ラベンダーオイルは、多くのアロマの香りのなかでも、昔から親しまれ、知っている方々も多いですよね。可愛らしい紫色のラベンダーの花は、見た目にも美しく観光客にも人気!
その花々のなかでも、特に香り高い品種を原料に使ったラベンダーオイル。誰もが心地よく感じる香りで、多くの種類があるアロマオイルのなかでも、とても人気のあるのが、ラベンダーオイルなのです。
ロマンチックな紫色の花畑を連想させてくれるラベンダーオイルの香りには、ひとの心やからだに働きかけてくれる嬉しい作用がたくさんあります。そんなラベンダーオイル、ぜひ使いこなしたいもの。
ただ、「ラベンダーオイルって、そもそもどう使うんだろう…。」とか、「どんな作用があるのかわからない!」などの感想も多いですよね。そこで今回は、ラベンダーオイルの魅力と、暮らしの中で役立つ使い方を、詳しくお伝えします。
ラベンダーオイルの魅力☆
暮らしに役立つ取り入れ方
ラベンダーオイルとは
シソ科の植物・ラベンダーには多くの種類があり、ラベンダーオイルに使われている品種によって、成分や作用に多少の違いがあります。その中でも代表的なのが、ラベンダー・アングスティフォリアと呼ばれる品種から作られたラベンダーオイル!「真正ラベンダー」と呼ばれています。
【 真正ラベンダーオイル! 】
★ 花の先端と葉から天然のエッセンスを抽出して作られた、このラベンダーオイル。
・ さわやかで甘い香りは多くの人に好まれるので、アロマオイルの初めの1本としても人気です。
ラベンダーオイルの香りには鎮静作用があり、心身のリラックスに最適!肌トラブルなどにも利用できる万能オイルとして知られ、アロマテラピー関連ショップなどで購入することが出来ます。
鎮静作用で安眠に役立つ
鎮静作用に優れたラベンダーオイルは、自律神経のバランスを整えてくれる作用があり、不眠の改善に役立ちます。
【 ラベンダーオイルの使い方 】
・ ラベンダーオイル数滴をハンカチなどに染み込ませて、枕もとに置くだけ。自然に立ち上る香りが眠りに誘ってくれるのです!
・ タイマー式のアロマディフューザーなどを使って、ラベンダーオイルの香りを寝室に満たしておくと、より効果的に香りを吸入して、安眠することが出来ちゃいます!
ただし、ラベンダーオイルをはじめ、アロマオイルには引火性があるので、睡眠時の使用には火を使ったアロマポットの使用はしないことと、暖房のそばでは使わないことなど、火気には十分注意して使用してください。
認知症予防にも、ラベンダーオイル
ラベンダーオイルの香りには、嗅神経を刺激して脳に働きかける作用があることが分かっています。特定の香りを上手に使うことで認知症の予防ができるとして、数年前にはテレビの健康番組でも話題になりました。
【 認知症予防に効く、ラベンダーオイル 】
★ これは昼と夜に各2時間程度、特定の香りを嗅いで嗅神経に刺激を与えるという方法。
・ 昼に効果的な香りとしてローズマリーとレモンのブレンド。
・ 夜に嗅ぐ香りとしてラベンダーオイル(真正ラベンダー)と、オレンジスイートのブレンドが挙げられています。
若いうちからでも、嗅いでいると認知症予防に効果的と言われていますし、何よりラベンダーオイルとオレンジスイートオイルをブレンドした香りは、甘くさわやかで心地のいい香り。アロマペンダントなどに入れて持ち歩くのもおすすめです。
ラベンダーオイルをエアフレッシュに
虫よけや消臭効果もあるラベンダーオイルを使って、エアフレッシュナーを手作りしてみるのも便利です。心を落ち着けてくれる香りで、居心地のいいお部屋づくりにお役立ち!
【 ラベンダーオイルのエアフレッシュ! 】
★ 遮光性のスプレー容器に、
・ 無水エタノール5ml
・ 精製水45ml
・ ラベンダーオイル10滴…を入れて良く振り混ぜるだけ!
来客のある前やリラックスしたいときなどに、空気中にスプレーすると部屋いっぱいに良い香りが広がります。
手作りスキンケア用品に
肌の再生作用に優れていると言われるラベンダーオイルを使った保湿クリームは、乾燥肌や肌荒れに悩むひとにおすすめ!
【 ラベンダーオイルの保湿クリーム! 】
・ ラベンダーオイル2滴
・ ミツロウ大さじ2杯
・ カレンデュラオイル25ml
・ シアバター2g
・ クリーム用の容器…を用意します。
< 作り方 >
① カレンデュラオイルとミツロウを耐熱カップやビーカーなどの容器に入れ、湯せんにかけてミツロウを溶かします。
② 湯せんから外してシアバターを加えてよく混ぜて溶かし、容器に注ぎます。最後にラベンダーオイルを入れ軽く混ぜて完成。
冷めると自然に固まりクリーム状になるので、顔や手のスキンケアにどうぞ!冷蔵庫で保存して2~3週間で使い切ります。カレンデュラオイル10mlにラベンダーオイル2滴を混ぜるだけでも、マッサージオイルとして使えます。
アロマオイルは原液では肌に付けないようにし、必ず1~2%に希釈して使わなければなりません。
ラベンダーオイルの使い方について、お伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。お伝えした以外にも暮らしに役立つ使い方がたくさんあるラベンダーオイルですが、取り扱いにはいくつか注意があります。
まず、引火性があるので火気に注意すること、原液のまま肌に付けないこと、飲まないことなどです。小さなお子さんやペットが口に入れてしまうと危険なので、保管場所にも注意してください。選ぶときには100%天然原料のオイル!
目に見えない香りにも実は多くの作用や効果があり、ラベンダーオイルをはじめアロマオイルは、薬を使わない自然療法のひとつ、芳香療法に役立てられてきました。
からだや心に良いものを暮らしに上手に取り入れていくことが、健康でキレイになれる秘訣にもなります。どれも簡単に出来る方法なので、ぜひ試しちゃいましょう!
まとめ
ラベンダーオイルの取り入れ方
・おすすめは「真正ラベンダー」オイル
・自律神経のバランスを整えてくれる
・昼と夜に香りを嗅いで認知症を予防する
・虫よけや消臭効果もあるラベンダーオイル
・ラベンダーオイルは、肌の再生作用に優れている