ハーブの種類と効能☆穏やかに暮らす7つのブレンドティー

ハーブの種類は専門の民間資格が多数あるほど、実に豊富。特にブレンドティーは、最近特に様々なものが出回るようになりました。いろいろな効能書きに目を通していると、あれもいいな、これもいいなと気になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、ブレンドされた状態で販売されていると、実際はどのハーブの種類がどんな効果をもたらすのか、なかなかわかりづらいものでもあります。

ここではシンプルでも飲みやすく効果のあるハーブの種類を使った、7つのブレンドティーをお伝えします。ハーブティーは心を落ち着かせるハーブの種類を使ったもが多いですが、様々な心の状態に対応できるように、最適なブレンドを考えてみました。

それぞれのハーブの種類の役目も簡単に説明しています。慣れてきたらぜひオリジナルのブレンドティーにもチャレンジしてみてください。

 

ハーブの種類と効能☆
穏やかに暮らす7つのブレンドティー

 

疲労時の栄養補給に最適なハーブの種類をブレンド

【 ローズバッド+ローズヒップ+ハイビスカス 】

・ ローズヒップとハイビスカスのコンビは、飲みやすい上にビタミンなどの栄養もしっかり摂れるとあって、女性には特におすすめのブレンドです。

このコンビにローズバッド(ローズのつぼみ)をプラスしてやさしい香りを加えたお茶は、心身ともぐったり疲れた時に栄養と穏やかな気持ちを与えてくれます。

それぞれのハーブの種類の説明と効果は以下の通りです。

★ ローズバッド

・ 優雅なふんわりとしたバラの香りがし、クセがなく飲みやすいハーブの種類。心身をリラックスさせ、気分を明るく幸福な状態に導く。

★ ローズヒップ

・ ローズの花が咲いた後につく果実のこと。お茶に用いられるのは「ドッグローズ(イヌバラ)」と呼ばれる品種や日本原産の「ハマナス」の果実で、ビタミンCを特に豊富に含んでいる

ローズヒップは、酸味が程よくフルーティーな風味を持っています。夏バテや疲労の回復肌荒れの改善などにも効果的な美容のハーブです。

★ ハイビスカス

花が咲いた後の、肥大した萼を乾燥させたものがお茶として用いられるハーブの種類。こちらもビタミンCの他、クエン酸やリンゴ酸を豊富に含んでいる。

酸味があり、お茶のルビーのような赤色もキレイ!新陳代謝を促し、栄養も豊富なので肉体疲労の回復などに有効ですよ。

ブレンドの割合はローズバッド:ローズヒップ:ハイビスカスを1:1:1が目安です。はちみつを入れるとさらに飲みやすく、美味しく頂けます。

 

集中力をアップするハーブの種類をブレンド

【 ローズマリー+レモングラス+オレンジピール 】

・ このブレンドはローズマリーの刺激的な香りが特徴的ですが、実際に口にするとくせがなく飲みやすいことに驚かれるかもしれません。

レモングラスとオレンジピールのフルーティーな香りでマイルドな印象になっており、集中力を出したいときにぴったりのお茶です。

それぞれのハーブの種類の説明

★ ローズマリー

目の覚めるような香りには脳の働きを活性化し、記憶力や集中力を高める作用があるハーブの種類。また心身の疲労を癒して気持ちを高揚させる効果もある。

ローズマリーを飲むと、頭がはっきりとするのも特徴的。朝が弱い方の「目覚まし」にもよく効くのでおすすめです。

★ レモングラス

わずかに酸味のあるレモンの香りのハーブの種類。眠気を覚まして気持ちをリフレッシュさせる他、胃の働きを助けて消化を促進させる作用もある。

★ オレンジピール

オレンジの果皮を乾燥させたもの。フルーティーで甘酸っぱい香りと風味で穏やかな気持ちにさせる。紅茶の茶葉とブレンドしても良く合う。

ブレンドの割合はローズマリー:レモングラス:オレンジピールを1:2:1が目安です。ローズマリーは少量でも香りが強いことを覚えておいてくださいね。

 

