ハーブ育て方の基本☆家庭菜園でも上手くいくコツを伝授!

ハーブを少し摘み取り、肉料理に香りづけにしたり、ピクルスに使ったり。紅茶に少し落としたり、そんな素敵な生活をしてみませんか?

はじめての方は、ハーブを苗から育てることをおすすめします。ハーブを種から撒いて苗を育てようとすると、発芽まで日数と手間がかかってしまうばかりではなく、せっかく種を撒いて毎日水をやったのにぜんぜん芽が出てこない、という経験をお持ちの方もいると思います。それは少し残念なことです。

ある程度成長したハーブはそれほど手間がかからないからです。放っておいても育つような雑草並みに強いハーブが多いくらいで、この生命力の強さがハーブティーや料理に使った時、私たちの健康に役立っているのです。特徴を理解して楽しく育ててみましょう。ハーブ育て方の基本☆家庭菜園でも上手くいくコツを伝授します。

 

ハーブ育て方の基本☆
家庭菜園でも上手くいくコツを伝授!

 

栄養の偏りのない土を選びましょう

まずは土選びでしょう。プランターおすすめ配合割合鉢やプランターに植える場合は、鉢底の穴を大きめの石かネットでふさぎ、大粒の赤玉土を下に入れ、上には赤玉土4、腐葉土3、バーミキュライト2、ピートモス1を混ぜて使います。

初心者は市販のブレンド済みの「ハーブの土」がおすすめです。あらかじめハーブが好む最適phになっています。けれど、ハーブは基本的に丈夫です。むしろ水や栄養の与えすぎでハーブ作りに失敗してしまうケースが多いので、水を与えすぎず、また栄養過多にならないよう気をつけましょう。

 

苗が多すぎると、成長を阻害します

新芽種子をまいて1~2週間すると、早いものでは芽が出てくるのですが、苗が多すぎるとかえって成長を阻害してしまうので、双葉になったころに1回目の間引きを行いましょう。

間引いたハーブは香りにもよりますが、シソやバジルはスプラウトとしてサラダに使うことが出来ます、少し加えるだけでハーブの香りたっぷりのサラダの出来上がりです。苗から育てるときには間隔は30センチほどあけましょう。ポットから取り出し、すこし根をほぐしてからプランターや庭に移し替えます、移したあと水をたっぷり与えます。

 

肥料の与えすぎに注意しましょう

ハーブは野生に近いものが多いため、肥料は控えめのほうがよいと言われています。庭で育てるときには肥料がなくても十分育つものが多いです。しかし根は深くなるので、植えるときに十分に土を起こしておく必要があります。プランターなどで育てる場合は、どこまでも根を伸ばして養分を吸収するというわけにもいかないので、適宜肥料を与えたほうがよいです。

葉や茎の色が薄くなったり、害虫や病気に対する抵抗力が弱くなったら肥料不足のサイン。逆に、葉が焼けるような色になったり夏期に成長が止まるなどしたら肥料過剰のサイン。ハーブの様子はなるべくこまめにチェックしてあげることが大切です。ここも、元肥追肥ともに初心者は市販のものを使うのがおススメです。

 

水やりの量に気を付けましょう

水やりの量は、ハーブの種類や大きさ、土、容器、季節によってその都度変わりますし、特にハーブは、極端に多湿を嫌うものもあるので十分な注意が必要です。水やりのタイミングは、土の表面が白っぽく乾いてきたころ。乾くことで空気を取り入れることができるので好都合です。乾くまで水を与えない分、与えるときは鉢の緑と土の間が水でいっぱいになるくらいにたっぷりと与えます。

葉や花に水がかからないように注意し、土に流し込むように与えます。根腐れを防ぐために鉢皿に水をためてはいけません。家を空ける時はウォーターキーパーなど自動給水用具を使うとよいでしょう。庭での植え付けには水やりはほぼ不要です、夏のみでよいでしょう。

 

ハーブは病害虫対策をしましょう

早期発見と早期駆除が肝要です。アブラムシ、ナメクジ、カタツムリ、ハダニがハーブに付きやすいので気を付けてみておきます。害虫対策の基本は、早期発見。卵や幼虫のうちに退治すれば被害も抑えられます。

アブラムシは葉裏や新芽に発生します。見つけたらすぐに歯ブラシでこすって駆除し、ひどいときは枝ごと切り捨てます。アブラムシはきらきらと光るものを嫌いますので、シルバーマルチやアブラムシ除けの銀色テープで予防します。ナメクジ・カタツムリは葉や新芽、蕾を食いつぶします。

退治には、空き缶にビールを少しだけ注いだものを置いておきましょう、根元においておくと、中で溺れ死にます。ハダニは水分を嫌うので、葉裏を霧吹きなどできれいに洗い流しましょう。

 

冬越しの準備をしましょう

ハーブの多くは一年間のうちに発芽・開花して種を残すと枯れてしまう一年草ですが、ミント、レモンバーム、オレガノ、フェンネル、ベルガモットなどは一度植えれば数年は生き続けます。これらのハーブは多年草または宿根草と呼ばれ、冬の間でも緑の葉が残っているものと、冬には地上部が枯れてしまうものがありますが、越冬するハーブは冬越し対策をします。

関東地方程度の寒さでしたら、セージやオレガノ、ミントなどは特に防寒しなくても越冬することができます。鉢で育てているようでしたら、室内のよく日が当たる窓辺などに取り込んでおきます。

 

思いきり収穫を楽しみましょう

摘心を行うと脇芽が伸びてきてもう一度収穫できるようになるうえ、刈ることで上部だけでなく左右にも枝葉が広がるようになるので、収穫量が倍増します。刈り取ることで風通しが良くなり、虫や病気にかかりにくくなる効果もあります。

コモンマローやナスタチウムなど花を利用するハーブも取り過ぎを気にせず利用します。。バジル、アニスヒソップ、オレガノ、キャラウェイ、コリアンダーシソ、カモミール、フェンネルなどは、種が取れます、花がらはそのままにしておき、種を実らせます。種が熟したら茎ごと刈り取って、風通しのよい場所で乾燥させ、完全に乾いたら種を取り出して湿気を避けて保存します。

 

いかがでしたか。ハーブははじめての人ほど簡単に育てられます、苗から育てると簡単ですし、半日程度日が当たれば、ほとんどのハーブは育てられます。

乾燥気味にした方がうまく育つので、水やりは楽ですし、やせた土地で自生するほど丈夫なので、肥料はあまり必要ありません。土の酸性度が強いとよく育たないので、石灰を中和する必要がありますが、あまり過保護にしなくて良いので、家庭菜園向きです。

虫のつかないハイドロカルチャーでの栽培が可能な品種もあるので、日の当たる屋内で育てながら、ちょっとした時に摘んでは楽しむ暮らしも良いですよね。たくさんの種類を育ててお料理にポプリに入浴剤にと楽しんで生活に取り入れてみて下さい。

 

まとめ

ハーブ育て方の基本☆家庭菜園でも上手くいくコツを伝授!

・栄養の偏りのない土を選びましょう
・苗が多すぎると、成長を阻害します
・肥料の与えすぎに注意しましょう
・水やりの量に気を付けましょう
・ハーブは病害虫対策をしましょう
・冬越しの準備をしましょう
・思いきり収穫を楽しみましょう


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