オリーブの栄養を美容に生かす美味しい食べ方


地中海原産のオリーブは、栄養満点で、健康に良さそうな印象がありますよね。オリーブオイルをはじめ、スペイン料理のおつまみや、ピザのトッピングとしても使われており、「オシャレな食材」のイメージを持っているのではないでしょうか。

実際に、オリーブの栄養には、脂肪酸の一種であるオレイン酸や、抗酸化作用があるビタミンE、そして髪や肌を美しく保つ効果があるβカロテンといった、美容に良いものが多く含まれています。近年ではその万能な効果が注目され、お店やお家で食べる機会も増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、オリーブの栄養にクローズアップし、健康に良い成分を美容に生かす為の、美味しい食べ方をお伝えします。グリーンオリーブと、ブラックオリーブの違いについても取り上げていきますので、ぜひご覧ください。

 

グリーンオリーブはオイル、ブラックオリーブは実ごと食べる事が適している

オリーブには、グリーンオリーブと、ブラックオリーブがありますよね。実は、収穫時期が異なっている為、味や向いている食べ方に違いがあるのです!まずはこの2つの違いについて、お伝えします。

グリーンオリーブは、夏に収穫されたもので、熟成しきっていないうちに収穫する為、塩味が強く、香りは爽やかな点が特徴です。ブラックオリーブは、グリーンオリーブを熟成させ、2月から3月の時期に収穫したもので、香りや味のクセはありません。

この点から、グリーンオリーブはオリーブオイルに、ブラックオリーブはピザのトッピングや、おつまみに使う事で、美味しく食べる事が出来るでしょう。

 

ピザやパスタなどにオリーブオイルをつけ、オレイン酸を摂り入れる事が出来る

美容に良いオリーブの栄養として、まず注目すべき点が、オレイン酸です。オレイン酸は、脂肪酸の一種で、血中コレステロールをコントロールする役割を担っていますので、身体を健康的に維持し、動脈硬化の予防や、便秘解消効果にも繋がるとされています。

オリーブの栄養で便秘解消の効果が感じられれば、ダイエットや美肌作りのサポートにもなりますので、嬉しいですよね。オリーブオイルにする事によって、この脂肪酸を多く摂る事が出来ますので、パンやピザ、パスタなどにオリーブオイルをつけて食べると、美味しく栄養を摂る事が出来るでしょう。

 

オリーブには、抗酸化作用があるビタミンEも豊富に含まれている

オリーブの栄養として、ビタミンEが豊富な点も見逃せません!ビタミンEは、「若返りのビタミン」という別称があるほど、美容効果が期待できるビタミンの一種で、抗酸化作用の役割を担っています。

身体の老化を防ぐ事によって、しわやたるみを防止したり、コラーゲンの生成をサポートする事で若々しい肌をキープする事が出来るでしょう。さらにビタミンEには、血管を広げる力も備わっていますので、血液循環をスムーズにする事で、生活習慣病の予防にも一役買ってくれるのです!

 

他の食材と食べ合わせる事で、実の塩気を抑え、美味しく栄養を摂り入れる事が出来る

オリーブに含まれている栄養には、βカロテンもあります。このβカロテンは、体内でビタミンAに変わる成分で、視力の維持や、肌つやを良くする働きがあるとされています。健康的で美しい身体を作りたい方にとって、ピッタリの栄養素ですよね。

このβカロテンを美味しく摂り入れる方法としておススメな食べ方は、オリーブをサラダに混ぜて食べる事です。そのままだと少ししょっぱいブラックオリーブでも、美白効果があるとされているトマトや、豆、玉ねぎなどと合わせる事で、さっぱりとした味わいを楽しむ事が出来ます。

さらに、このサラダにオリーブオイルをかけたり、レモン汁を加える事で、地中海風のオシャレな一品に早変わりしますので、ぜひ試してみてください。

 

オリーブオイルは、実よりカロリーは高いが、ビタミンKを含んでいる

オリーブの栄養を美容に生かす際には、ブラックオリーブをそのまま食べたり、オリーブオイルを他の料理にかけるなどの方法があります。ここで注目すべき点が、調理法によるカロリーや栄養素の違いです。

そのままの状態で食べるブラックオリーブは、100gあたり118カロリーであるのに対し、オリーブオイルのカロリーは、100gで921カロリーとなっています。同じ原料でも、オイル状態になると、かなりカロリーが増えるのです。

オリーブオイルの使いすぎは、高カロリー摂取に繋がる要因にはなるものの、オイルにする事で、ビタミンKを摂る事も出来るようになります。それぞれにメリットがありますので、理想的な食べ方は、実のまま食べたり、オイルを使ったりと、2種類のオリーブをバランスよく使う事だと言えるでしょう。

 

今回は、オリーブの栄養にクローズアップし、健康に良い成分を美容に生かす為の、美味しい食べ方をお伝えしました。黒い物と緑の物があるオリーブは、同じ木でありながら、収穫のタイミングが異なる為、味の特徴や、調理法に違いがあります。

例えば、肌つやを良くする作用があるβカロテンを生かす為に、ブラックオリーブをそのまま食べるのであれば、トマトや豆などど合わせ、サラダにして実ごと食べる事によって、塩気を抑え、オリーブの栄養を美味しく摂り入れる事が出来ます。

オリーブは摂り入れたい栄養に合わせて、食べ方を工夫する事がとても大切なポイントとなります。今回の記事を読み、オリーブの栄養を積極的に摂り入れたいと感じたら、ぜひ活用法のレシピについても、詳しく調べてみましょう。


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