爽やかな明るい気持ちになるハーブの種類をブレンド

【 レモングラス+レモンバーベナ+レモンバーム 】

・ 「レモンの香り」がするハーブ3種のブレンドです。レモングラスはイネ科、レモンバーベナはクマツヅラ科、レモンバームはシソ科と、全く違う植物です。

この三種類が、全く違う植物に属しているのに香りに共通性があるのは、それぞれに含まれる「シトラール」や「シトロネラール」などの芳香成分が共通しているからです。

しかしそれぞれの風味は微妙に違い、それがお茶に深みを与えているのです。

それぞれのハーブの種類の説明

★ レモングラス

気持ちをリフレッシュし明るくさせるハーブの種類。胃の調子を整える効果もある。

★ レモンバーベナ

鎮静作用があり、神経の高ぶりや緊張を鎮めて気持ちを明るく穏やかにするハーブの種類。また、胃腸の調子を整えて消化を促進させるので、食欲のない時や食べ過ぎた時などにも効果がある。

★ レモンバーム

落ち込んだ気持ちや不安な気持ちを和らげ、前向きにさせるハーブの種類。また消化不良を改善し、胃腸の調子を整える効果もある。

ブレンドの割合はレモングラス:レモンバーベナ:レモンバームを1:1:1で合わせます。レモングラスはコクを出し、レモンバームは香りを引き立てるので、お好みで調節しても良いでしょう。

 

穏やかな眠りを誘うハーブの種類をブレンド

【 オレンジブロッサム+リンデンフラワー 】

・ 安眠のためのハーブティーはいろいろありますが、ここではオレンジブロッサム(オレンジフラワー)とリンデンフラワーのブレンドをお伝えします。

どちらも花がお茶に用いられているハーブの種類なので、新鮮で香りがとんでいないものを使いましょう。

それぞれのハーブの種類の説明

★ オレンジブロッサム

フルーティーで甘い香りが特徴的なハーブの種類。高ぶった気持ちを落ち着かせて不安やストレスを和らげる。筋肉の緊張も和らげるので、リラックスタイムにはピッタリのお茶。

★ リンデンフラワー

リンデン(セイヨウボダイジュ)の花と苞がお茶に用いられるハーブの種類。心を落ち着かせる、甘くて上品な香りのするお茶。

このリンデンフラワーの心を落ち着かせる作用は、あらゆる場面で役立ちますイライラして落ち着かない時や緊張が取れない、心配事が気になって眠れない時などに、特に効果を発揮します。

さらにリンデンフラワーは、身体を温める作用や浄化作用もあるので、風邪をひいたときにも効果的です。ブレンドの割合はオレンジブロッサム:リンデンフラワーを1:1ほどが良いでしょう。

 

心身共にリラックスできるハーブの種類をブレンド

【 マロウ+ラベンダー 】

・ このお茶は色素の青紫が美しいハーブの種類のマロウが、目もリラックスさせてくれます。その色にぴったりのラベンダーを合わせたブレンドティーは、心身共ゆったり、穏やかにさせてくれることでしょう。

それぞれのハーブの種類の説明

★ マロウ

マロウ(ウスベニアオイ)の花を乾燥させたものがお茶に用いられるハーブの種類。くせのないフローラル系の風味です。

このマロウのハーブの種類は粘膜保護作用があります。そのため、咳や気管支炎などの呼吸器系のトラブルを鎮める優れもの。なお、レモン汁を数滴落とすとお茶の色が薄いピンク色に変化してキレイですよ。

★ ラベンダー

乾燥させた花がお茶に用いられる、最も有名なハーブの種類。シャープですがすがしい香りが特徴的。精神的なストレスをほぐして気分を落ち着かせる作用がある。

ストレスによる頭痛や、神経痛などの身体の痛みも和らげる、ハーブの種類の王道ラベンダーですが、人によっては香りが強すぎて飲みづらいこともあります。そんな時には薄めに淹れて、はちみつを入れると良いですよ。

割合はマロウ:ラベンダーが4:1くらいでちょうどよくなります。ラベンダーの使用は控えめにした方が飲みやすくなるでしょう。

 

落ち込んだ心を癒すハーブの種類をブレンド

【 オレンジピール+カモミール 】

・ オレンジピールもオレンジブロッサム同様、甘くてフルーティーな香りがしますが、果皮ですのでお茶には穏やかなオレンジの風味があります。そこにリラックスをもたらすカモミールを合わせています。

