ハーブ初心者が上手にハーブ苗を選ぶ7つのコツ

ハーブ初心者が上手にハーブ苗を選ぶ7つのコツ
毎年ハーブを育てたいと思うけど、園芸店に行ってたくさんのハーブ苗を目にすると、どれを選べばいいのかわからなくなって結局いつも断念しまう。心当たりがある人も多くいるのではないでしょうか。

せっかく買って育てるのだから、育てやすく、成功するものを選びたいものですよね。そんな初心者さんのために、失敗しないハーブ苗が選べるよう、特に注意して見てほしいポイントを集めてみました。

育てやすい植物の苗か

ハーブと聞くと、おそらく上位に挙がってくるラベンダーやローズマリー。北海道のラベンダー畑や、イングリッシュガーデンに欠かせないローズマリーの低木を想像し、育ててみたいと思う人も多いかと思います。しかし、これらの植物は湿度や温度に気を付けなければならず、実は育てにくいため、初心者にはオススメできません。

では、育てやすいハーブ苗は何かというと、ミント類、バジル、タイム、レモングラス、メリッサなどです。これらの苗は比較的繁殖力も強く、初心者でも世話しやすいハーブ苗です。また、料理やお菓子作り、ハーブティーにポプリなど、用途も多岐にわたっているものばかりため、作り甲斐のあるハーブ苗といえるでしょう。

 

葉はきれいな色をしているか

園芸店でハーブ苗を見たときに、まず着目してほしいのは葉の色です。

同じ品種のハーブ苗が数ポットあるかと思いますので、その中で、葉の一番若いところの色を比較してみてください。きれいな緑色をしていたらそれは生命力にあふれたハーブ苗といえます。逆に、白っぽかったり、元気がない場合は、なんらかの問題があるハーブ苗です。斑点や、虫がついているもの、変色しているものなどは論外です。これらの苗は、真っ先に候補から除外しましょう。

 

葉はたくさんついているか

葉がきれいなものをいくつかピックアップしたら、今度は葉の量、つき方を比べてみましょう。

葉の間隔が詰まってたくさんついていたら、それはじっくり成長してきた証です。逆に間隔が広く葉が少ないもの背だけが伸びて、この先の成長も心配な苗といえるでしょう。また、根元の葉までしっかりとついているか、根元の葉は枯れてぽろぽろと落ちやすくなっているかもチェックすると、より育てやすいハーブ苗を選ぶことができます。

 

茎はしっかりしているか

さて、葉のチェックが終わったら、次は茎を見ていきます。

根元の茎が太くどっしりとして、先端までしっかりと支えられているものは育てやすいハーブ苗です。ひょろひょろと元気がないハーブ苗は、購入後に植え替えても、そのまましおれて枯れてしまう可能性が高くなってしまいます。しっかり、根元から先端までの太さとたくましさを比較して、より力強いハーブ苗を選びましょう。

 

ポットにしっかり根づいているか

葉や茎での選定を一通り終えたら、根の張り具合をチェックします。

根の張り具合なんて、見ただけではわからないと思うかもしれません。それならば、ポットを軽く持って揺すってみましょう。しっかりと根付いているものなら、土が崩れるようなことはありません。

つまり、ポットを揺さぶって中の土がぐらぐらと動くものは根がしっかりしてないのです。根がしっかりと張っていないと、どんなに葉や茎の状態が良くても、その後の成長は難しく、ハーブ苗としては難易度が格段に上がります。根がしっかり張っているものを選ぶようにしましょう。

 

根の色は何色か

ポットを持った際に、一緒にポットの裏の穴を覗いてみましょう。穴から白い根が見えたものはとても良い状態のハーブ苗です。ポットの底までしっかりと健康な根を張っている確固たる証拠となるからです。

反対に最も注意しなければならないのは、根が黒いもの。その段階ですでに根腐れを起こしている可能性が非常に高くなっています。このようなハーブ苗はほかにどんな優れた点があろうと除外してください。根腐れの処理にはテクニックが必要だからです。初心者はほぼ100パーセント失敗するハーブ苗だといっても過言ではないでしょう。

 

土はこんもりしているか

ここまで選んできたら、候補はもう一つか二つに絞られていることでしょう。その最終的な見極め手段として、ポットに入っている土を見ます。

こんもりと盛られた土は、それまでそのハーブ苗がきちんと手入れをされてきた証です。ポットの半分もない量でがちがちに固まったハーブ苗は、かわいそうに、種をまいたまま水だけ与えられ放置されてきたため、そのような状態になってしまっているのです。

手入れをされてきた苗と、放置されてきた苗。どちらがより健康な状態で、この先育てやすいものなのか、一目瞭然ですよね。迷わずこんもりと土が盛られたハーブ苗を選びましょう。

 

これらのポイントを全ておさえたハーブ苗は、きっと全くの初心者でも上手に育てることができ、収穫まで成功することができるでしょう。コツは、上から順に消去法で選ぶことです。まずは新芽の状態から、そして葉全体、茎で選別し、根と土で決める。

虫やいたみ、根腐れ等も見られない2つのハーブ苗。葉や茎はAがいいんだけど、根で選ぶならBの方がいい、という状況にあたるかもしれません。このように迷ったら根の状態で決めてください。つまり、このケースならBを選びます。

最初のハーブ苗で見事成功することができたら、育てるのが楽しくなること間違いなしです。そのためにも、上手にハーブ苗を選んでください。

まとめ

ハーブ初心者が上手にハーブ苗を選ぶ7つのコツ

・育てやすい植物の苗か
・葉はきれいな色をしているか
・葉はたくさんついているか
・茎はしっかりしているか
・ポットにしっかり根づいているか
・根の色は何色か
・土はこんもりしているか


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