正月飾りの飾りつけは年末年始準備の代表、欠かせないものですよね。ただ、昔ながらの正月飾りは正直古臭いし、「あまりやる気が起こらない…。」なんて方も多いのではないでしょうか。
年末年始は行事が多くて大変なうえ、おしゃれな飾りつけが多い、クリスマス後の正月の準備は、ちょっと億劫に感じる方も多いかもしれません。
でも実は、最近では正月飾りは伝統的なものから、おしゃれな和モダンなものまで、様々な種類が出てきているんです!
さらにDIYブームの流れをくんで、正月飾りを安くて簡単に手作りしちゃうなんてことも可能になってきています。
自分好みにセンスアップさせた正月飾りで新年を迎えられるなら、正月の準備も楽しくなりそうですよね。そこで今回は、気分を盛り上げるおしゃれな正月飾りで、玄関を彩るアイデアをお伝えします。
正月飾りでセンスアップ!
玄関をおしゃれに彩るアイデア
そもそも正月飾りってどんなもの?
正月飾りには地域によっても様々な種類がありますが、代表的なのが「門松」「注連(しめ)飾り」「鏡餅」と呼ばれるものです。
それぞれにきちんと意味があるので、この機会に知っておくと何かと役に立ちます!
【 正月飾りの種類 】
① 門松
・ 門松とは、家の門前などに立てる松や竹などを組み合わせた正月飾りで、松は「祀る」という意味合いがあり、新年に家々に訪れる年神をお迎えするための依り代として飾られたのが始まりです。
② 注連(しめ)飾り
・ 注連飾りとは、注連縄を使った正月飾りのことで、地域によって紙垂(しで)やエビの頭、橙の葉などの装飾をくわえることもあります。
門松と同じ依り代としての役割のほか、禍を祓うための結界として、玄関やその他の清めたい場所に飾られます。
③ 鏡餅
・ 鏡餅は年神の依り代であり、同時にお供え物でもあります。
平たい円形の餅は「鏡」、餅の上に乗せる橙は「勾玉」、地域によって一緒に供えられることのある串柿は「剣」と、それぞれ三種の神器を模しているのです。
家の中で最も神聖な場所に置くものとされているので、床の間か神棚、どちらもない場合は、玄関から最も遠い清潔なスペースが適しています。
アイデアその1☆門松風アレンジメント
門松と聞くと、田舎の門前にどっしりと置かれた渋いものを思い浮かべる方が多いです。
ただ、道路に面した狭小住宅やマンション住まいが増えた現代では、スペース的な問題があって「飾りたくても飾れない…。」というのが本音ですよね。
だからと言って、何もしないのも何だか玄関先がもの寂しい…。そんなときには、コンパクトな門松風アレンジメントはいかがでしょうか♪
【 正月飾りアイデア☆門松 】
☆ 材料 ☆
・ オアシス
・ 松
・ 竹(高さ30~40cm程度)
・ ツバキ
・ ボケやユリなど、お好みの切り花…などなど。
★ 作り方 ★
・ オアシスに材料をバランスよくさしていくだけ!
余裕があれば100均などで売っている水引などを加えてみると、より正月らしさが出せちゃいます。
お好みの植木鉢や花器に飾れば、コンパクトな門松風アレンジメントの完成です。マンションの玄関口にも飾れるサイズ感なので、ご近所へ気兼ねせず正月を迎えられます。
アイデアその2☆クリスマスリースから注連飾りへ
正月飾りが面倒になってしまう原因の1つが、クリスマスとの間隔が短いことではないでしょうか。
「クリスマスのために用意した飾りは、雰囲気が違うから正月には使えないし、新しく準備しなきゃ…。」と思うと、億劫になってしまいますよね。
そこでおすすめなのが、クリスマス飾りに使った材料をそのまま転用する注連飾りです。
【 正月飾りアイデア☆注連飾り 】
☆ 材料 ☆
・ 使用済みのクリスマスリース
・ 注連縄
・ お好みのグリーン
・ 造花…など
クリスマスリース以外の材料は、100均で簡単にそろえることができてしまう内容なので、プチプラで用意できちゃうのも嬉しいポイントです。
★ 作り方 ★
① 既存の注連縄や注連飾りから、不要な飾りを取りのぞきます。
② クリスマスリースに使った、ヒイラギや松ぼっくりを飾り付けてください。
…これだけで、あっという間に洋風にも和風にも合う、おしゃれな注連飾りが完成します。
お好みで、プリザーブドフラワーや100均で購入できる、グリーンやバラなどの造花を足せば、正月らしい華やかさも演出できておすすめです。
花の種類を門松アレンジメントに使ったものと合わせてみると、玄関全体に統一感が出て、よりおしゃれに決まります。
アイデアその3☆手作り餅花
正月飾りは、最初にお伝えした伝統的な3種類だけではありません!
【 正月飾りアイデア☆餅花(もちばな) 】
★ 例えば、ヤナギやエノキなどの枝に紅白の団子を刺した飾りである「餅花(もちばな)」のアイデアです。
・ お好みの枝やワイヤーと、100均で購入できる紙粘土があれば、簡単に手作りできちゃいます。
【 餅花(もちばな)アレンジ 】
① 淡いピンクと白の粘土を使って可愛らしい雰囲気になります。
・ 他の正月飾りにも、ピンクの桃やバラなどの花を使ってみたり、注連縄を白やピンク絵、ラベンダー色にしてみると、ふんわりとした色調で統一感が出て素敵です。
② また、濃い目の赤と白で紅白感を出したい時には、粘土を刺す枝や、ワイヤーは金色の塗装をしてみると、きりりと引き締まった雰囲気が出ます。
この場合、他の正月飾りにも赤いツバキや水引を加えて雰囲気を合わせてみるのもいいですし、逆に色調を控え目にしたグリーン系の飾りで統一して、餅花を引き立ててみるのもおしゃれです。
餅花はこのようにアレンジが利く上、花瓶やコップがあれば簡単に飾れるところもポイント、玄関内のスペースに合わせて、サイズ感も調整してみてください。
いかがでしたでしょうか、古臭い風習だと感じていた正月飾りも、ちょっと見方を変えてみるだけで、こんなにおしゃれで楽しいものになるのです。
正月飾りはお店で購入しようとすると、いいお値段がしてしまいますが、最近では100均やDIY関連のショップでも、プチプラな正月飾りから手作り用の材料まで、様々な種類が揃えられるようになりました。
「正月飾りはこうじゃなくちゃ!」という固定概念に縛られて、面倒に感じていた方も、今年は今回お伝えしたアイデアをヒントに、ぜひ手作りに挑戦してみてください。
子どもと楽しむのも良いですし、キレイに仕上がったら、手作り販売サイトに投稿してみるのも、良いかもしれません。
自分のセンスを詰め込んだ正月飾りで玄関を飾れば、新年を迎えるのが楽しみになるはずです♪
まとめ
正月飾りのおしゃれアイデア
・門松風アレンジメントを取り入れてみる
・クリスマス飾りを流用してみる
・餅花を手作りしてみる
・全体の色調のバランスを見る