意外とカンタン◎食用セージの育て方


肉料理の臭み消しや、イタリア料理のアクセントにも使われる、セージの育て方をマスターして、家庭菜園で気軽に栽培出来たら素敵ですよね。

「セージって、どういう風に育つのか想像できない…」とイメージされるかもしれません。しかし、正しい育て方さえ覚えてしまえば、手間もかからず楽しめますし、乾燥や寒さにも強い性質があり、育てやすい為、家庭菜園初心者の方にもおススメなハーブなのです!

親しい友人を招いて、料理のアクセントに使えば、「これ、うちで採れたセージなんだ~♪」と自慢出来ちゃいますね。

今回はご自宅の家庭菜園で簡単に出来る、セージの育て方をお伝えします。爽やかなハーブが好きな方や、ガーデニングに興味がある方も、ぜひチェックしてみてください。

元気な苗を選び、大きめの植木鉢に植えよう

セージの特徴と言えば、あの爽やかな風味ですよね。自宅でセージを育てれば、お料理のアクセントとして使え、オシャレに楽しむ事が出来ます。

セージには多種多様な種類があり、食用としては、料理に頻繁に使われる「コモンセージ」や、葉に斑点模様が付く「ゴールデンセージ」などがあります。

特にコモンセージは寒さや乾燥に強く、丈夫な性質の為、初めてセージを育てる方や、家庭菜園初心者の方にもおススメです。それではまず、セージの栽培において必要な物を準備しましょう。

・セージの苗

・植木鉢

・底石

・培養土

セージを自宅で育てるポイントは、良い状態の苗を選ぶ事です。苗の方が、種から育てるよりも簡単ですし、ホームセンターなどで気軽に手に入ります。購入する際は下の葉が枯れたり、黄ばんでいない事を確認しましょう。

セージは、根を広く張る為、自宅で栽培する際は、大きめの植木鉢を用意しましょう。底石は、鉢の底に敷く事で水はけを良くしてくれますので、セージを育てる際はぜひ使用してください。

 

高温多湿を避け、土が乾燥した際に水を与えよう

セージの苗は、4月から5月、または10月から11月に植えましょう。セージの育て方は以下の通りです。

1. 植木鉢に鉢底石を入れる。

2. 培養土を入れ、中央に植え穴を掘る。

3. 苗を植え穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえるようにして植える。

4. 植木鉢の底から流れ出るくらいに、たっぷりと水を与える。

セージは、寒さには耐性があるものの、高温多湿の場所を嫌います。梅雨のジメジメとした季節には、混みあった部分の枝を切り除いて、風通しを良くしてあげましょう。また、夏に日差しの強い所に置いてしまうと、枯れてしまう可能性がありますので、植木鉢は屋根の下で、風通しの良い場所に置いてください。

セージは、頻繁に水やりをしなくて良い点もポイントです。初めは水をたっぷりと与えますが、数日後、根が張って安定してからは、「土が乾燥してきたな」と感じた時に与えるくらいのペースで問題ありません。

 

収穫後は冷蔵するか、乾燥させて保存しよう

セージの草丈が30㎝以上になり、葉が茂ったら、いよいよ収穫が出来ます。 収穫は剪定も兼ねていますので、若い葉を選んで摘み取る事によって、より養分が行き届き、セージが長持ちします。

収穫後は、濡らしたペーパータオルで包み、ジップロックなどの密閉出来る袋に入れて冷蔵しましょう。野菜室に入れておくと、3~4日ほど保存する事が出来ますので、おススメですよ。

もうひとつの保存方法として、乾燥させる場合は、摘み取った葉を洗い、ザルなどにペーパータオルを敷いた上に広げ、風通しの良い場所で乾燥させましょう。完全に乾燥した後は、ビンや袋などに入れ、直射日光を避けて保存してください。

 

普段からこまめに状態をチェックし、害虫被害に気を付けよう

セージは基本的には丈夫な性質ですが、湿気が多くなる梅雨の時期は要注意で、土が多湿になるとセンチュウやダニなどの害虫から被害を受けやすくなります。

害虫被害を受けてしまうと、葉が枯れたり、根腐れを起こしてしまいますので、もし被害にあった場合は、その部分を取り除くか、土を消毒しましょう。

食用として育てたい方にとって、害虫の被害に遭ってしまう事は避けたいですよね。普段からこまめにチェックする事が大切ですので、水分や日当たりのバランス、風通しに気を配り、害虫被害を予防していくよう心掛けましょう。

 

さて、今回は、ご自宅の家庭菜園で簡単に出来る、セージの育て方について、お伝えしました。

あの爽やかな香りと、綺麗なグリーンが魅力的なセージを自分で栽培して、料理に使う事が出来るなんて、素敵ですよね。セージは寒さにも強く丈夫な性質ですので、今までハーブを育てた事が無いという方や、家庭菜園初心者の方にもおススメです。

セージの育て方で、大切な事は、大きめの植木鉢を使い、高温多湿にならない場所で育てる事です。そして、乾燥しないよう適度に水を与え、害虫被害を予防する事も、セージの育て方において重要なポイントです。

こまめに様子を見て、管理をする習慣がつけば、きっとセージにも愛着が湧き、収穫が楽しみになりますよね。今回の記事で取り上げたセージの育て方を実践して、ぜひあなたも家庭菜園にチャレンジしてみましょう!

【まとめ】

食用セージを育てる際のポイント

・元気な苗を選び、大きめの植木鉢に植えよう
・高温多湿を避け、土が乾燥した際に水を与えよう
・収穫後は冷蔵するか、乾燥させて保存しよう
・普段からこまめに状態をチェックし、害虫被害に気を付けよう


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