手の美しさやしぐさは意外に人の印象に残るものです。手はその人の生活を表わすと言われ、年齢や暮らしぶりが出てしまいがちです。最近加齢による手のしわやくすみを気にする方が増え、ここぞという時には手を若々しく見せるハンドメイクなども話題になっています。
今回は日頃、ちょっとした時間にできるハンドマッサージの方法をご紹介します。マッサージで手や指先を刺激することによって、効果的に手のしわを目立たなくし、健康的で若々しい肌を手に入れることができます。
顔のアンチエイジングには多くの手間とお金を費やしているのに、案外手のケアを見落としている方がいらっしゃいます。入浴後やテレビを見てリラックスしているちょっとした時間にでき、体にも良いハンドマッサージ。きれいな手になって、おしゃれやネイルを楽しみましょう。
手のしわが伸びる!
効果的にハンドマッサージを行う7つのコツ
その1.手を清潔にする
まずはハンドソープなどで手を洗い、清潔にしましょう。入浴後であればそのまま始めてもかまいません。洗った手をそのままにしておくと皮脂が奪われてカサカサの原因になりますので、水分は乾いたタオルでしっかりと拭き取るようにしてください。
その2.ハンドクリームかマッサージオイルを準備する
マッサージを滑らかに行いながら手に潤いを与えるために、ハンドクリームかマッサージオイルを用意してください。香りや使用感などでお好みのものを選んでください。
もしご自分でマッサージオイルを作るのであれば、ホホバやマカデミアナッツ油などのキャリアオイル(植物油)に、お好みのアロマ精油をブレンドしてください。濃度の目安はキャリアオイル30mlに対して精油6滴以下です。
スキンケアに適しているのはカモミールローマン、ラベンダー、ゼラニウム、ネロリ、ローズオットーなどの精油です。
その3:ハンドクリームかマッサージオイルを手になじませる
2で用意したハンドクリームかマッサージオイルをたっぷりめに手にとって、両手全体になじませます。およそ500円玉大の量を、全体的によく塗り込むようにします。手のしわや荒れやすい詰めの周辺は特に念入りに塗り込んでください。
その4:指をらせんを描くようにマッサージする
人差し指と親指の腹を使って、すべての指1本1本にらせんを描くようにマッサージしていきます。指の付け根の方から指先に向かって、滑らせるようにくるくるとマッサージします。この時、爪の付け根を押してからピンと離すようにすると、よりマッサージ効果が得られます。
指先の血行が良くなることにより、体全体の代謝も上がりしわを予防する効果もあります。両手を2セットくらい行うのが望ましいでしょう。
その5:手の甲を円を描くようにマッサージする
ハンドクリームやオイルを適宜付け足しながら、手の甲を円を描くようにマッサージします。人差し指と親指の分かれ目には「合谷」というツボがあり、肩こりや目の疲れに効く万能ツボとも呼ばれています。
人差し指と親指の腹で挟むようにして、手首の方に押し上げると効果があります。これも両手2セット行います。
その6:手のひら側を軽く押しながらマッサージする
手のひら側を軽く押しながらマッサージしていきます。この時、手のひら中央部にある「労宮」という疲れに効くツボを刺激するようにします。
指を手の内側に向けて折った時に、中指の当たる場所です。深呼吸でゆっくり息を吐きながら指先に向かって押し出すように刺激します。目安は5秒くらいです。これを両手3セットずつ行います。
その7:手全体を包み込むようにマッサージする
仕上げとして手全体を手のひらで包み込むようにマッサージしましょう。優しくなでるようにさすります。最後に反対の手で指先を軽く押さえて、ひじから手の先までを伸ばすようにストレッチしてみてください。
すっきりします。一連のマッサージを終えた後に、余裕があれば10分ほどラップを巻いて手のパックをすると、さらに潤いが浸透します。
いかがでしたでしょうか。
顔はきれいにしているのに、手で年齢を判断されているとしたら残念なことです。ご紹介したマッサージ方法は、手のツボを刺激しながら体の内側にも効くケアです。
加齢とともに冷え症や自律神経の乱れなどの小さな不調を抱える方も多いですが、マッサージで血行を良くして体質改善に役立てられればさらに嬉しいものです。しわの目立たない健康的な手になり、若々しい「手美人」を目指しましょう。
マッサージを日常に取り入れて、楽しく手のケアをしていきたいですね。
まとめ
手のしわが伸びる!効果的にハンドマッサージを行う7つのコツ
その1.手を清潔にする
その2.ハンドクリームかマッサージオイルを準備する
その3.ハンドクリームかマッサージオイルを手になじませる
その4.指をらせんを描くようにマッサージする
その5.手の甲を円を描くようにマッサージする
その6.手のひら側を軽く押しながらマッサージする
その7.手全体を包み込むようにマッサージする