オレンジピールとカモミールの組み合わせは、落ち込んだ心を癒してくれるお茶になります。気分がすぐれない時にもおすすめです。

それぞれのハーブの種類の説明

★ オレンジピール

疲れて落ち込んでいる時、不安で眠れない時などに飲用すると、心身を温めてくれる効果がある。

★ カモミール

このブレンドの場合は、フルーティーな香りの「カモミールジャーマン」のハーブの種類がおすすめ。心身をリラックスさせてくれます。

あまりハーブティーに詳しくない人々にも人気が高いカモミールは、内臓の筋肉の緊張を落ち着かせたり胃腸の調子を整える作用もあります。日頃のストレスから来る腹痛や、頭痛などにも効果が期待できます。

ブレンドの割合はオレンジピール:カモミールが1:1です。お休み前のお茶にもどうぞ。

 

やる気を出したい!時に役立つハーブの種類をブレンド

【 マテ+ペパーミント 】

・ 「マテ茶」は健康茶としても有名なので、もしかしたら既に愛飲している方もいらっしゃるかもしれませんね。栄養がとにかく豊富で活力を与えてくれるハーブの種類です。こちらにさわやかな香りと風味ペパーミントティーをプラス。

栄養豊富で活力が湧き出てくるマテとペパーミントの組み合わせは、気分がすっきりとし「やる気」が湧いてくることでしょう。

それぞれのハーブの種類の説明

★ マテ

コーヒー、茶(緑茶や紅茶を含む)と並んで「世界三大ティー」と呼ばれている。ビタミン・ミネラル・鉄分を豊富に含み「飲むサラダ」「ミラクルティー」とも呼ばれる。

マテは、心身を強くして活力を与えてくれるので、疲労回復にぴったり。腸の働きも整えてくれる作用があります。マテの葉を乾燥させた「グリーン」ローストした「ブラック」がありますが、ブラックの方が香ばしくて飲みやすいです。

★ ペパーミント

代表的なハーブティーのひとつに挙げられる。メントールの爽やかな風味があり、イライラしている時や不安でいっぱいの時に心を穏やかにしてくれる。

アイスなどあらゆるスイーツにも用いられるペパーミントは、口の中をさっぱりさせ、胃の調子を整えてくれます。食後の胃のむかつきや胃もたれがある時におすすめのハーブの種類。

ブレンドの割合はマテ:ペパーミントが3:1ほどが適量です。ペパーミントは風味が強めなので控えめにした方が飲みやすくなるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。このように、ひとつひとつのハーブの種類には、様々な香りや風味があるとともに、効能があります。単独のハーブの種類をお茶にしても良いのですが、ブレンドするとお互いを引き立て合ってよりよい効果が生まれます。

これらのハーブの種類は「ハーブの専門店」で入手することができます。いくつか基本的なハーブの種類を揃えると、日々の暮らしに役立てられます。飲むだけでなくお風呂に入れてハーバルバスなどにしても優雅です。

なお、ペパーミントやレモングラス、カモミールなどは、ドライではなくフレッシュなものを使っても楽しめるハーブの種類です。

特にシソ科のペパーミントやレモンバームなどは育てやすいハーブの種類でもあります。摘みたての葉で淹れるハーブティーはドライのハーブにはないフレッシュ感が楽しめます。ぜひ様々なハーブの種類に触れて、その効果を存分に体感してみてくださいね。

 

まとめ

ハーブ種類と効能☆穏やかに暮らす7つのブレンドティー

・「ローズバッド+ローズヒップ+ハイビスカス」で疲労時の栄養補給を
・「ローズマリー+レモングラス+オレンジピール」で集中力をアップ
・「レモングラス+レモンバーベナ+レモンバーム」で爽やかな明るい気持ちに
・「オレンジブロッサム+リンデンフラワー」で穏やかな眠りを
・「マロウ+ラベンダー」で心身共にリラックス
・「オレンジピール+カモミール」で落ち込んだ心を癒す
・「マテ+ペパーミント」でやる気を出す


連記事