみずしい水分たっぷりのきゅうりが出来ますので、是非夕方以降にも水を与えてみてください。

 

グリーンカーテンを作るポイント

グリーンカーテンを作るのが目的の場合、普通のきゅうりの育て方と少し異なるのが、整枝。実を収穫することだけを目的としているきゅうりの育て方とは違って、グリーンカーテンを作る場合は、できるだけ多く葉を茂らせなければなりません。

【 きゅうりの育て方、整枝 】

★ まずは、窓を覆うようなカーテンができるように、できるだけ多くの蔓を延ばして広範囲に広がるように育てます。

・ 最初に伸びてきた蔓が1m程になった頃から、蔓の先端をカットして摘芯を行うようにするのがポイント。

左右に子蔓・孫蔓をどんどん伸ばすようになるので、それらを上手に誘引して万遍なく広げていけばOK!

ただし、たくさん葉を茂らせたいものの、葉っぱ同士が重なりあってしまうと日照不足で葉が落ちたり、そのことが原因で実が発育不良を起こすので、常に全体を整えながら摘葉も行ってください。

 

綺麗なグリーンカーテンを楽しむために

【 きゅうりの育て方、グリーンカーテンのコツ 】

★ グリーンカーテンを愉しみたいのであれば、たくさん収穫したい気持ちをほんの少し我慢した方が、上手にカーテンを作ることができるはず!

・ 実を付けすぎると株が弱って葉が茂らず、その結果、スカスカのグリーンカーテンができてしまうからです。

グリーンカーテンを作る場合は、収穫だけが目的ではないので、目的に合わせてきゅうりの育て方に工夫をするのが成功の秘訣!

 

いかがでしたでしょうか、今回はきゅうりの育て方でも、特にグリーンカーテンに役立つためのコツを中心にお伝えしました。

グリーンカーテンは、ただ日差しを遮るだけでなく、植物の葉から蒸発する水分が周りの気温を下げてくれる効果があり、とってもエコな天然のクーラー!

カーテンになるように誘引することができる蔓性の植物であれば、花でも野菜でも果物でも作ることができますが、葉も実もたくさん茂って、日光の遮断力が高いきゅうりは中でもおすすめです。

上手く育てれば毎日のように収穫もできますし、身近な存在のきゅうりであれば食卓でも活躍してくれるので、育てるのが楽しみになること、間違えなし!

グリーンカーテンにする場合としない場合では、きゅうりの育て方は少し異なりますが、きゅうりを育てたことがある方もない方も、今年の夏はきゅうりのグリーンカーテンでエコで涼しく過ごしちゃいましょう!

まとめ

きゅうりでグリーンカーテンを作るコツ

・5月上旬~6月下旬に種を植える
・収穫のため、地面から斜めにネットを設置
・乾燥に弱いので、水切れしないように注意
・蔓を誘引しながら、整枝する
・収穫は少し控えめにして、葉を茂らせる


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