野菜の育て方が簡単なら、家計の節約にもなって、「ぜひ家庭菜園に挑戦したい!」と思いますよね。野菜の育て方と言っても、基本さえ理解できれば、意外と簡単なのです。
ジャガイモ、大根、なす、ピーマン、トマトにほうれん草などなど…。たくさんの野菜がベランダなどの狭いスペースなどでも育てられています。最近は野菜の値段が高くなり、プランター菜園が増えているのです!
そんなご家庭では「子供が野菜を食べるようになった!」という意外なサプライズがたくさん!子供が水やりをすることが多いのも、理由のひとつ。
自分で手間をかけ、愛情を込めて育て、収穫した野菜の味は、格段に美味い!と感じるのは、大人も子供も変わらないのかもしれません。家計の節約にもなり、家族で楽しめ、子どもの食育にもなれば、一石二鳥ですよね。
そこで今回は、園芸などの経験も無い方に、最も基本的な部分まで分かりやすくお伝えします。意外に簡単だと気付くはずです!
野菜の育て方をイチから覚える☆
初心者の第一歩
野菜の育て方【定植編】
道具はホームセンターで確認したり、キットも販売されているので、ここではまず、苗をプランターや畑に定植する方法からお伝えします。
そこで必要なのが土作り!初心者ならば、プランターではあれこれ買うより、「野菜用の土」がおすすめです。ただし100円ショップの土よりは、ホームセンターで調達がベターです。
【 野菜の育て方:定植開始 】
① 苗ポットに水やりを行う
・ 植え替え前に、野菜など植物は根っこが乾燥することを嫌うので、水をあげておくろ安心。
また、傷つくことに弱い種類も…。そんな種類のためにも、苗ポットに水をやって置くことは、土崩れの予防になるのです!
② 鉢底石を敷く
・ プランターの下に敷くことで土の水分環境を整える底石。プランターの底が見えなくなる程度に入れるのがコツ!
③ 土
・ ホームセンターで売っている野菜用の土を入れますが、このとき、一度に全部を入れずに、プランターの三分の一程度に土を敷いてください。
④ 水と苗の準備
・ プランターに敷いた土に、水を十分に含ませてください。野菜の種類にもよりますが、苗を30~40㎝程の間隔を開けポットから外して置いていきます。
このとき、ポットから外したままの形が崩れないように注意!水やりで、水の流れを防ぐため、プランター縁より3~4㎝程度低めに土を敷いていくのもポイントです。
⑤ 苗を埋めていく
・ 苗を慎重に置いたら周囲に土を置いていきます。
置いた土を叩いて固めてはダメ!苗の根茎が隠れるまで土を置いたら、軽く定着させるように押すのがコツdすが、ギューギュー押さずに優しくです。
⑥ 水を与える
・ 最後に、水をたっぷりと与えて完了!ただし、水が溢れるほどではありません。
土が丁度良く湿り、プランター底から水がチョロチョロ―と流れてくれば、プランター底まで水が行き届いた合図。あとは、日当たりがよく風通しの良い場所へ設置すれば、ひと段落です。
畑で育てている場合、土には堆肥と石灰を撒いてかき混ぜて、土はふんわりとつぶさないことを心がけて扱っても大丈夫。本格的ではありませんが、十分育ちます。畑は耕すのが大変なので、筋肉痛にはご用心!
野菜の育て方【観察編】
野菜は植えてからも毎日観察が必要!畑とプランターの唯一の違いは、畑は雑草との戦いに追われることかもしれません。プランターは雑草に悩まされることはほとんどないのです。
どこかから種子が飛んできたなら別ですが、そうある話では無いので、ご安心ください。観察するポイントは3つです。
【 野菜の育て方:観察ポイント 】
★ 葉の様子
・ 色、形、張り、つやを見ていきます。
葉が黄色に変色していないか、ぱさぱさしていないか、しなびてきていないかなど葉に張りがあるかを確認!水やりの量や、病気の有無、肥料の加減はここでわかってきます。
★ 虫の有無
・ 虫好きする野菜なら、ネットを張るなどの予防対策をしておくのが安心!
ただ、ネットを張っている場合でも、一日一回水やりの時にでも気にするなど、防虫対策は万全にするに越したことはありません。
★ 土の状態
・ 土にカビが生える場合が!白くなっていたらその証拠です。また、土の表面にヒビが入っている場合は極度に乾燥しているので、すぐに水を与える必要があります。
土の表面は少しサラサラでも、中が湿っていれば水やりはあまり必要が無いことも…。確認は「指で触って確かめる」が鉄則です。
野菜の育て方【水やり編】
野菜もそうですが、園芸でも水やりはタイミングが大切!水やりの注意点は以下の通りです。
【 野菜の育て方:水やりの注意点 】
★ 水やりは早朝、又は夕刻に行う
・ 水やりは基本、早朝に1回行います。ただし、真夏の暑さで土が明らかに乾燥しているとわかったら、夕方にも水を与えるのが基本です。
★ 水やりのタイミングは守る
・ 朝に水やりを忘れたからと言って、日が高くなってからの水やりは、土の中で水が温まり、お湯になってしまいます!
お湯になってしまうと、植物の根を傷める原因にもなるので、控えるのが得策。夕方まで待ってから、水を与えるのが正解です。
いかがでしたでしょうか、昔は畑が無ければできなかった野菜作りも、今ではプランターのサイズも豊富。大根や白菜・ネギなどの、本格的な野菜作りも、手軽に始めることができるようになりました。
そうなると、難易度は通常の野菜よりも高くはなりますが、夏の野菜が終わってから食卓を助けてくれる野菜たちなので、いずれは挑戦したいもの。
ただし、はじめての野菜の育て方のコツは、やはり育てやすい野菜選び。育てやすい野菜の育て方になれてから、徐々に種類を増やしたり、変わった野菜を見つけてはいかがでしょうか。
基本の野菜の育て方をマスターすると、珍しい野菜も試しに育ててみたり、自分なりの工夫も自然と生まれてきます。
マイペースにおおらかな気持ちで、「失敗しても仕方ないか。」ぐらいのスタンスを持ちながら、野菜の育て方を楽しんじゃいましょう!
まとめ
初めて挑戦する、野菜づくりの基本とは
・初めてなら市販の土を利用すると安心
・土の下の底石は、通気性排水性のために必須
・プランターの縁から、少しスペースを空けて土入れ
・葉の様子は毎日観察する
・虫が出やすい野菜なら防虫ネット&毎日の観察!
・土は手で触って乾燥を確認する
・水やりは早朝と夕刻のタイミングを守る